いよいよ五輪を占う大事なシーズンを迎える2016-2017。
オリンピックを目指す選手たちは、このシーズンでしっかりとポイントを稼ぎ、世界ランク上位に入ることで夢の出場に近づく。
そんな中、昨日、メキシコにおいて、オリンピックのスノーボードを管轄するFIS総会が行われ、2016-2017シーズンの日程が発表された!
スノーボードの種目もアルペンやクロスなどのスピード競技など様々あるが、ここでは、多くの読者の方が興味があるフリースタイル種目、ハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエアーの日程を紹介しよう。
2016-2017 FIS WORLD CUP 日程
11月25日、26日 韓国(アルペンシア平昌リゾート) ビッグエアー
12月3日 ドイツ(メンヒェングラートバッハ) ビッグエアー
12月14日~17日 アメリカ(カッパーマウンテン) ハーフパイプ スロープスタイル
1月6日、7日 ロシア(モスクワ) ビッグエアー
1月13日、14日 スイス(クラン・モンタナ) ハーフパイプ
1月25日~27日 イタリア(セイザー・アルム) スロープスタイル
2月1日~2月5日 アメリカ(マンモスマウンテン) ハーフパイプ スロープスタイル
2月8日~11日 カナダ(ケベック・シティ) ビッグエアー スロープスタイル
2月17日、18日 韓国(普光フェニックスパーク) ハーフパイプ2
3月24日、25日 チェコ(シュピンドレルーフ・ムリーン) スロープスタイル
FIS WORLD CHAMPIONSHIP
3月7日~17日 スペイン(シエラネバダ) ハーフパイプ スロープスタイル ビッグエアー
鍵となる重要な大会
スノーボードの大会には、オリンピックを管轄するFISのワールドカップの他に、X-GamesやUS OPENなど、世界のトップ・ライダーが集結する大会がある。五輪で活躍するトップ選手は、だいたい五輪前イヤーにならないとFIS大会に出場しない傾向がある。そういった意味では、遂に来たるべき2016-17シーズンに、トップ選手が出場されることが予想される。
2016-17シーズン、中でも重要な大会を考えてみると、まずプレ五輪大会となる韓国の大会、アルペンシア平昌リゾートと普光フェニックスパークだろう。この2つの開催地で、ビッグエアーとハーフパイプが行われるのだ。
気になるのは、韓国でスロープスタイルのワールドカップがないこと。プレマッチなしにぶっつけ本番か!?
またアメリカでの2つの大会、カッパーマウンテン大会とマンモスマウンテン大会は過去の例から言って、アメリカのトップ選手、さらには日本のトップ選手が出場することが予想できる。
この2つの大会は重要で、通常、X-Gamesなどの日程もこうした重要なワールドカップの日程と重ならないようにセッティングされる。
カナダのケベックシティの大会では、メダル候補となりそうなマーク・マクモリス、マックス・パロット、セバスチャン・トータントなどカナダを代表する選手が参加するに違いない。ここでも日本勢は出場し、五輪前哨戦となりそうな気配だ。
そしてなんと言っても3月7日からイタリアで開幕する世界選手権!この大会は2年に一度しか開催されないもので、ワールドカップよりも格付けが高い大会。ここで活躍した選手が、きっと五輪でも活躍するに違いない。