2013 dmk ワタキチ北海道ツアーinルスツ

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日本が世界に誇るカリスマ・コーチの綿谷直樹さんと、これまた世界でも有名なパウダー地帯として言われる北海道。
この2つが合体すれば天下無敵の楽しいキャンプになること間違いなし!
って言いたいところだけど、初日は掟破りのガリガリ・コンディションだった。アチャー。
しかし、ここはdmkパワーで盛り返したいところ、果たしてどうなる!?

今年も行われた恒例、2013 dmk ワタキチ北海道ツアーinルスツ。
いつも楽しいレポートを届けてくれるマスミさんがその模様をご紹介してくれます。

photo:naoki wataya/masumi

一日目

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春風

「あ、暑くないか?」
集合時間は7時、もちろん早めに集合するのが大人としてのエチケットだ。
この季節のその時間ならば、指先がかじかんで息を吹きかけながら完全装備でないと、外なんて歩けないぐらいなのに。

その日の最高気温は東京でな、なんと「21℃!」4月中旬の気温ではないですか!数日前からチェックしていた滑走の地「ルスツリゾート」の天候も2/2は雨マーク。ショボン。

関東より寒いところから来たクラブ員は暑いx2を連発。富山のマユミちゃんに至っては、前部脱ぎたいとのまさかの軽犯罪発言。おまわりさ~んこの人で~ス。

今回のメンバーは15人。羽田からはマユミちゃん、カジちゃん、マーちゃん、マキネー、アンディー、ケンジ、ミックン、キッシー、エビちゃん、ユウキちゃん、ムラッチョさん、マスミ。初めて参加する人がいないのはチョット残念だけど、僕自体が久しぶりの北海道なので、久しぶりに会うクラブ員に気持ちもウキウキしますよ。

珍しくあまりバタバタせず、順調に集合。ムラッチョさん「あれ?集合場所って3番だったっけ」と指定した本人がボケをかましてくれるのは、いつものdmkクオリティーです。

嗚呼、新千歳は雨だった

フライトは順調そのもの。雲の上は当然ながらいい天気。上空からの丸い虹も拝めたし、幸先いいかなぁ~。しかしながら、高度を下げ、空港に着いた頃には雨、う~んテンション下がる~
北海道に着いても空港内部はめちゃくちゃ暑い!着いてすぐに滑れるようにとインナーなど暖かな素材を着込んでいるお陰で、スチーム効果が甚だしい!既につゆダクです。

スムーズにバスに乗り、いざルスツへ!途中きのこ村に立ち寄り、おいしいきのこ汁、てんぷらで早めの腹ごしらえも済ませます。

恋もしていないのにゲレンデが溶けている。

お昼前には無事到着。宅配してあったボードも無事到着(笑)受け取って、さあ!滑るぞ!!
ホテルのフロントで綿谷さん、トオル、さんちゃんと現地合流!久しぶりです!!

我らが綿吉先生!&カレーライダー

そう出だしからまったく名前が出てきませんでしたが、北海道のメインディッシュはこのお方。綿谷直樹様でございます。このツアー4日間でどれだけこの方をしゃぶり尽くせるか!または吸い取られるのか!?最高のコーチングを僕らに届けてくれるため、日々の仕事の合間を縫ってやってきて下さいました。

すっかり道民になってしまっているdmkライダートオルも昨年に引き続きやってきてくれました。期待してるよ!いろんな意味で(笑

早速滑り出そうと思いますが、うむ、雨でござる(笑
霧雨って感じですが、ゲレンデはガリガリだぁ!くりすぴぃぃぃぃぃぃぃ!と口から超音波が発生して、犬やらこうもりやらが寄ってきそうな感じです。しかもリフトは一本しか動いてないし。「こんな日には普通来ない」と道民’Sたち。ま、移動で疲れていることだし、無理せずね。あしたに期待しましょう。

amazing night

今夜からのホテルはサウスウイング。ゲレンデもお風呂も近くて便利です。
時間も早めなので、夜はみんなでタワーの方に移動して、バイキングに決定。
サウスからタワーにはなんと!モノレールで移動するんです!日が暮れてからグッと気温も下がってきて、明日のゲレンデが楽しみなんですが、モノレールに乗るまでが寒い!!

美味しいバイキングで皆思い思いに食事。エビちゃんのお腹の中に掃除機のように料理が吸い込まれていくのが印象的でした。

食事を終えて、少ししてから集まって一杯やろうよ!ってことでスタッフルームに召集。その間にも外は朝とはうって変わって猛吹雪!うわ~い!明日のパウパウを祈念して、かんぱ~いい!

あれ?乾杯は良いけどトオルがいないなぁ・・・・

昨年よりパワーアップ!?

悪乗り撮影会からの寝起きドッキリも敢行、お疲れのミックンごめんなさい。発案者は僕です。

神の怒りか、平城京の呪いか、夜中に大きな地震があった。やっぱ怖いなぁ。

二日目

Whiteout

朝起きて、先ずすることは、外を見る。このツアーでの決まりごと
この日のルスツのある倶知安の予報は-10℃、風と山の中という状況を加味すると-15℃ぐらいになるかも!!?とにかく重装備は必須です。。
待望の雪は一晩降り続いたが、風が強い。ゴンドラが動くか心配です。

しかしながら9時にゴンドラ運行決定!みんな日ごろの行いGOOD!早速出発だあ。

まずはEAST Mt.の頂上を目指すが、さすがの強風で超スロー運転。本気で2~30分はかかったかも。でも動かしてくれる努力はありがたいものです。

で、そこからパウダーのポイントでもあるMt.Isolaに向かうわけですが、なんと途中でユウキちゃんと一緒にはぐれちゃいました。テヘw
風と雪で少しでも遅れを取ってしまうと、まったくわからない状態。まさにWhiteout。
ユウキちゃんは前からの風と吹雪による視界不良で、緩斜面で止まってしまっているのにも関わらず、進んでいると勘違いして、必死になっていたらしい(笑
はぐれてからイゾラに向かうも、連絡リフトが不意の故障で停止!、イーストマウンテンに封印されることに!!
ま、あせってもしょうがないので、ゴンドラしたのレストランで一息入れますかと、イスに座ったところで、昨夜は帰宅したさんちゃんと再合流、そしてリフトも動き出し!なんというタイミングのよさ。まるでさんちゃんを二人で迎えに来たようです。昼前に何とか合流完了!

イーストはガリガリだけど、イゾラには結構の雪が!底付きしちゃうところもあるけど、パウダーもあります!とにかく今日は昨日の鬱憤を晴らすべくフリーランを目一杯楽しみます!

ところどころで一息入れながら、プチレッスン。ツリーのことなんて中々聞けないから、とても貴重な体験です。

ツリーの中での記念撮影。本当に中々できない体験です。
 

君の気持ちの100パーセント

さて、昨晩綿谷さん提案のゲームの発表があり「ゲレンデに携帯を忘れずに持ってきてください、テーマは明日」との通達。そのテーマとは「ムラッチョさんが『これが北海道だ!』と思って撮った写真に、自分の撮った写真が近い人」がプレゼントをゲット!
このテーマ発表後、ムラッチョさんが携帯を構えるたびに周りの鋭い眼光が・・・その光景がちょっと恐ろしいやら、面白いやら・・・

夜は居酒屋でホントに飲み会。なんだろ、スノーの話題がない、マジ飲み会。メンバーが和みすぎておもろいなぁ。

部屋に戻ってからはプレゼント祭り!ムラッチョさんからはwestbeachを筆頭にアパレル盛りだくさん!綿谷さんからはX-GAMEで青野令が実際に使用したビブス!などレアものが!必ず帰りの荷物を増やして帰らせるのがdmkです。

三日目

サンサンサン太陽がサンサン・・・

朝は晴れ間が!一晩降り続いてくれた雪のお陰でわお!もう!ぱうぱう~~~!
洞爺湖が見えた!なんてラッキーなメンバーもいて、雪+太陽の恩恵をたっぷり受け取れてました。でも太陽は恥かしがり屋さんなので、すぐに隠れてしまいました。もう、いけず!

ここでビデクリ素材を撮影開始、綿谷さんの合図で普通のターンとシュートターン。
やはり撮影!と思うと自然と力が入ってしまうわけで、中々実力が出ない!なんて思いますが、いやいや甘えてはいけません。それが実力なんですよ。必ず転んでしまう僕も含めてね(笑。

撮影の後はツリーをメインに、シチュエーションごとにレクチャーをして貰える豪華な滑走。途中ステキなマッシュで撮影会も行い、本当に雪が豊富なところに来たんだなぁと実感。

雪まみれになりながらもホテルに戻ってくると、無事戻って来れたことに少しほっとします。雪は楽しいけど、危険もある。緊張感も必要なんですよ。無鉄砲は怪我の元です。

世界で一番熱い奴

夜はビデクリもあるので思い思いの場所で夕食。北海道バイキングはカニがすげ~!それだけでお腹一杯になっちゃうよ!男子チームは中華バイキングにも突入して美味しかった!との報告もありました。

早速部屋に集まってビデオクリニックを開始。と、思いきやあれ?ビデオのリモコンがない。みんなが来る前にムラッチョさんが質問した滑りのことを解説していたら、どんどん熱くなってきて、手振りから全身を使ったハウツーに!あまり夢中になってしまい、どっかにリモコンをぶん投げてしまったみたいで、ビデクリでは本体を持ちながらの解説になりました。

やはり綿吉塾は最高。自分の事以外でも、言葉が分かり易く、あぁ~、ほぉ~の声がよく聞こえています。上級者にも「この滑りの何処が問題点なんでしょう?」なんて振ってきたりして、気が抜けません。綿谷さんも気を抜きません。言葉、体、表情全てでうまくなって欲しい!楽しんで欲しい!と思う気持ちを皆に伝えてくれます。この時ばかりは、皆が日本代表なんです。ああ、なんて体と心が満たされていく幸せな時間なんでしょう。

そして、『これが北海道だ』写真コンテストの発表会。各々ムラッチョさんの気持ちになって撮影した写真を並べて、さあ正解は!『見切れたオレとみんな』でした~。
一番近かったマキネーには綿谷さんからフォトフレームをプレゼント!

最終日

最後のカタルシス

ものすごい吹雪!二日目にも負けないぐらいの雪!風!
そしてパウダー!コースでも腰まであるぞ!めっさぱうぱう~!ツリーの中はもう別世界、胸までパウダーがあるところもガッツリ頂きます。いや~んこんなにいっぱいぃぃ!ってなぐらい雪!雪!ゆきぃぃぃぃぃぃ!俺は泣くまで滑るのをやめない!!(すぐ休憩してましたがなにか?)

この日はおなじリフトを自由に周回。ツリーをガッツり攻める人、昨日教わったことをかみ締めながら練習する人、疲れたら自由に休んで13:00までノンストップ!食事なんてもったいない!とにかく雪!北海道の特産物を食べ尽くさんと笑顔で爆食!これが北海道の主食だぁ!!

最後の一本は、ツリー組とコース組にわかれ、各々の記憶に快感を刷り込む。コース組みは最後まで綿谷さんのレッスンを受けます。僕は後ろから見ていることが多いのですが、今まで出来なくて凹んでいた人が、きっかけを掴み、うまく出来たことを喜んでいる姿には感動を覚えます。そして自分ももっとチャレンジすれば、その喜びを味わうことが出来ることを思い出すのです。成長は最高の美酒なのです。綿谷さんもこの美酒に味を占めたからバーボンやめられたのかな(意味はありません)

さよならは別れの言葉じゃなくて

ゴンドラに乗り元のホテルに到着しフードコートで軽く食事。みんなホッとしたような、寂しいような、でも空気が悪くなるような雰囲気ではなく、充実感が伴った健やかな疲れ。僕のように日々の鍛錬を怠けていたものにとってはチョットきつめの4日間だったけど、久しぶりに気合が入りなおしました。
各々着替えて、お風呂は行って、パッキングして、一息ついたらもうお別れの時間だ。
どんなコンサートや演劇でも観客が先に帰るなんてことはない。でもこのツアーはいつだって一番の役者を置いて帰らなければならない。もう少し教えて欲しかったことがある。でもその言葉は次に来るためにとっておこう。再会を約束するために。それじゃばいば~い!

綿谷さん、ありがとうございました。
皆さんお疲れ様でした。また遊んでください。


 

 

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