ベイル2位、アスペン4位、ウィスラー9位 世界で最も高価なスキー場は?

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バンクーバー発、不動産、住宅、交通、建築、都市計画と開発、アートなどの最新情報を届けているVancouver Urbanizedから、興味深い記事、Whistler ranked one of 10 most expensive ski resorts in the world(ウィスラーは、世界で最も高価な10のスキーリゾートの1つにランク)がアップされた。
それでは、世界で高価なスキー場は、どこ?

バンクーバーの不動産を誘致するメディアだけに、冒頭でこのような記事内容を紹介している。

ウィスラーは、世界でも最高のスキー場として知られており、現在、ウィスラーのリゾート自治体は、不動産を購入する世界で最も高価なスキーリゾートの10に選ばれています。

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と言う具合に、ウィスラーは世界の中でも最も効果なスキー場の1つであることを伝えている。
それでは、Vancouver Urbanizedが、紹介した最も高価なスキー場ランキングトップとなると、以下のようになっているのだ。

10 most expensive ski resorts according to the ranking
1 Gstaad, Switzerland
2 Vail, USA
3 Kitzbühel, Austria
4 Aspen, USA
5 St. Moritz, Switzerland
6 Zermatt, Switzerland
7 Cortina d’Ampezzo, Italy
8 Davos, Switzerland
9 Whistler, BC
10 Courmayeur, Italy

1位はスイスのグシュタード。なかなか意外な結果。
2位はUS OPENの開催地として知られるベイル。そして、X Gamesのアスペンは5位だ。

気になったので1日券のリフト券の値段を調べてみると…。このスイスのスキー場グシュタードは、日によって価格が変わるようなのだが、77スイス・フランだった。木曜日には安い日もあって51フランだ。現在のルートで計算したところ、1スイス・フラン は116.78円ということで、最高で高い日でも8,991円だった。これは、ベイルやアスペン、ウィスラーと比べてもはるかに安い。

もしかしたらコロナの影響もあるだろうが、おそらくこれはスキー場の価値、その周りの不動産も含めた順位なのだろう。

一方、世界で最も高価なリフト代として知られるベイル(コロラド)のリフト券、今週末土曜日の価格は229アメリカ・ドルだった!本日のレート、1ドル106.86円で計算すると24,471円だ。あなたは、2万4千円も出して、スキー場に行きますか?

さらにベイル傘下で、DMK配信拠点基地であるウィスラーは、189カナダ・ドルだった。本日の換算レ―ト、1カナダドル84.58円で計算すると、15,985円だ。ちなみにウィスラーは、クリスマスのピークの時期には、200ドルをオーバーすることがあるのだけど、それでも、1万7千円ぐらい。

対して、日本はどうだろう?

日本で最も高い地価上昇エリアとして知られオーストラリア人などはじめ、世界中のスキーヤー、スノーボーダーに知られているニセコ、その全山共通の1日券は、8,100円。
また、近年、本州ジャパウの代表エリアとして知られる白馬の1スキー場滑れるHAKUBA VALLEY TICKETの1日券は、6,600円。

まだまだ国内のスキー場は、世界と比べても安い。

そもそも世界中で賃金が高くなっている中、日本だけがデフレで取り残されている分、物価が安いと言えるのだが、それでも日本人は世界に比べても安い価格でスキー、スノーボードを楽しめ、しかも良質な雪コンディションで楽しめる地である。日本に住んでいるとそういった恩恵が忘れがちになるが、世界の統計から見ると、日本のスキー場環境はユーザー観点から恵まれていると言えよう。
一方、スキー場関係者は、内心は世界基準のように値段を上げたい、なんて嘆いていたりして!?

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