広告 five  

北京で行われたワールドカップで、鬼塚雅が今季初優勝!
アンナ・ガッサー、ジェイミー・アンダーソンなど世界のトップ選手が優勝カップを本気で獲りに来た大会で、見事に頂点に輝いた。
そして、これは意外だが、鬼塚にとってビッグエアーでのW杯制覇は初!
スロープスタイルと合わせて通算3勝目となり、早くも絶好調!!

© Buchholz/FIS Snowboard

一本目にバックサイド・ダブルコーク1080、2本目にフロントサイド・ダブルコーク1080。
立て続けに2本のダブルコーク10をクリーン決めて、他を圧倒した。
このダブルコーク1080 は、鬼塚がオフシーズンに取り組んで来た技で、このレベルで本番で決めるというのは相当な練習をして来たことを伺わせる。これまで何度も表彰台の頂点に立ち続けて来た鬼塚にとっても、この勝利は嬉しさもひとしおだろう。

2位には、アンナ・ガッサー(オーストリア)、3位にローラー・ブルーイン(カナダ)。
平昌では、アンナとローラーにメダルを譲る形となってしまったが、日本のエースがしっかりと実力を示してくれた。
2年後、同地で行われた大会で勝てたことも、大きな勝利!

広告

その他、メダルが期待された岩渕麗楽は4位、村瀬心椛は5位だった。
村瀬は予選1位通過だっただけに、この結果はちょっぴり残念だったかもしれないが、まだ15歳。良い経験となっただろう。しかもこれまで年齢の壁で、FISのシニアのW杯に出場できていなかっただけに、次戦こそメダルに期待だ。

以下、女子ビッグエアー結果。
http://medias4.fis-ski.com/pdf/2020/SB/7175/2020SB7175RLF.pdf

一方、男子の方、優勝は癌を克服して2シーズンぶりにマックス・パロット(カナダ)。
1本目にキャブ・トリプルコーク1620、2本目にフロントサイド・トリプルコーク1620をメイク。
予選ではなかなかうまく決まらなかったが、決勝でしっかりと決めるあたりはさすが激戦を制して来た王者。

それにしても、ほぼストリートジャンプを行うような真っすぐなライン取りでよくもこんなにクルクル回れるものだ。難易度が高い高回転トリックを決めるには、なるべくストレート気味に抜けて対空時間を得ることが必要なのかもしれない。

2位には、スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)、3位にはクリス・コーニング。
コーニングがRUN 2で決めたバックサイド・クワッドコーク1800は、アメリカ人選手としては初メイク!決まった後は、嬉しさのあまり雄たけびを上げた。そして、このジャンプの得点は、この日最高となる97.75点なので、以下の動画もぜひチェックしてほしい。

期待された日本勢では、木俣椋真が4位と惜しくも表彰台を逃し、また飛田流輝も5位と好成績を収めた。

以下、男子ビッグエアー結果。
http://medias3.fis-ski.com/pdf/2020/SB/7176/2020SB7176RLF.pdf

広告