見えない覚悟

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朝の一本目を終えると、強い筋肉痛を感じました。
後ろ足の太もも、外側の部分がピリピリ痛くて。きっと昨日までのライディングでやたらに後ろ足に負担をかけるように滑っていたのでしょう。胸を進行方向に開き過ぎていたように思います。

だから、なるべく筋肉に負担をかけないように、ニュートラルな姿勢を心がけて滑りました。
すると、痛さをあまり感じないで、快適に滑れるように。まさにケガの光明。より良い位置に滑れるようになりました。

実を言うとマンチェスターに行く前、家の前の階段で足を滑らせ、腰を強打して、その痛さも続いています。

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シーズンが始まると、身体が痛いとか、風邪を引いたとかで、休めない日も多いです。
痛いところは滑りながら治すという気持ちになります。
特に僕の場合は、パフォーマンスを魅せるプロ・ライダーでなくて、スノーボードを教えるイントラという仕事だったり、撮影するフォトグラファーだったりという仕事で、ライダーよりもライディングという点ではずっとずっと楽なポジション。それだけに、ケガで休むとか、アマちゃんなことはしたくない、という気持ちが強いです。

昨年もクリスマスの時期にも、飲んで騒いでプロレスごっこして、背中を痛めてしまい、翌日歩くのも大変という日がありました。あの日も滑るのは大変だったけど、歩くよりも滑る方ができるということで、乗り切りました。

思えば、25シーズン以上のスノーボード歴でケガで一度も休んだことはないし、翌日滑れないほどのケガを味わったということもありません。

運もあったとは思うけど、絶対に休めない、身体が資本だという強い気持ちがここまでこれた理由かな、と思います。
思えば、40人以上も集まった自分のスノーボード・キャンプでインフルエンザに掛っても乗り切らないといけない日もありました。

自分のやりたい仕事、夢中になって楽しめる仕事を選んだ当然の報いとして、そこには他人には見えない覚悟や試練があります。

ところで今日もウィスラーはパウパウでしたよ!このままどんどん降り続けてほしいですね。


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