吉田美和コーチ・稲川光伸コーチから楽しく伝授
「第3回 めざせコブラーdmk BUMPS CAMP」
2月に続き再びARAIマウンテンへやってきました。
今回の目的はブーツを忘れないこと!(詳しくは男キャンプレポート参照)・・・ではなくて、
パウダー食いまくる!!・・・でもなく
コブを滑りまくることである。
4月7日 深夜 都内某所に11名のコブラーがdmkスタッフ所有のムラッチョ号、アヤ号へ乗り込んだ。
2台で11名というかなり気合いの入った配車ではあったが荷物もすべて乗り、一路赤倉温泉へ向かう。
朝方5時くらいに今日の宿泊場所である「ほてる千家」へ到着・・・
駐車場に車を停めている時にいやな予感がよぎる・・・
雨・・・ぽいなぁぁぁと(ヲイヲイ漢キャンプ再来か~~~って感じで・・)
数時間仮眠をとって目が覚めると予想どおり雨が音を立ててたくさん降ってる(TT
こりゃぁ今回もきついキャンプになりそうだ~と思いながらとにかく用意をしてARAIマウンテンへGo!
ARAIの駐車場に着いても雨は降りやまない。
ここでコーチに再会。稲川さん、美和さん両コーチはウェアの上にオレンジのカッパを着込んでいる。
さすがなれてるぜーと関心したりして(しかしカッパのフードはかぶらず中のウェアのフードをかぶっている姿はどこかひょうきんだったりする(ドジョウすくいみたいなw))
dmkの伝統のようになってきているスタッフのプチ遅刻は今回も健在。
ARAIは駐車場から遠いのよと、言い訳しながら雨でテンションが低めなキャンパーと合流しゴンドラ下で開会式。今回はK氏さんという新しいコーチも加わり3人でいっしょにレッスンしてくれるとのことで内容が濃いキャンプになりそうな予感。
人数の関係上『いつかは!コブラーチーム』『もしかして?まさか!?合同コブラーチーム』
という2チーム体制となった。私はもしかしてチームの予定だったので後者でゴンドラに搭乗!
登りのゴンドラで稲川コーチが下は雨だけど上は雪ってこともあるからね~と一言。
この一言を自分はまったくもって信じていなかったのだが・・・(だって漢キャンプ雨ふったし)
山頂までつくとヲイヲイみぞれっぽいじゃないですか!
思わぬ展開皆のテンションが多少上がりはじめ、さらにリフトを乗って山頂へGo!
おおおおー なんじゃこりゃー 山頂へあがったら思いっきり雪やんけ!
ちゅうか15cmくらいの積雪だけどちょっとパウダーぽい。
チームのメンバーはパウダー野郎ばかりで一気にテンションがあがる!
しかもこのメンバーどうみても漢キャンプに参加した野郎ども+ガッツある女性みたいな構成。
みんなコブのことなど忘れて目先のパウダーに突っ込んで行きそうな雰囲気だ!
ということでウォームアップは軽くフリーラン(パウダーかと思ったら下はガリガリで下手に突っ込んでしっかりやられましたが・・・)。
しかしゴンドラ山頂駅に降りてくると相変わらず少し雨模様。
ウォームアップ終了後、まずコブ滑りの基礎であるストレッチスライドの前に漢キャンプでもやったとにかくフォールラインに体を向けて板を素早く左右に振る通称ブーメラン(ムラッチョさん命名)!
この練習は体の軸をセンターにおいてとにかく早く板をスイングさせる感覚が短いコブには必須のテクニックだ!
しかもしっかり最後グリップさせないと逆にスイングすることができない。
稲川コーチは精密機械のようにキモイほどスイングがが速くそしてなめらかでさらにまっすぐ降りていく!
キモイ滑り!これがまさにコブラーに必要なスタイルだと確信した!
ぶっちゃけ自分はハーフパイプ・キャンプでもパイプの下でコソ連を積んでいて(逆エッジくらいまくったけど)
コブトレくんでもコソ連やってたのでいい感じでできたと思う。
漢キャンパーは密かにコソ連を積んできた人が他にもいたようだが、まだまだキモサさが足りない気がした。
コブラーへの道はまだ長い!
しかもこの練習からいきなり新兵器ホイッスルがでてくる!
スイングのスピードより明らかに早いスピードでホイッスルを鳴らすコーチ・・。
みんなキャンプ中何度もこのホイッスルにやられてました。
そしてそんな中でも雪は積もっていく・・・が当然のごとくこのキャンプはコブキャンプであり、
もう一度ブーメラン!ブーメラン!でコース中腹あたりまでブーメラン!
ここでチームの雰囲気を察したのか稲川コーチ『えーみんな基礎トレは去年やったと思うので、まずはツリーをコブに見立てて一本滑ってみようか~』とあり得ない一言!
をいをい これはコブキャンプではなくて、2月のARAIでパウダー食えなかったオイラのための漢キャンプリベンジか~!
どう見てもツリーはコブにみえね~~~!とパウダーランへGo!
途中いつかはチームが練習に入っているのを横目に爆走してしまいましたです はい。
ちょっと重めのパウダーをしっかりごちそうになった後、ようやくストレッチスライドの練習に入っていく。
積もってパウダーを力一杯ストレッチスライドのグリップで下にとばしてくださいと(もったいねぇぇ)!
苦手なトゥ再度のグリップでも、グリップしそこねても雪は飛んでくれるようでこれが意外に気持ちいい!
しばらくの間ひたすらゆきとばし~。みんなだんだん感覚を取り戻してきて、テンションもあがってきた!!
のだがゴンドラ山頂駅から上に上がるリフトが強風のため運休 no~~~。
時間をみると11時過ぎとのことなのでコブに入ることなく早めのお昼休憩突入~
しばらくすると『いつかは!コブラーチーム』もリフト停止のためお昼休憩に突入(^^
最近のdmkクラブの食事の時間の主役は『いのき』こと、晋太郎くんだ。
とにかくすさまじいペースで胃に入っていく姿は圧巻だ(見ていて気持ちいいくらいです)
ARAI名物てんこ盛りのメニューも余裕で完食(カツカレーとか、カツ丼はカツ2枚入ってます)、
さらに他の人が多くて食べられないものも余裕で食べていく!すげーぜ いのき!
誰もがあんなに食べた後何であんなに動けるんだ!と思うはず!
さてお昼も終わり、目の前のリフトが一向に動く気配がないので山頂へ行くのはあきらめ、
一度ゴンドラ中間駅まで下れば毎年コブキャンプで滑っているエキサイトコースに行くことになった。
ということでお昼休憩終了後はまず中間駅までゴンドラで下り、そこからリフトでコブのコースへGo!
しかし上がったはいいが、去年あれほどコブがあったエキサイト(最大斜度30°、平均斜度21°)斜面も雪が積もってコブらしくない・・・。ということでまたまたフリーランで一本爆走!!
すげー勢いで降りていく漢キャンパー・・・ではなくて『もしかして?まさか!?合同コブラーチーム』のみなさま。
パウダーというよりは雪がちょっとふった不整地に近く、皆が滑ったトラックは溝になって結構きつい。
まさに早く滑ってトラックつけた者勝ちのような一本でした。
みんなが滑ったおかげで少し古い雪が見えてきた斜面にて、雪の盛り上がりに板を当て込んでコブに攻めるような感じでスライドを練習!
一本ひたすらストレッチスライド・・・。とにかくスライド・・・これが相当きつい。そして当然のごとく常にホイッスルを忘れないコーチ。
数本滑ってからベンドスライドも加わり午後はひたすらこのエキサイトコースでストレッチスライドで時間は過ぎていった・・・
BGMは笛の音でした。
※各スライドについてはコブナビ参照
とにかく今年のエキサイトはガスっているわ、下に降りると雨で上に上がると雪という過酷な気象条件でした。
そういった中で、どう見ても斜度が一番きついだろうというところで当たり前のように他の人をまったり、
雪合戦してるチームメイト?を見て、こいつらすげーなぁとか思ってしまいました。
ようやく初日のレッスンが終わり、雨の駐車場まで降りてそそくさと撤収!
体が冷えていたので戻って速攻風呂にはいって、予想通り爆睡・・・
そして飯!ここでも いのきは大活躍だ(^^とにかくおひつのご飯がどんどんなくなっていく笑
いのきの爽快な食べっぷりを惜しまれつつ夕食は終了し、宴会まで小休止
数名爆睡しかけていたところに宴会開始!
毎年ここではビデオクリニックが入るのだが、今回はあいにくの悪天候で素材があまり映像がない・・
しかしトオルさんがマイビデオで撮ってくれていたのと、ムラッチョさんが撮ってくれていた貴重な映像で、
プチビデオクリニックをコーチがやってくれました。美和さん、稲川さんの突っ込みをしっかりいただきました。
ビデクリが終わった後はちょっとした抽選会@じゃんけん大会!
参加したキャンパーはおのおの商品をゲッツ!
ミナミ様からも自分も使っているSmooothRのリュック(自分の持っている次の世代で改良されてるやつ)や、
ボードケースをいただいたりで結構うらやましかったりしてます。スタッフ参加のくせにじゃんけん参戦しても、
めっきりじゃんけんに勝てないオレ。
じゃんけん大会が終わったあとはコブナビの試写会&即売会(両コーチの生サインつき!)を
行いながら世が老けていった。
ちなみにこの時も赤倉温泉周辺は雪降りまくりで明日のパウダーに淡い期待を抱きながら床につきました。
目が覚めると筋肉が明らかに疲れている。
首が重い・・・。しかし外をみると赤倉温泉街は銀世界。
冬が再びやって来たような感じだ!それをみただけでテンションが上がる!
朝から元気な『いのき』を見つつ朝食&朝支度&ARAIゲレンデへGo!
途中の道が結構勾配がきつくスリップが怖いほど 一気に雪がふっており、さらにテンションがあがっていった
・・・はずが標高が低い国道へ出ると雨。そしてARAI駐車場も例のごとく雨
ヲイ・・・大丈夫か・・・ARAIのゲレンデは・・・。
再び下がったテンションのままARAIゴンドラへ搭乗。しかし昨日の経験と、ARAIの駐車場は赤倉温泉より標高が
低いという話を聞いて再び淡い期待を浮き沈みの激しい私。
ゴンドラで上まであがるとあたりは一面の・・・ガスってる・・みたいな感じ
しかし雪は降りまくってる!一気にテンションが上がるみなの衆。
もう頭はコブどころではなくてパウダー一色だ!
なんじゃこりゃーーー!ラッキーだぜパウダー食い納めがいまいちできていなかった自分にはガスなんかまったく
気にならないほどテンション上がりまくり!
山頂から稲川コーチの笛の音をたよりにトラバースしノートラックの斜面をがっつり滑る総勢30名ほどの集団は圧巻。
ガスが濃くて斜度がわからず転がり落ちる人々が続出。ゴーグル吹っ飛ばした人もいたくらい。
そういう私もパウダーフリップをメイクってしまいました。
コブがなかなか斜面から見えてこないので トラバース -> パウダー -> エキサイトで不整地みたいなコンボを
繰り返していたらすぐに昼食の時間がきてしまいました。
またしてもさわやかに さっくりと食事をたいらげていく『いのき』。あついぜ晋太郎!
午後に入ってもテンションは継続してる『もしかして?まさか!?合同コブラーチーム』のために稲川コーチが
マムシガエシ(最大斜度35° 平均斜度21°)&エキサイトのスペシャルコンボへご案内~。
こんなコンボでもごっついスピードで降りていくチームのみなさま方。
やり過ぎですから~~~
エキサイトコースをコブ滑りで滑り荒らしているとだんだん下のコブが見えるようになってきた。
それでも例年に比べると全然浅いのだが、ひたすらひたすらコブトレを重ねていくごとに滑りやすく?
なっていくような気がした。これも数年の修行のおかげだろう・・・たぶん。
コブキャンプもいよいよ終わりに近づいてきた。
最後の一本ということで例のごとくエキサイトコースへきた『もしかして?まさか!?合同コブラーチーム』
最後の一本は自分が先頭だった。
長いエキサイトコースはコブの前、斜度が変わるところ、合流地点とだいたい3回ほどいったん集合するポイントがある。
とりあえず斜度が変わるところで止まる。しかし最後の一本ということでテンションがあがっていたため、
ほかの人がちらほら集まり始めたところで、他人のことを全く考えずそのまま下まで一気にコブ滑りを決行!
それでも当たり前のように降りてきた『もしかして?まさか!?合同コブラーチーム』申し訳ありません。
自分の気の向くまま爆走してしまいました。最後の一本はすげー気持ちよかったです!
全員がゴンドラ中間駅下に集まったところでいよいよ閉会式。
みんな相当疲れていたみたいだけど、最後まで楽しく滑れました(私的に)
毎年思うのだが、初めてのコブキャンプは凹む人が大半だと思う。しかしそこであきらめずに次の年にくると
必ずつかめるものがあるはずだ(実際自分は3コブすら滑れず凹みまくった記憶があります)。
そこまでくればしめたもの、後は次第に超えられるコブの数が増えて楽しくなること請け合いだ。
結構いい感じで滑れるようになってもコブは奥が深いし、コーチはそんな我々を毎回凹ませてくれる
厳しいが楽しいキャンプだ。さらに今年のARAIは漢キャンプを含めほぼすべてのコンディションが
楽しめたキャンプでした。
このキャンプのインフォメーション
日程: 2006年4月8日(土)~9日(日)(1泊2日)
キャンプ料金:¥29,000
<レッスン料・リフト2日券・ランチ2回分・宿代(1泊2食・プチ宴会代等>
ツアー参加人数: 30名
開催ゲレンデ:ARAI Mountain(長野県上水内郡飯綱町)
http://www.araimt.com/
宿泊施設:ほてる千家
http://hotel-senke.akakura.net/
コーチ:吉田 美和・稲川 光伸 + サブコーチ1名
同行スタッフ:ムラッチョ、アヤ、K@y、モリッペ