田中 幸 驚異的な回復力で復活だ!

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今年2月ニッポンオープンで背骨を負傷するという大ケガを追った田中幸。しかし、その後、本人の努力と周りの懇親的な介護、また最先端治療によって、驚異的な回復に成功!来季に向けて、今、復活の準備だ。
 

ケガを乗り越えたサチ

今年、トランズ誌の賞『TRANSWORLD SNOWBOARDING JAPAN AWARDS 2008』でREADERS’ CHOICEを受賞。世界に発信するHeart Filmsとの撮影、またNomisではグローバル・ライダーとして活躍するなど、まさに日本のガールズ界を引っ張る存在に成長した田中幸。そんな彼女に、とんでもないアクシデントが起きたのは、ニッポン・オープンのキッカーの練習中だった。
 
「飛んだ瞬間、ヤバい!と思いました」
 
というサチ。ランディングの場所を遥かに越えてしまい、ジャンプの衝撃がモロくらい圧迫骨折という大ケガをしてしまった。
ケガをした時には、下半身も動かせない状態だった。
 
「まるで自分の下半身が私でないかのように、動かせない状態でした。
車イスで走っている時、何か走らないなあ、と思っていたら、自分の足だったんです。自分の足が引っかかっているのも気づかないほど、神経が通っていなかったんです。」
 
そんな状況であったが、今では元気に歩き、そして今日はサチの活動拠点の1つにもなっているカナダ・ウィスラーにいる。
そこまで回復した背景には、福島で行った手術が名医であったこと。また東京に来て、最先端治療(注:酸素治療など)を受け、神経の回復に努めたから。また、サチは日本を代表するボート選手でもあったが、そこで8年間背筋を鍛えたことも大きな要因のようだ。
 
「ケガをした時、一度背骨が脱臼したのだけど、背筋が強かったので戻ったんです。まさに8年間ボートをやった賜物です。
今、元気に歩けるのも筋肉が歩き方を覚えているから、なんです。」
 
リハビリを始めた時には、神経がおかしくなって歩き方も考えてしまったという。しかし、それでもサチは、歩き方を改めて考え、歩く努力をした。
また、今はスノーボードのライディングも改めて考え直したい、と言う。ケガしたことを逆に好機に捉え、滑り方の基本を見直しリセットするというのだ。
 
今、こうして元気に明るくケガの経過を話すサチだが、そのケガから回復までの格闘は激しかったに違いない。また、こうしてサチが元気に歩く姿に、看護婦さんや主治医も驚くという。それほど、今回のケガは大きく、またその回復はミラクルだったということだ。
キュートな顔立ちは、サチがアスリートであることを忘れてしまいそうだが、持ち前の筋肉が骨の強さが救っていたのである。まさに、田中幸はプロ・スノーボーダーだったのだ。
 
今季は、まずは焦らずにシーズンインしっかりと滑り込み、シーズン中盤から後半にかけて撮影などの仕事をこなしていきたいとのこと。
 
田中幸は、大きなケガを乗り越えて、さらにプロフェッショナル道を邁進して行くに違いない。
 
日々のサチの活動をチェックしよう!
田中幸のオフィシャルwebサイト『Happy Life』
http://tanakasachi.seesaa.net/

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