國母カズが歴史に名を刻んだ!世界でも最も歴史があり、スノーボード界最高峰のコンペとも言われるUS OPENハーフパイプで、見事にダブルコーク1080を決めて優勝した。
カズが歴史に名を刻む勝利!
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28年という歳月の中で、常に世界最高峰のライダーたちが参加したコンペティションUS OPEN。その種目の中でもハーフパイプは、極めて最高峰の印象が強い。ソルトレイクから、世界最高峰のパイパーたちが五輪に流れたことで、真の世界パイプ王者は五輪で決まるという流れも生まれた。しかし、スキー協会FIS管轄のコンペでなく、純粋にスノーボーダーたちが作り上げて来た最も歴史ある大会という意味では、今なおUS OPENの名は輝いているし、何より歴史の重みを感じさせる。
クレイグ・ケリー、テリエ・ハーコンセンという五輪に無縁だった神・伝説たちが過去の栄冠を勝ち取っている意味においても、この大会の重要さが身に染みるというものだ。だから、こそ今回のカズの優勝は、まさに日本スノーボード界の歴史に名を刻んだと、言ってもいいだろう。
しかも、今回はあの五輪で決められなかったダブルコーク1080を見事にメイクっているのだ!
気になるカズのルーティーンは、フロントサイド900メラン・グラブ→チキンウィング・マックツイスト→フロントサイド1080→キャブ1080→フロントサイド・ダブルコーク1080。
2位には3つのダブルコークを決めたルイ・ビトー。3位にはキャブ1080と1260ダブルコークまで決めたI POD(Iouri Podladtchikov)だった。
単純にスピン数などでは、ルイやアイ・ポッドが上回ったが、高回転を低回転に見せるスムーズさや、流れるように繰り出されるトリックのフロウ感で、カズがライバルたちを圧倒した。
ショーン・ホワイトがいないということが残念だったが、カズの最高のランを出せれば、やはり五輪でもメダルは確実だった!という印象を付ける大会だった。
女子では、フロントサイド・コーク900を繰り出したケリー・クラーク。
なんとケリーは、これで4度目のUS OPENタイトル獲得。かつて誰も達成できなかった4度の栄冠は、まさにハーフパイプ女王だ。こちらも歴史に名を刻んだと言っていいだろう。
Halfpipe Men Final | ||||
Run 1 | Run 2 | Run 3 | ||
1 | Kokubo Kazuhiro | 95.33 | 97.17 | 79 |
2 | Vito Louie | 96.17 | 86.5 | 94.33 |
3 | Podladtchikov Iouri | 96 | 94.67 | 40.33 |
4 | Malin Markus | 93.83 | 62.33 | 50.33 |
5 | Korpi Janne | 91.83 | 43.17 | 43.67 |
6 | Lago Scotty | 90.17 | 13.17 | 29.33 |
7 | Holvik Tore | 86.17 | 40.17 | 38.67 |
8 | Haller Christian | 68.83 | 28.17 | 76.33 |
9 | Pietropoli Manuel | 75.17 | 34.83 | 66.5 |
10 | Baker Ross | 49.17 | 36.5 | 72.67 |
11 | Esser Brett | 69.33 | 20.5 | 19.67 |
12 | Piiroinen Peetu | 47.33 | 68.33 | 66.17 |
13 | Watts Ben | 22.33 | 61.17 | 40 |
14 | Mitrani Luke | 14.5 | 57.17 | 31 |
15 | Pike Scotty | 33.33 | 55.67 | 20 |
16 | Ladley Matt | 24.67 | 22.67 | 55.5 |
Halfpipe Women Final | ||
1 | Kelly Clark | USA |
2 | Kaitlyn Farrington | USA |
3 | Ellery Hollingsworth | USA |
4 | Hannah Teter | USA |
5 | Rana Okada | JPN |
6 | Elena Hight | USA |
7 | Kelly Marren | USA |
8 | Madeline Schaffrick | USA |
http://www.opensnowboarding.com/Home.aspx?openid=USO