新テクノロジー・ボードWTDに来季4ブランド以上が参加

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スノーボードの製造方法に、新しい手法「WTD」という画期的なボード材が加わり、来季から少なくとも4ブランド以上が参加するようだ。

WTD新ボード材料がイノベーションを起こす!

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このWTDというのは、木材などのカスを再利用して作られた素材で、その特徴としては、軽くて耐久性が高く、また反発力が高くボードのノーズ、テールがよく跳ね、ノーリーやオーリーがしやすくなるとのこと。

すでにNitroは、このボードをリリースしていて、他ブランドでは、Rome、Technine、Capitaなどが追撃し、来季はWTDテクノロジーを体感するスノーボーダーが世界に増えそうだ。
さらにカーボン素材を利用するのは、Technineだけになりそうで、来季のTechnineは持ち前の独特なギャング風グラフィックのカッコ良さに加えて、性能面でも注目を浴びることも予想される。
(※カーボンを利用することで、さらに軽くすることが可能で、そのカーボンの使い方も様々あり、各ブランドの秘密となっている。)

このボードの最も凄いところは、再利用素材でできるところから環境にもやさしく、しかも低価格で作れてしまうこと。

つまり、このテクノロジーが浸透すれば、スノーボード・ギアのイノベーション(技術革命)が起こり、今後、ユーザーに低価格で高品質なボードをリリースすることが可能になるのだ。スノーボードが6万円から8万円というものが多い中で、近い将来には、5万円以下のボードがあたり前という時代が来るのかもしれない。

現在、スノーボードの工場を大雑把に乱暴に分けると、BurtonやK2などビッグなブランドが自社工場を持つことはさておき、他では中国の工場や、オーストリアにあるエラン工場など、実を言うと意外と少ない。つまり、ブランドこそ違え、スノーボードの工場は同じというブランドが、たくさんあるのだ。

そして、この「WTD」という画期的な手法はエラン社のもので、ここで製作をお願いしていたブランドが次々にWTDでボードを作ることが予想される。
また、これまでWTD以外の工場で製作してブランドも、今後はエラン社に製作依頼するところも出て来そうだ。

まだ、世界にもあまり知られていないWTDは、ユーザーの知らないところで、徐々にスノーボード材に使用されていくだろう。知らず知らずの内に、ユーザーはその恩恵を受けていくに違いない。

 

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