怒った

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あれれ、腰が痛いのだけど。大丈夫かな。一昨日、ボックスから落ちるケツ落ちをやり。それから、腰が痛いのであの時の衝撃でなったものであろう。
今日の午後には大河がカラテのスクールがあったので、オレは同じ建物の中にあるプールで、クレアちゃんと遊ぶことにした。そこにはジャクジもあるので、腰をほぐそうと思ったので。ちなみにシャーリーは、友達とスクワッシュ。みんなが同じ施設でアクティビティをしているので、ちょうどいい。
プールの入り口のところで、地元の小学生の団体が入って来た。と言っても15人ほど。その一人、年は10歳かそれ以下ぐらい。そいつが、ウチのクレアちゃんに指を刺して
「この子メガネしているよー!」
なんて、ほざいたので、日本語で
「うるせえ、コノヤロー!!!」
と噛ましてやった。
そうしたら、かなりビビっていたな。ざまあ、みやがれ。
学校の先生はかなり怪訝した顔をしたけど、そいつがアホなことを言っているので
「なんとかくん、そんなこと言っちゃダメよ」
なんて、感じだった。
だいたいオレは子供に怒る時には、日本語だ。
例えば、大河の友達が家に遊びに来ていて、怒る時も日本語で「うるせー!」とか「コノヤロー!」という具合にやる。だって、英語で「シャラップ!」とか、もっと汚い言葉で伝えるよりも、日本語の方がカラッとしていていいし、何より自分の家だからね。大河のところに遊びに来たらウチのルールに従ってもらわないと。そうして、その子供が大きくなった時、一つの良い思い出になるかなあ、と。
ああ、あそこのウチに遊びに行ったら、日本語で怒られたな。だけど、日本語のパワーレンジャーのテレビ番組が見れて、日本のおいしいお菓子を食べて、良い思い出だなあ、なんて。あと、日本のお父さんはカナダのお父さんと違って、厳しいんだぞ、と。
よく、こっちのお父さんで、子供が悪いことやっているのに「なんとかちゃん、ダメだよ。どうしてそんなことするんだい?」なんて理由まで聞いている人がいるけど、信じられないね。子供だよ。子供は、動物に近いんだから。つい何年か前か、お母さんのお腹の中で両生類から哺乳類になったんだ。理屈だってまだあまりわかっていない。だから、悪いことしたらガツーンと叱ればいい。ああ、こういうすることすると、こんな怖い思いをするんだ、と。それで徐々に大きくなれば理屈とか理解してくる。
最近のガキは怖いもの知らないから、相手に対する尊厳が低いと思う。オレが子供の時は、八百屋にいたオジサンで怖いのがいて、飯食って後ろ通る時には「失礼します」と言わなくちゃいけなかったし、あと風呂屋でも遊んでるとそこのオヤジが、まさに雷のように怒鳴って、本当に怖かった。だけど、最近、そういうのも減ったようだね。

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