毎週木曜日にはウィスラーでdmkクラブ活動をやっているのだけど、先日はたまたまヘルプしてくれる人がいて、久々に自分の滑りを撮影をしてもらった。自分のカービング・ターンを撮ってもらったんだけど、映像を見てガクッと来てしまった。もう本当アチャーって感じで、課題アリアリ。もうかれこれ18年もスノーボードやっているのにね、まったくなってねえなあ、という滑りだった。
この活動シーズン初めはコテコテにいろいろアドバイスをしていたのだけど、そろそろあまりゴチャゴチャ言わずにビデオを回していけばいいかな、と思う。というのも、みんなカービング・ターンうまくできるようになったし、後はどんどん撮影してあげて、自分で反省し直して行く段階に来ていると思うのだ。もちろんちょこちょこアドバイスして行くには違わないけど、どちらかと言うと壁に当たるまでは自分たちで撮影素材を見て勉強しよう!というノリがいいと思うのだ。みんなそれぞれ何が良くて、どうすべきか、とかわかって来ているから。
まあ、タイトルにも出したように本当にビデオ素材とは偉大だね。自分を客観的に見れるのは、ビデオしかないと思うのだ。人からこうだねああだね、と言われたり、また自分で感じたりとか、できるけど、だけどビデオのようにきちんと自分の滑りの姿を見せてくれるものはないから。
一昨年にウチのスタッフとパイプにビデオ・カメラ持って行ったのだけど、あれはかなりいい勉強になった。パイプの上にカメラを置いといてお互いパイプの滑りを撮影し合う。それでハイクして今、自分がパイプに入った滑りをチェックするという方法。自分では結構リップから出ていたと思ったら、いやいやまだまだ相当方向転換が早くて、もっと待たないといけない、と思ったりしたもんだ。
ともかくビデオは偉大だ! えー、ビデオ買うお金ないもんって言っている人は、スノーボード人生を損するね。今では、5、6万円で買えるでしょ? 絶対に買った方がいい。カメラを持って撮影するのは面倒だと思うなら、朝一本だけ友達に撮影お願いすれば、いいと思う。一本だけでも、ひじょうに勉強になると思う。その後はトイレのついでとかに、ロッカーに入れて置けばいいのだから。
これからハウツー天使キャンプでビデオクリニックがあるんだけど、きっとみんな自分の滑りを見て「えー!」って思うんだろうな。それぐらい自分の思った感覚と事実が違うってことだけど、そのことをわからせてくれるのがビデオなのです。