ウィスラーでも暑い日が続いています。
最高気温29度です。
湿気がないので過ごしやすいですが、気温だけなら日本にも負けないかも。
時間ができたので、COC期間中の写真の整理をしています。
撮影した若手ライダーからは、写真が見せてほしい、ということでそのような写真を集めたり、送ったりしました。
COCにいるとビッグネームからヤングライダーまで、様々のライダーが来ます。
ベテランと若手であきらかに違うのは、テンションです。
大物になると、メローに流すライダーが多くなります。
だけど、若手は朝から山が閉まるまでずっとハイテンションで攻めまくり。ここがオレの露出されるチャンス!とばかりに攻めます。
有名な大物ライダーが来ると、こちらも「オッ、来たー!」って感じになりますが、ハッスルした滑りを見せてくれなくて、ガックリすることもあります。
今回の例では、Cセッションに来たジェレミー・ジョーンズ。
結局、一度も撮影でハイクアップを繰り返したりするシーンが見れませんでした。
ジェレミーにとって夏のスノーボードは、テンションが上がらないものだと思います。
長年トップ・ライダーとして活躍し、シーズン中は緊張する撮影シーンの数々。夏にテンション上げよう、というのが無理かもしれません。
でもCOCに来ているキッズたちは、「あの有名なジェレミー・ジョーンズだ!」と興奮している子もいます。そんなキッズたちにも、これぞ世界のトップ・ライダーという片鱗は見せてほしかったな、と思います。
この春、張本さんが書いたON論というのを読んだのですが、現役時代の王さんや長嶋さんは、年で一回しか来れないファンのためにも決して、休もうとしなかったし、練習も誰よりもしたと言います。
これからプロを目指すライダー、すでにプロになったライダーもそんなことを意識してプロフェッショナルな姿を見せてくれたら、と思います。
フォトグラファーのマルくんも20年もCOCで撮影を続けているのに、毎年、様々工夫して高いテンションで撮影しています。これもプロ魂ってやつですね。
僕と仲の良いライダー、シモンもキッズたちの目を意識したのか、山に上がればハッスルした姿を見せてくれました。17歳に出会ってから変わらない姿勢。立派ですね!
写真は、パイプでのハンドプラント撮影して転倒してしまったシモン。
転んでも何度も何度もハイクアップして、納得行く画が残るまでトライしていた。