シャーリーとチャーリー

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朝チャーリーの散歩のため外に出たら、綱を外したとたんにチャーリーが走った。見たら、近所の川のところに大きな熊がいたのだ。普段、近所のボス気取りのチャーリーだが、こういう時には本当にカッコいい。熊に向かって一直線で追っていく。まともにケンカしたら熊に殺されるのだろうが、熊もその剣幕に押されて川に入って逃げた。雨が降っていつもよりも川の水量が多く、こういう状態なら決して川に入らないチャーリーが勇猛に追って行った。熊が向こう岸まで辿りついたところで、チャーリーを呼んだ。
それにしても、こういう姿を見ると、チャーリーを見直したくなる。犬って本当に凄い。普段は飯食っている遊んでいるだけだけど、いざという時には本当に頼もしい。近所には犬が10頭ぐらいいるけど、熊と戦ってあそこまで威厳を保てるのは、まさにチャーリーだけだ。お前偉いなあ、と思わず褒めてやった。
ところで今日はシャーリーが突然、仕事を辞めると言い出した。「なんで」と聞いたら、疲れたという。「私の体がこの仕事を欲していない」と。「じゃあ、まあいいや、辞めてきなよ」と言ったら、本当にボスと話しに行ってしまった。そして、家に帰るとすっきりとした顔で「辞めたよ」と。
考えてみたら8年間もよく頑張ったと思う。最後の1年間はマネージャーにもなって大変そうだった。まあ、オレも子供の面倒をずっと見てきて、もっと仕事をしたいと思っていたし、まっ、いいだろう。やはりカミさんが笑顔でないと、家庭は明るくないから。女性の笑顔は100人力とも言うし、まあ、これからはオレが100人力とまでは行かないけど、その意気込みで頑張ろう。というか、子供の面倒時間を開放されてもっと仕事に打ち込むことができて、ハッピーだったりして!?

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