ケガをよくする人がいる。
ケガをする人は、一度でなく二度、そして三度という人も少なくない。
自分はスノーボードを20年間やっているが、ケガはほとんどない。年間80日以上、山に行っているけど。少なくとも山を自分で降りれないほどのケガというのはない。
思い出すケガとしては、20代前半の肩の脱臼クセ。まあ、これな寝ている時でも脱臼するような状態だったので、ちょっと手を突いても抜けたりした。また、自分で入れられるあ脱臼という浅い症状。翌日も滑れる。
固いバーンのところでエッジが抜けて体の正面から転んだ。翌日も滑ったけど、なんか笑うと痛かったので、医者に言ったらアバラがヒビかもね。だけど、特別な治療ないよ、というこうことで、それからも無理な飛びはせずに滑った。
あとは、ゲレンデにあったパイプに触ったら、そこが鋭利な状態になって血がダラダラ。そのまま下まで滑ってお医者さんに直行、ということもあった。もちろん、それだって翌日に滑れた。
ともかく、よく聞くようなキッカーで飛んで捻挫したとか骨折したとか、頭打って記憶喪失とか、そのようなケガはない。だから、シーズンを棒に振ったということは一度もなし。
ケガというのは、アクシデントのような部分もあるから、ある意味ラッキーだったとも思う。だけど、ケガをしやすいタイプの人というのはいるので気をつけたい。
ケガをしやすい人は?
簡単に言うと、横着者が多い。
例えば、あるスパインをこれから飛ぼうとしている。まだ、そこでは飛んだことない。昨日は飛んだかもしれないけど、当然のことながら整備が入っているので、今日はもしかしたら自分が思っているよりも上がったリップかもしれない。だから、見ればいい。横着せずになめるように滑ってチェックしてもいいし、スーパーセーフティに軽くオーリーするだけでもいい。ともかく、いきなり自分がチャレンジしている技、特にスピン系はやめとくべきだ。実際、トップ・プロも当然のことながらチェックをする。チェックするというのは、ストレートで飛んだり、キッカーなら手前で止まって見たりすること。
しかし、そこでいきなりスピンする人がいる。前の人がスピンしたから自分もやりたい、という理由などでいきなりだ。それで転んでケガをする。それで骨折した人もいる。
ケガをしたという話を聞くと、いつも思うのだ。なんで、横着せずにチェックしないか、と。なんで横着せずにウォーミングアップのランをもっとしないか、と。なんで、もっと転倒リスクが少ないポコジャン・サイズで練習をしないか、と。
そんなこと、オレが思っていても、今日もどこかで横着者が、または猪根性者がどこかでぶっ飛びケガをしているのだろうなあ・・・、残念。
1本チェックを怠るものは、1シーズン無駄にする。
そんな可能性もあるのにね。