ウィスラー遭難で3日目に救出!捜索に役立ったものとは?

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カナダBC州ウィスラーで行方不明になっていた女性スノーボーダーが、3日目に救出された。捜索の役に立ったのは、ウィスラーの新システムだった。

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(見つかったジュリー・アブラハムセンさん)

ジュリー・アブラハムセンさんは、スノーボードをするためにノルウェーからウィスラーにやって来た。約一か月の滞在でルームをシェアしていた。
彼女の捜索願いが出たのは、先月23日。彼女がいなくなったのは、21日のことだったが、捜索願いが出たのはその2日後だった。というのも、まだルームシェアを初めたばかりでお互いの状況が把握できなかったからだという。

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アブラハムセンさんが見つかったのは、スキー場から離れたアッパー・ウェッジ・クリークの標高1600メートル付近。ひじょうに険しい地形のところだった。
見つかった時、アブラハムセンさんは手に軽い凍傷と足にいくつかの打ち身を追っていたものの、健康状態には問題なかったとのことだ。

そして、今回この捜索に役立ったのは、ウィスラー、ブラッコムで今季から導入された新システムRFIDアクセスだった。
そう、リフトに乗るたびにリフト券をチェックされるあのシステム。
こちらのシステムは、ウィスラーに訪れたスキーヤー、スノーボーダーがどんな行動をするのかチェックし、今後のビジネスに役立てよう、というものでもある。使用者にとっては、毎度チェックされるので面倒だなあ、という方も少なくないようだが、このRFIDアクセスのお蔭で、アブラハムセンさんが午前11時頃にブラッコムのグレーシア・チェアに乗ったことがわかったのだ!その結果、23日には彼女のものと思われる足跡をバックカントリー・エリアで発見。その翌日、行方を辿って彼女を発見したのである。

警察では、なぜアブラハムセンさんがスキー場から5キロも離れてしまったところまで迷ってしまったのか、現在調査しているとのことだ。

以下、RFIDアクセスを紹介する動画。


RFID Access – New for Winter 2014.15 from Whistler Blackcomb on Vimeo.

 

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