お尻出てない?

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先日の丸沼ツアーでは、すべての参加者のポイントとなる項目の撮影を行った。そして、今、その滑りをチェックしてそれぞれにアドバイスを書いているところである。

そして最初の項目は平地での基本姿勢。まさにこれができなければ滑走中に踏めるものではない、という初歩の初歩の項目だ。これは、みんなある程度自信があっただろう。しかし、よくよく見ると、半分以上もの人がしっかりとできていなかった。

微妙に前足に乗ってしまったり、微妙に後ろ足に乗ってしまったり、微妙にトゥサイド側に乗ってしまったり、微妙にヒール側に乗ってしまったり。
スタンスに逆らわずに素直に足首、ヒザを曲げれば、しっかりと体重を乗せられる姿勢を作れるのだけど、意外に難しいものである。

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中でもよくやりがちな例はお尻を出してしまうこと。
お尻を出す基本姿勢というのは、身体の動きで言うと骨盤が寝ていることになる。
実を言うと、自分も滑走中にこういう姿勢を取ってしまう。特に平地でのオーリーは、上体を低くするという意識が強過ぎてそうなってしまう。実際にお尻が出るほど腰を落としても、踏むパワーというのは変わらないので、お尻を出すならもっとヒザを曲げるべきなんだけど、そうなりがちだ。

なぜお尻が出やすいか。きっと太ももの筋肉を横着して使っていないからだろう。ヒザの曲げが弱いのだ。特に女の子の場合には、筋力がない傾向があるので、そういう姿勢になりがちである。
できる限り安定感を保つために、腰を低い位置にしたい。ヒザをおもいっきり曲げるのが理想だけど、筋力がない分、ヒザを曲げれない。それを股関節の曲げで調整し、結果的に骨盤が寝る、お尻が出る、ということになる。それでもインスタントに安定感を保てるという意味では、悪くないと思う。だけど、将来しっかりと滑るためにも、ケツ出しスタイルは直したほうがいいだろう。

女の子でもう1つ男のようにスタイルが決まらない要因は、こういったケツ出しスタイルにあると思うのだ。凄い残酷なことを言えば、日本ではトップと言われる女性プロでもそういうスタイルで滑っている傾向があると思う。こんなこと言うと、おもいっきり嫌われそうだけど、あえて叱咤激励のためにこのことを伝えたいのだ。基本的な踏むための姿勢を理解して、練習していけば、必ず世界レベルのライダーになれるだろうから。

あなたの基本姿勢はケツが出ていないですか?
平地で姿勢を取ってみて、ケツが出ているようならしっかりと踏めなくなります。
まずは平地からしっかりと姿勢を決めましょう。


左女性、筋力がない分どうしてもお尻が出やすくなる。だけど右の男性のようにヒザをしっかりと曲げて骨盤を起こすようにしよう。


実際に基本姿勢で立った写真を前から横から見たところ。家でもできるのでご参考に!

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