【COCレポート9】FC若手ホープ四国の毒蛇がバック7

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朝やや曇り空でやや涼しいかなと思いきや、まるで日本のような湿気を感じるムシムシする陽気。そんな中、FC4人衆は、昨日の朝は誰よりも早く山に上がりウォームアップ。その一人、四国の毒蛇の異名を持つ佐伯浩尚が、お得意のトリック、バックサイド720で輝いていた。

猛毒吐いた!?超ぶっ刺しスタイルでバック7。

いつものように朝イチで山に上がると、そこにはすでにFC(ファーストチルドレン)の面々がいた。FCのリーダー、やっさん(佐藤康弘)が、元気に「おはようございます!」と声を掛けてくれた。
「おお、早いね」
「はい、ウチら朝イチから来てもう7本流しました」
「えっ、すでに7本も!」

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何時に上がったのだろう? もしかして7時台から上がってアップしていたに違いない。
春は雪や天候の状況もあり、せっかくウィスラーのバックカントリーに上がっても良い映像が撮れなったというFC軍団。このCOC期間中に、確実にフッテージ(映像)を残そうという意欲を感じた。

午後になり、かなり身体の調子も良くなって来たFC軍団。やっさんがあいかわらずスタイリッシュなスピンを決める。やや空中でバランスを崩した時のリカバリーは、スムーズでベテランのテクニックを感じる。
原祐司は、縦回転を織り交ぜながら、攻め始めた。
高校生・小川雄丸(おがわゆうま)も、先輩のテンションに引っ張られるように、元気にスピン・トリックを決めていた。

そして、FC若手ホープ四国の毒蛇・佐伯浩尚はお得意のバックサイド720をビシバシ決めて見せた。グラブしている間、ノーズをぶっ刺す姿は独特でスタイリッシュ。暑い真夏の太陽に、ヒヤッと剣を一振りしてくれたかのようで、一瞬涼しさを感じるような気がした。

ビッグ・ネーム・ライダーだって負けてはいない。
トースタイン・ホグモは、この日も20メートルクラス以上のビッグ・エアー3連発を、まるで室内の小さなキッカーのように自由自在に遊びまくる。最初のジャンプでキャブを決めた後、次のジャンプで高回転を決めるなど、まさにこのパークはトースタインの庭のようであった。

スティービー・ベルもCOCのパークがとてもお気に入りのようで、スタイルぶりぶりで流しまくっていた。

また、この日、とんでもないスカイハイ軍団が現れた。それは、カナダのティーンを抱えるSnowboard Consultants(スノーボード・コンサルタンツ)。カナダ・ケベック州近辺の11歳から上のティーンの選手を抱える集まりで、その中にはチャーリー・リード、セバスチャン・トートなど、すでに世界クラスの大会で活躍しているキッズを抱える。まるで、そのトップ集団の若手を生み出す姿は、スター・ライダーの製造工場だ。
今回は、ビデオ撮影に集中したため、飛んでいる写真をお見せすることができないが、近日中に彼らのスカイハイぶりを紹介することができるだろう。

カナダのトップ・ライダー製造工場Snowboard Consultantsの面々。

明日のCOCレポートも、どうぞお楽しみに! 

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