【最新DVD感想記】テクニシャン 7 / sclover project

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dmkフサキ編集長による最新スノーボードDVDの視聴感想記です。ご購入の際にご参考ください。

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国内、スノーボードDVDの販売数はトップを誇ると言われているSCLOVER(スクローバー)。その人気の理由は、ユーザーとの適度な距離感と、お手本となるカッコ良さではないだろうか。1つのトリックにおいては、指先までスタイリッシュさを追及していように見える。大きめのパーカーを着ているファッションは、国内ユーザーのファッション・リーダー。そういったところまで心配りができるスクローバーに多くのユーザーが共感しているようだ。
出演ライダー同士が、とても仲が良さそうで、そんなところも親しみを感じるところだろう。

今作品の『テクニシャン7』は、そんな大人気のスクローバーのハウツー。1つ1つのトリック解説を出演ライダー、壁田 竜一、石川敦士、関 功を中心に行い、それはさながらお隣のお兄ちゃんが、わかりやすく解説しているような感じだ。

そのコメント陣の中でも、関心してしまうのは、カベちゃんこと壁田竜一のコメント。とてもわかりやすくて粋な言葉を選んでいると思う。
例えば、レールに乗る時のハウツー・コメントとしては、「薄くトゥ・エッジを使って乗る」と言う。普通、ここは軽くトゥ・エッジというところだが、「薄い」という言い方の方が、ほんのわずかなエッジングという印象が残って良い。
ヒールサイド側から乗る時のアドバイスでは、「最初はレールを飛び越しちゃってもいいんで、レールより飛ぶように。」と言う。なんとも初心者ジバーのハートをキャッチする説明だ。視界が悪くて怖いヒールサイド側でどういう感覚でいけばいいのか、適切にアドバイスしてくれるのだ。

これはほんのわずかな一例で、随所にハウツー・コメントが光るカベちゃん。まさにテクニシャン7には、なくてはならない存在だ。

スノーボーダーだからこそできる編集も、ユーザーの立場をしっかりとキャッチしてくれている。
スローや停止、また繰り返しの見せ方、さらには撮影アングルにまで気を配り、僕たちにとてもわかりやすくトリックを説明してくれるのだ。
もちろんこれらの一連の映像と、ハウツー・コメントはうまく連動しているので、編集者は相当、細かいところに気を配って作っていることがわかる。そんなことは、一般視聴者は気にしなくていいことだけど、とかくハウツー(=トリック勉強)という眠くなりそうな分野で、最後まで楽しくスムーズに見れるのも、そういった編集者の心配りがあるからだ。

また選んでいるトリックも、早速やってみたい!という親しみ感あるグラトリから、ちょっと怖いけど、こうすればできそうだ、という段階的にステップアップしていくジャンプ・トリックなど。まさに、日本のスノーボード・ユーザーのほしい気持ちを察したかのようなハウツー内容だ。
 

全体ハウツー構成は、3つに分かれていて、グラトリ→ワンメイク・ジャンプ→ボックス&レール(ジブ系)となっている。
その内、最後のジブ系に前半2つのテーマを合わせた尺を使っている。
そういった意味では、ジブ系トリックのハウツーに力を入れているという言い方もできそうだ。

だけど、個人的におもしろいと思うのは、SCLOVERならではのスタイル抜群のグラトリのところ。そこが、だいたい7分の時間を使っているのだが、欲を言えばもっと時間を使って見せてほしかったと思う。例えば、ゲレンデの地形を使ったトリックで、おもしろいものなど。バリエーションを変えていろいろあっても良かったかも。グラトリは、多くのユーザーも参考にしたいところだと思うし。

全体を通しての感想は、ハウツーとは思えないおもしろさ!もちろんハウツーなのでためになるのだけど、なおかつ飽きさせない作りになっていて、収録時間50分が短く感じるほど。
きっと今年も多くのスノーボーダーたちが、このテクニシャン7を見ながら、ゲレンデへ向かうことだろう。すべてのスノーボーダーにオススメです!

出演ライダー:
石川 敦士、田中 暢二、関 智晴、関 功、山本 拓実、 壁田 竜一、滝川 航

タイトル名: テクニシャン 7 (テクニシャン・セブン)
プロダクションズ: sclover project
販売価格: 3,675円(税込)
収録時間: 約50分
販売代理店:ビジュアライズイメージ(株)



http://www.sclover3.com/

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