【コラム】才能「小さかったら高く跳べ!」

広告 five  

「小さかったら高く跳べ!」
シューズメーカーのバスケットボールシューズのテレビ・コマーシャルより

もう何年前だか忘れてしまったがこんなTVCMがあった。バスケットボールをしている映像で小さい男の前にものすごく大きな男が立ちはだかっている。普通ならダメだなと思うところだが、その小さな男はとんでもないほどジャンプして大きな男のディフェンスを破りシュートを決める。その後に上のメッセージが流れる。そんな感じだった。
普通に考えたらバスケットボールで成功するには大男がベストだ。しかし最高峰のバスケットボールリーグNBAには小柄でも成功した選手がいる。彼らには身長が高いという生まれつきの才能はなかった。それでも並み居る大男を出し抜きNBAプレーヤーとして活躍した。なぜ彼らはこんな事ができたのだろうか?
答えはこのCMのメッセージそのものではないだろうか。「小さかったら高く跳べ」当たり前の事のように聞こえるが、それを実践するのは難しい。もちろん、小さいNBAの選手が活躍したのは、その俊敏さを生かしたスピードのあるプレーが持ち味であることは言うまでもない。しかし彼らはいつも思っていたはずだ「あいつらより高く飛びたい」と。
一口に「才能がある」といってもそれは人それぞれだ。生まれつき身長が高い。手が長い。物を覚えるのが早い。器用だ。あげればきりがないほどこの世の中には才能がある。誰でも一つや二つ自慢できることがあるだろう。それがその人の才能なのだ。

それではほしい才能を持っていない人はどうするべきか?答は簡単「努力しろ!」

広告

たとえばハーフパイプで華麗な技を見せるプロにあこがれているあなたがいるとする。あなたは彼らをみてどう考えるだろうか?一番多いのは「奴らは才能の固まりだよ。サポートもしっかりしているし、とても自分にはあそこまでは無理だね。」と考える人ではないだろうか。残念だがそれは間違った考え方だ。

先日長野オリンピック日本代表の吉川由里選手に先日インタビューを行った。(インタビューは後日dmkに掲載されます)彼女は年間200日以上雪の上にいるのだそうだ。しかもスポンサーがしっかりする前は自分でその資金を作り出していたという。そんな彼女の成功を「才能」の一言では表現することができない。

才能なんてほんのきっかけにしかすぎない物だと僕は思っている。世界のトップの選手達は才能よりも努力の人達なのだ。あなたが今「自分には才能がない」と悩んでいるならばその悩んでいる時間行動するべきだ。一年中滑れる環境がなければその環境を自分で作ればよい。それが無理ならば普段から筋力を鍛えたり、違ったスポーツで感性を磨けばいい。

身長が低くてバスケットボールをあきらめた選手と、身長が低くてもNBAで活躍できた選手。その差は持って生まれた才能の差ではない。日々積み上げた努力の差なのだ。

あなたは高く飛ぶことができるだろうか?

広告