「勝つ駒を動かす。」とは?

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ミクシーでもアップしている日記。
「勝つ駒を動かす。」について、質問を受けて、あまり上手に説明できなかったように思います。

だから改めて、ここで説明したいと思います。

人は日頃の生活において、その瞬間、その瞬間ごとに判断して、言葉を発信してしまいがちです。

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例えば、ビジネスの交渉の時、いちいち将棋の駒のように一手一手考えて、言葉を発信できないでしょう。
だから、よく「あんなこと言わなければ良かった」なんて、後悔したりします。
言葉の発信において、負ける駒を動かしてしまった、という境地です。

その瞬間に発信される言葉以外でも、例えばメールでも誤った判断のものを送ってしまうこともあります。

将棋のように一手一手考えて、交渉できるメールでも、そんなミステイクがある。

その一手を間違える、というのは、その人の現在の考え方などを現してしまいます。

人は誰でも、神様のような心もあれば、悪魔のような心もあるか、と思います。
他人の成功に対して、素直に喜べなかったり、ジャラシーを抱いたり、
コンチキショーとか思ったり。

まあ、それが人です。そして、自分の悪い部分が出てしまった時、後悔する。

誰でも、一手を間違えます。

だけど、「勝つ駒を動かす」ということを頭に入れておき、行動をし続ければ、良い方向の変化を感じることもできます。

例えば、今日の大河は言うことを聞かない。
「近所のディランくんも買ったオモチャ、僕も買いたい」と駄々をこねたとしましょう。

その時、最初は説明してみます。なぜ、買わないか、ということを。
だけど、それでも言うことを聞かない、息子。
遂には言葉という暴力でねじ伏せます。
「てめえ、ふざけんじゃねえ!」とばかりに、怒鳴ります。

その場は一応、収まります。その場だけ、勝った一手になります。
息子の涙顔を見て、後悔。寝顔に後で、誤ったりなんかして。

そこで怒ってしまった、息子は、自分の父親に対して、どう思うでしょうか。
そんな場面が蓄積されたら、どうでしょう?

将来的には、負けた駒を動かした、ということになるように思えます。

それでは、勝つ駒とは。

例えば、いっしょに掃除をしてみる。
部屋がきれいになった気持ち良さや、仕事ということを、息子に教える。
そしたら、「大河、どうだい、仕事って気持ちいいだろう。ママだって、大河が掃除したこと喜ぶよ。大河が良い仕事してくれたから、あのオモチャ買いに行こう。」なんて。

最初の駒の動かし方は、
A)もう面倒だから買っちゃう→将来、どんな子供になるんでしょうか。駄々をこねれば買ってもらえる、と考えてしまいそう。
B)怒鳴ってその場を収める→オヤジは常に怒鳴るだけ、という認識になる
C)仕事をさせる→お金とはどのようにしてもらえるのか知る

もちろん、A、B、Cどれが正しいかって、一概には言えないけど、少なくとも1つの例として、つまり勝つ駒を動かすという意識においてCを選択した。
このように考えて、選択し続ける、ということは大事なことです。

普通、人というのは、自分の感情、立場なども、なかなか客観的に判断できないものです。だから、その時の感情論で走ってしまって、人生の勝負に負けたりします。

しかし、将棋では、相手の駒の動きを読み、自分の陣営の駒の動きを考え、少なくとも勝てるように考え行動する。その結果、誰でも徐々に将棋が強くなっていくのです。人生においても、同じではないでしょうか。つまり、勝てる駒を動かすようにしないと、勝てっこないと思うのです。

この「勝つ駒を動かす」というのは、日頃からその言葉を念頭におくことで、物事を客観的に考え、将来、人生で勝つためにつながることになる、と思います。

結局のところ、他人に勝つ、というより、自分の心に勝つ、というような境地につながっていくと思います。 

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