真の王者は、イエガー・ベイリー!?
Burton Rail Days presented by MINIの試合方式は、前半と後半、それぞれ20分のジャム・セッションがあり、出場した16名の選手は時間内に体力が続く限り何度でもライディングできる。
さらにその予選からトップ6のランを行った選手が決勝に行き、決勝で各2本滑れてベスト・ランが選ばれるという方式。
極端な話、予選合計40分で最高のランが1本。また決勝で誰よりも良いランを優勝した選手が優勝できる。
今回、優勝したザック・アラーは、ジャムセッション予選では4位で、上位2名のイエガー・ベイリー、ジェイミー・ニコルズよりもパフォーマンスが劣ったように見えた。
ジャムセッション順位
1. イエガー・ベイリー
2. ジェイミー・ニコルズ
3. ザック・アラー
4. ザック・ヘイル
5. 阿部祐麻
6. ラッセ・イハライネン
そんな中、イエガー・ベイリーはともかく決めまくったし、決めた技が多彩。さらに攻めるアイテムもバラエティに富んでいて、この日の観客の最もハートをつかんでいた。
何しろ小さな身体でパワー溢れるライディングで、途中で失敗しても最後まであきらめることはない。最終アイテムからゴール・エリアに降りる斜度変化のところでフロントフリップで見せてくれたりする。
また、その容貌もおもしろい。
ベースボール・キャップの上に、ツバなしのサンドボックス・ヘルメット、さらにパーカーのフードをかぶせる。おまけに下半身は、短パンというから驚きだ。
滑りも元気だが、観客とのコミュニケーション・パフォーマンスも派手で、観客に何度もアピール。
その総合的なパフォーマンスは、今夜の六本木アリーナの真の王者に見えた。
(小さい身体で溢れるエネルギー。最後は、かぶっていたカモ柄のサンドボックス・ヘルメットを観客に投げ入れていた。もらえた人、ラッキーだったね!)