昨日のAir+Styleでフロントサイド・トリプルコーク1440の後、転倒。そのまま担架に運ばれていったマーク・マクモリスの怪我は、大腿骨骨折だった。今季の出場は絶望的だ。
(転倒の後、担架に運ばれていったマーク・マクモリス。転がっていた瞬間、気丈にも両手を振って自分が動けないことを周りに伝えていた姿が印象的だった。)
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一瞬、何が起こったのか、と思った人も多いハズだ。
ランディングの際、体重が後ろの方に行ってしまい、単純な尻もちを付くような転倒に見えた。そのまま尻もちのまま滑り降りれば問題なかったが、その後、逆エッジのように谷側のエッジが引っかかり、その時に異様な向きに脚が曲がってしまう。この時に、怪我が起きてしまった。
気温も高くなっていたし、決勝にも近づきバーンも荒れていたに違いない。
しかも、選手は30メートルもの距離を4回転ほどしてランディングするのだ。25メートル以上のプールを飛び越しながら4回転することを想像してみてほしい。そのまま高速回転で逆エッジなんて考えただけでもぞっとする。
この怪我は改めて選手が命懸けてでビッグエアーに挑むことを認識させるし、またこうした大きな大会でのコース整備の大事さを伝える。
今回のマークの骨折は、身体の大きな部分だけに、時間は掛かるだろうが、復活すれば以前よりもパワーアップすることも可能だろう。
まだ次の五輪までは時間があるので、ぜひとも力強いカムバックを望むばかりだ。
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