
スイスで行われたFISワールド・カップは、国母和宏選手が見事に優勝!
先のニュージーランドで開催されたバートン・オープンから調子を上げて来ている國母は、決勝1本目から他者を寄せ付けない圧倒的な滑りで46.1ポイントという高得点を叩き出し、堂々の優勝。実に4シーズンぶり3度目の表彰台の頂点に立った。
五輪で最大のライバルとされるショーン・ホワイトをはじめとするアメリカ勢は出場していなかったが、この時期の優勝は本人にとって大きな自信と励みになるだろう。
前回トリノ五輪の後は、日本のエース級で活躍をしていたのは青野令だった。しかし、ここへ来て俄然、國母が台頭して来た印象を与える。
青野は高さとスピンでうまさが光り、そのフラット・スピンの技術は世界でもトップ。しかし、五輪では縦回転が重要になって来るのでそのへんの弱さが心配だ。しかし、一方の國母は縦回転も得意なだけに五輪でも期待が掛かりそうだ。
その他、男子でコクボに続いて良い成績だったのは工藤洸平で、9位だった。
女子は、トーラ・ブライトが43.5ポイントという高得点で他を圧倒する優勝。
日本勢では、岡田良菜が4位に入り健闘。山岡聡子は9位で中島志保は11位で、決勝進出を逃した。
FIS WORLD CUP – Saas-Fee
Men’s Halfpipe Results
1 Kazuhiro Kokubo(JPN)
2 Mathieu Crepel (FRA)
3 Peetu Piroinen (FIN)
9 Kohhei Kudoh (JPN)
28 Daisuke Murakami (JPN)
29 Kazuumi Fujita (JPN)
52 Takahiro Ishihara (JPN)
Women’s Halfpipe Results
1 Torah Bright (AUS)
2 Xuetong Cai (CHN)
3 Sophie Rodriguez (FRA)
4 Rana Okada (JPN)
9 Soko Yamaoka (JPN)
11 Shiho Nakashima (JPN)