2008年12月、ウィスラーにとんでもないゴンドラが登場する!
それは、ウィスラー、ブラッコム間をつなぐ、Peak to Peakゴンドラだ。(以下、イラスト参考)
それは、ウィスラー、ブラッコム間をつなぐ、Peak to Peakゴンドラだ。(以下、イラスト参考)


イラストを見ると、素人目にはかなり強引な設計に見えないこともない。というのも、このゴンドラ全長は4.4キロで、なんと3024メートルもの距離でサポートする支柱がないのだ。公式サイトにも「Longest unsupported span for a lift of this kind in the world at 3.024 km / 1.88 miles(3.024km/1.88マイル この種類のリフトでは世界でも最もサポートされていない長さ)」と掲載されているのだ。
しかも世界最高の地上450メートルを通るというから、凄い絶景になるだろう。
しかも世界最高の地上450メートルを通るというから、凄い絶景になるだろう。
本日、ちょうどこの新ゴンドラ建設のことが夕方のニュースで流れた時、約20年近くも住むウィスラーに住むカナダ人スタッフは「私、絶対にこのゴンドラ乗らない!」と宣言。
北米ナンバー1リゾート、2010年五輪開催地のウィスラーだけに、まさか事故を起こすようなことはないだろうが、あまりにもダイナミックな設計にビックリさせる。
肝心の詳細を説明していこう。
このゴンドラは、ウィスラーとブラッコムのメインの場所となるところに設置される。ウィスラー側からは、ウィスラーゴンドラの降り場付近。そしてブラッコム側からはソーラーコースターの降り場付近。一度でもウィスラーに来た人ならおわかりになるだろう。メインのレストハウス区間をゴンドラでつないでしまうのだ。
距離にして、4.4キロのゴンドラの乗車時間は、なんと11分という速さだ!今までウィスラーからブラッコムに行こうと思ったら、チョッカリしてベースまで滑ること10分(注:レベルによって20分か)、そこからさらにゴンドラなどを乗り継ぎ30分ほど時間をかけないとブラッコムのメイン場所には行けなかった。つまり、40分から1時間ほどの移動時間が必要だったのに、2008年からは11分という夢のような出来事が起こるのである。
このゴンドラは28人も乗れて、1時間に4100人ものスキーヤー、スノーボーダーを運んでしまうとのこと。本当にこの計画には驚かされる。
ここ最近、ウィスラーのリフト券代はハイ・シーズンには76ドル、タックス入れたら80ドル以上という値段に上昇しているが、このゴンドラ建設によりさらなるリフト券高騰が心配である。これから、ウィスラーを訪れる人にとっては、「どうぞお手柔らかにお願いします」という気持ちかな。
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これが新ゴンドラだ。 |
中はこのように広い空間。 |
(以下、Peak to Peakゴンドラの公式サイト)
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