今、世界のスノーボード・サイトで話題になっているセバスチャン・トータントのヒール抜けでのバックサイド900。
通常、バックサイド・スピンの場合、トゥ抜けが主だが、セブの場合、ヒール抜けでしかも高回転。2回転半も回る900をヒール抜けというと、前代未聞の快挙!!
トリックの歴史に詳しいヨーロッパONBOARD誌のサム・オータカ氏によれば、これまでには、ホルダー・ヘルガソンが360、540、720まで回していて、またノルウェーのジョーキン・クロッグスティもヒール抜けのバックサイド・スピンを得意としているとのこと。
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通常、多くのスノーボーダーは、トゥの方がヒールよりもバランスを保ちやすく、セブがこうしてヒールで高回転としていることは、改めて彼のライディング・テクニックのポテンシャルの高さを示していると言えそうだ。
しかし、せっかくのこうしたテクニックも下から見るジャッジではわかりづらく、これが今後、大会トリックとして使われるかどうか。
ただ、この難易度が高いヒール抜けバック9をメイクしたことは、今、世界で称賛されているわけである。
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