【コラム】大人になろう

文:齋藤 稔

前から思っていたのだがゲレンデのみならず日本には子供が多過ぎます。この場合の「子供」とは大人としてのルールやマナーを守れない子供のことを指します。自分勝手でわがまま、マナーも護れないような大人は大人ではなく子供なのです。まず、ゲレンデ見た子供発見編からいってみましょう。

1 タバコのポイ捨て
これだけみんなが口を酸っぱくして言ってもまだいるから不思議なものです。ゲレンデでタバコを吸ってポイ捨てするのは最低です。大人としてのマナーが全く見られません。最低限携帯灰皿を持ち歩いてください。バインディングをつけるときにタバコで汚れた雪面を見ると悲しくなります。

2 わがままし放題
リフトの割り込み、無謀な暴走などわがままし放題の人も子供です。リフトの割り込みはいい年した大人の方が目立ちます。逆に小さい子どもなんかはきちんと順番を守るようマナーを教えられているようです。せっかくの休日に来ているからたくさん滑りたいのはよくわかります。ですがそれはみんないっしょなのです。小さい子どもを押しのけて割り込んでいくあなたは最低な大人だとしか言いようがありません。反省してください。無謀な暴走も問題です。コントロールされた高速滑走と暴走をいっしょにしないでください。ゲレンデを高速で滑っていくうまい人はそれだけの技術を状況判断をもっているのです。自分の技術以上のスピードで暴走するのは自分が危険なだけでなく、周りも危険です。ぶつかって怪我したらどうするんですか? あなたはカゲしても構わないかもしれませんがぶつけられた方は最悪です。自分のレベルをもう一度認識してください。自分の限界にチャレンジするのであれば人の少ないゲレンデとコースを選ぶべきでしょう。

3 それを注意できない悲しさ
これが一番悲しいです。僕は基本的に見つけたら注意します。場合によっては怒ります。昨年僕といっしょにツアーで滑った人の何人かは見ていると思うのですが、割り込んできたスキーヤーを怒ったことがあります。そのスキーヤーは年の頃30前半くらいだったのですが思いっきり割り込んで行き、挙げ句の果てに彼女まで「早く来い」と割り込ませる始末。これを見ているゲレンデのリフト係や他のお客さんも見て見ぬふり。思いっきり頭に来たので怒ってやると「すみません」の一言も無く、じろりとにらみつけながら早くいけと言った表情。反省の色が全く見られませんでした。こういう大人には死んでもなりたくありませんね。もちろんそれを見ていたリフト係の人や他のスノーボーダー・スキーヤーも注意するべきです。面倒なことに巻き込まれたくないという気持ちから黙っているのでしょうが、最低限リフト係は注意するべきです。このままでは野放し状態で改善の余地がありません。

よくメディアでは「ずいぶん日本も熟成されて大人の文化になってきた」などとことあるごとに言っていますが、まだまだ日本は子供が多いようです。繰り返しますがルールとマナーを守れない人は子供なのです。はやく大人になりましょう。子供が多すぎるから未だにスノーボード滑走禁止のエリアがあったり、せっかくのパウダーエリアが滑走禁止なったりするのです。もちろんこういう子どもは一部なのですがこの一部のために本当の大人が迷惑するのは間違いです。昔はどの子供でも叱られたりしたのですが、最近は子供を叱るとその親が逆に怒られるという子供だったりするので大人の義務を逃げる人が多いようです。政府のTVCMだったと思うのですが、病院で子どもが暴れていても誰も注意しないでみている。「いつから子どもが怖くなったのだろう?」というナレーションが流れ、最後には一人のおじさんが立ち上がり「大人を逃げていませんか?」というナレーションで終わるのがありました。まさにそれです。大人を逃げてはいけません。一人ひとりがマナーとルールを守ればもっと快適で楽しい世の中になるはずなのです。

あなたは本当に大人ですか?あなたの周りに子どもはいませんか?