夏でもスノーボーディング感覚! オフトレ施設探索隊

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スノーボーダーにとっては悲しい夏(?)。まあ、夏は夏で楽しい遊びもあるけど、スノーボードに惚れたら、夏だってスノーボードに関することをやってみたい、と思うのが心情だろう。そこで今回の特集では、室内ゲレンデやエアー体験ができるトランポリン施設X-TECHなど、オフトレ施設にスポット・ライトを当ててみることにした。レポートをお届けするのはこの企画立案者でもあるdmkクラブ員の鈴木千代子。彼女自身がオフトレ施設の探索隊のリーダーになり、室内ゲレンデをレポート&撮影。その他、dmkスタッフやクラブ員などが協力して、このオフトレ企画をお届けする! まだまだ暑い夏は続くけど、スノーボードに賭ける情熱で冷蔵庫(=室内ゲレンデ)の雪をも溶かしてしまおう!

オフトレ施設探索隊長・鈴木千代子
初中級者の室内に行ったことない人に、レポを見ることでそれぞれの特徴や状況を把握してもらい安全に楽しく遊べるきっかけにしてもらいたい。そんな思いから企画を立案し、即採用され、最終的には自分でレポートをやることになってしまった。前職は雑誌編集業。

今回紹介する室内ゲレンデ&施設
カムイみさかスキー場、スノーヴァ溝口 -R246、 スノーヴァ新横浜、竜ヶ崎カムイスノーボードパーク
スノーヴァ広島、 アクロス重信、BIGAIR福岡、トランポリン施設X-TECH(埼玉店)

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カムイみさか(御坂)

http://misaka.kamuisp.com/summer/top.html

冬はゲレンデとなる山梨県のカムイ御坂は夏もパイプの御坂で有名。
のどかな夏の自然の中で準備をしていると汗だくになるし、ウェアに着替える自分が不思議に思えてきますが、場内に入ると真夏から一気に真冬の世界。入った瞬間は「すずしー ♪」と呑気なことを言っていても 、待ちが長くなるとメッチャ寒い!ウェアなどは雪山いくのと同じ格好がオススメです。ゴーグルはお好みで。 

大きくてきれいなシェイプのパイプで、パイプ練習には最適な場所。

パイプが一本だけの室内。とはいえそのパイプは長さ 100m、幅14~17m、高さ4mという大きさなので、入ると圧倒されます。安全できれいなパイプを作ることを日々心掛けての整備というだけあってさすがに美しい!
大きいから恐い、危ないと思ってる人。安全性は大きさではなく整備、形に左右されます。ここまでパイプに特化している場所だと整備も初心者のことを考えていて、レベルを問わず楽しめるように造られていますよ。  

眺めに圧倒されつつも、ウキウキこわごわ気分でベルトコンベアーに乗りスタート地点まで移動。久しぶりのパイプ。恐いと思っているのに無理してドロップインする必要はないでしょうと、普通に滑りだせるまん中から in。リップ抜けなんて考えずフリーラン気分でターンをくり返します。ザウスなき今、フリーランを味わえるとしたらここだけかなぁと思いながら滑走。一本滑り終わると久々の「スノーボード」の感覚に恍惚状態。気づくと移動のベルトコンベアーをもくもくとハイクしておりました。
混み具合は日によりけりですが、やっぱり週末は混みます。とはいえみんなルールを守って滑るのでうまい人の滑り見ながらイメトレして待ってると、人数ほどは「待った」と感じないかな。
御坂ならではのルール (?)は順番待ち。スタート地点に何個かコーンがあり、その後ろに順番に並びます。なので駐車場では「1stこんでた?」「んー。○列○人だったよぉ」って会話がよく聞かれますね。これ応用してみると…私が行ったときは7列5、6人。待ちのストレスはまったくありませんでした。
補足するとここの料金形態は午前と午後でカウントされて午前の9~13時は1st(ファースト)。13:30~17:30は2nd(セカンド)という 呼び方をしてます。(時により ALL NIGHT(21~4時)もあります。) 

取材の日は偶然試乗会も開催されていました。御坂はパイプのサイズが大きいから、1本でも結構距離を滑れるので用具の性能がわかりやすいと思いますよ。試乗会は今回だけでなく、よくあるらしいのでwebサイトで確認してみてください。  

また、御坂ではお盆頃に Misa cupというパイプの大会が開催されます。今年は終了してしまいましたが、次回は1stで滑走後、温泉と腹ごしらえしてから大会を観戦(ギャラリーは無料)って感じで遊びにいくのもいいかもなぁと思いつつ本日の御坂を後にしました。

■なにができる場所?: パイプ
■こんな人におすすめ: パイプ好き。フリーラン気分味わいたい人。
■室内の服装は?: 12月頭や3月頭の関東圏ゲレンデ並みの格好。

 

スノーヴァ溝口 R246(溝)
http://www.snova246.com

特殊ポリマーを使用したスノーヴァ溝口は都心部(実際には若干ずれますが)にあり、最寄り駅からも数分の距離。更衣室やロッカーも完備されているので電車で通う人も結構います。  

初めていく人は受付時に会員登録と入会金が必要。登録と同時に、90分か4時間(延長可)の支払いをするのですが、女性の方に朗報。毎週金曜日はレディースデイで90分の基本滑走料が1000円OFF!2回金曜に行けば、3回目行く時のお金が貯められることになる、太っ腹なサービスですよ。
その他にも毎月20日のお客様感謝デイには施設利用者全員にプレゼントが配られます。(今月はお菓子だったかな?)他にもJSBAやJAFなど提携しているカードをみせると割引きを受けられるので、自分の持っているカード関係を受付で確認するとお得になるかも。  

準備を済ませていざ室内へ。水から作られる人工雪とは違いバーンは固いです。失敗してケツ落ちする時はもちろん、意図的にお尻をついてもその衝撃にはびっくりします。施設側でも利用者のヘルメット着用を義務づけていて無料でメット貸出のサービスがありますし、他のプロテクターもレンタルがあります。そんなんじゃ怖くて…と思ってしまった人。ちょっと驚かせ過ぎてすみません。ご安心ください。危ないかな?と思われる要素のある場所ではそのフォロー体制もしっかりしています。  

大小形の良いキッカーがあり、エアー練習が可能。
台形BOX、6メートルBOX 、7メートル低レールなど日替わりで設置される様々な擦り系アイテムも。

溝口は数ある室内ゲレンデの中でもスクールやキャンプが充実している場所。安全に楽しくボードができるよう、初心者から対応した基礎レッスンをはじめ、ワンメイクやパイプ、ガールズなど9種類のキャンプがそれぞれ毎月1回開催されています。
スクール入るほどじゃないけど、最初は慣らしで滑りたいという場合は毎日18時まで平バーンという常設BOXが1つあるだけのフリースペースが設けられているので、初中級者の人はこの時間を狙うのがおすすめ。  

そして毎日19時からは平バーンに日替わりで3つのジブアイテムが設置され、夜の溝口はジブ練習場の姿をあらわします。ストレートのBOXやレールの他にも 10メートルを超える台形BOX、フラットダウンフラットやキンクのBOXやキンクレールなど50-50で流すだけでも楽しいアイテムがあるのでwebサイトにアップされている月間予定表を確認してみてください。  

私もその波に乗った人ですが、巷はいまだにジブブーム覚めやらず。その中でもここのジバーはレベル高い! 自分がやらず見ているだけでも目の保養(?)になります。そしてそんな人たちの滑りを一様に見学できるのが8月20日(土)に開催される「ジブコン」。ジャムセッションのジブの大会ですが、今回の大会ではBOXのみで競うビギナーコースも設定されています。BOXなら結構自信ありという人、まだ練習時間はあります。今回はギャラリーだけで終わらずに大会の雰囲気を味わいつつ参加賞狙い!という気楽なイベント気分で参加してみるチャンスかも!?

■なにができる場所?:ジブ、キッカー、パイプ、スクール(フリーラン)
■こんな人におすすめ:「時間」を選べばなんでもできます
■室内の服装は? :ロンT~ウェアまで人によりけり(ウェアの場合、下はTシャツで十分です)/ゴーグルは必要なし

 

スノーヴァ新横浜(新横)
http://www.snovashinyoko.co.jp/
 

スノーヴァ新横浜は曜日によりフリースペースがあるか、ジブアイテム設置日かが決まっています。毎週日曜日から水曜日までの「擦り曜日」はフリースペースがなくなりレールや BOXが4、5アイテム設置。フリーランで慣らしてから小キッカーを飛びたいなどという場合は木、金、土曜日の平バーンがある日を狙ってください。 バーンの感想はあくまで主観ですが「スノーヴァのわりには」雪がやわらかい気がします。  

新横お得情報としては、レディースデイと平日のおまけ。月曜と金曜のレディースデイは女性 800円引き。そして平日のおまけとは‥90分の基本滑走料で30分の延長がつくのです(男女問わず)。そう。平日は90分といいつつ2時間(+着替えの15分)、レディースデイは2時間ちょっとで1500円というおいしい話なのでお見逃しなく!提携カード提示での割引もありますので受付で確認してください。  

ここから先は勝手に新横 Q&Aコーナー!  

おなじスノーヴァなのに何で溝口、新横別々に入会金がいるの?
溝口で会員証を作っても、新横浜ではまた別に会員登録をする必要があります。 スノーヴァとは人工雪として使用している特殊ポリマーの名称であって、経営は異なっているためです。溝口、新横浜は全くの別ものと考えてください。そのためそれぞれに入会金が発生します。  

アイテムとか見る限り溝口と新横似ているけどどっちでもいっしょ?
☆もちろん違います!山でスペック的に同じようなキッカーでも、全く同じ飛びにはならないはず。それは室内でも同じこと。これは完全に好みの問題になるからどっちがいいなんてことはありません。  

新横通いの人ってなにが魅力でいくの?(注:溝口の方が近いのに新横に通う人達に聞きました)
溝口は時間でアイテム設置されるのに対して、新横は曜日でアイテム設置されるから、日にちさえ選べば時間に関係なく必ずアイテムのあるところが魅力。

場所も近く、コンセプトも似ている新横浜と溝口は、ある程度どっち好きかわかれます。立地もそうでしょうが、好みに左右されるところが大きいと思うのでその辺りは自分で試しに行ってみるのが一番です!    

■なにができる場所?:キッカー、ジブ、パイプ、スクール(フリーラン)
■こんな人におすすめ:「曜日」を選べばなんでもできます
■室内の服装は? :ロンT~ウェアまで人によりけり(ウェアの場合、下はTシャツで十分です)/ゴーグルは必要なし

カムイ竜ヶ崎スノーボードパーク(竜)
http://www.kamuisp.com/ryu/top.htm
 

茨城県龍ヶ崎市 にあるワンメイク特化型の室内ゲレンデ。外気の影響をもろに受けるため夏はキッカーが小さくなり、涼しくなってくると巨大化 (時により化け物級)します。  

利用方法は2時間券の他に1日券(11:00~17:00)、ナイター券(17:30~23:00)、土曜の夜はALL NIGHT券(23:30~翌6:00)があり、月いっぱいまで時間券以外は500円引きというお財布にやさしい設定。
時間券は入場時に発券して退出時の支払い。他の券は最初に購入して帰りに受付に返すという清算システムですが、時間券以外は返却時に名前を記入して返してください。実は年内キャンペーン中で返却した券が応募用紙となり、毎週抽選で5人に入場券が当たります!せっかくのチャンスなのでお見逃しなく。  

大キッカーがあるので、スピン系をマスターには最適な環境。

中に入り、カキ氷のような雪に「 あぁ~ ♪雪だぁ~♪ 」とウキウキになった直後(シャバっているのでブーツやウェアの裾、グローブが濡れることは覚悟してください) 、目の前に立ちはだかる大キッカー、そこから飛んでくる人たちにびっくりします。…回すのが義務ですか?と…。(もちろんできることをやればいいんですよ)
私が行った日はレベルが高く 540、720の連発。スタイル入ってる人が多発。圧倒されながらもワクワクしてうまい人の飛びを見ながらベルトコンベアーで上にあがり、まずは大キッカーのコース・・・を通り抜け奥にある小キッカーとレールのコースに向かう。  

数年前に行ったことがある人には悲しい情報ですが、以前4コースあった室内は現在大キッカー(デカ台)コースと小キッカー(ちび台/ポコ (ジャン))&レールの2コースのみ。  

技の練習や慣らしにちょうどいい小キッカーは毎度形が違い、状況の差が激しいです。シャバ雪ということで失敗してもダメージは少ないから、飛びやすい日はキッカー初中級者に最適な台。レールはダウン系の角ストレート (角のある四角い形のレールを斜度をつけて設置)。SIDE INしないとダメだからジブ慣れしてないと辛いかも。  

そして竜の目玉の大キッカーは成長すると化け物キャニオンになりますが、今はデカ台としては小粒サイズ。大キッカーはさすがにきちんと設計されていて飛びやすい! 状況の差が激しい小キッカーと比べ、大きさに慣れれば夏場はこの台の方が安全。きちんと飛べた時の浮遊感はなんともいえません。1回飛ぶと病みつきになります‥。  

整備が17時から1回しか入らないので時間が経つと台は壊れます。そこで竜ヶ崎特有のルールが「整備」。荒れ始めると誰ともなしに台に近づき自分たちで整備をはじめるのです。強制ではないですが、手伝うと整備を覚えられて台も確認できるし、いっしょに作業している人と話せるしと結構楽しいですよ。そして自分たちで直した直後の台を飛ぶと…着地した瞬間満面の笑みがでて、ベルトコンベアーをハイクしてしまうくらい気持ちいいのです!  

安くで長時間遊べてバーンも痛くないしランディングも長めなので、キッカー好きだけでなく室内初心者の人にもおすすめのゲレンデですよ。  

■なにができる場所?:キッカー/レール/(雪があれば)グラトリ
■こんな人におすすめ:キッカー好き。スクール,キャンプ以外で室内初体験の人。
■室内の服装は? :12月頭や3月頭の関東圏での格好を基準に温度調整できるように (ゴーグルはビーニー押さえ以外では必要なし)

鈴木隊長のまとめ

室内とひとくくりにいっても山のゲレンデ同様、それぞれに特有の雰囲気があります。(入っている人やコンディションでも違いますし。)関東圏在住の人は室内が充実しているという特権を生かし、自分のお気に入りのゲレンデを見つけて涼しい冷蔵庫生活 (別名ボードバカ生活…)で猛暑を乗り切りましょう!

今回のレポはあくまで私が感じたことなので、詳細などは各室内ともに充実した webサイトを参考にしてください。

初中級者が快適に利用できるように施設側でもいろいろな工夫をしています。アイテムもきちんと整備され安全性は高いです。「できないけどやりたい技の練習をしたい!」「シーズンがくるまでにもっと滑れるようになりたい!」という気持ちがあるなら一度行ってみるべきですよ。

 

スノーヴァ広島
http://www.funnavi.com/snova/

広島市中心部から車で15分という便利な場所にスノーヴァ広島はある。スノーボード熱が高い広島近郊エリアのスノーボーダーを受け止めてくれる室内としてはかなり広いゲレンデだ。dmkクラブの掲示板でもお馴染みのまるりんにレポートをしてもらったぞ。

僕の行っているスノーヴァ広島ですが、 幅35mの長さ65mで角度は14度と10度の短いゲレンデです みなさんご存知のとおり吸水性ポリマー(おむつの中身?)に水を染み込ませ凍らせたものが雪です なので、バーンはちょいと硬いですね 解けてくるとジェル状になるので気持ち悪いですが、最後には粉になります。

ロングターンなら1回ないしは2回くらいで終わりますね。でも、それだからこそ、意識してターンをするので完成度を高めることができると思います。

左がゲレンデスペースでターン練習、右がボックスと2WAYキッカーとなっている。

アイテムは2WAYキッカーであとはBOXとレールが設置されています。そして金曜日のみパワフルルライデーと言うものがあり、アツいアイテムがもう1個、キンクレールなどが付け足されます。
2、3ヶ月に一度だけジブ祭があり、ゲレンデいっぱいにアイテムが出てきます。 12mレールという、かなり強力なアイテムも登場。
また女性専用の日というのが先日行われて大盛況だったみたいですね。題してギャルガメッシュ!

レッスンは基本はドリフトターンができるまでのレッスンです。その後はマンツーマンレッスンというものになりますが、最近出てきたレッスンで応用コースとしてはワンメイクとグラトリ&ジブレッスンがあります。後は、A級インストラクターの教える自由レッスンというのがあり、自分の要望のものを教えてもらえます。これは回数券で月に2回受けれますよ。このA級インストラクターの方が僕の先生です。恐がりな僕をあそこまで鍛えてくれた恩人ですね。また、キッズのみのキッズレッスンが平日に行われています。

料金なのですが、おそらくは全スノーヴァで最も安いと思います 5ヶ月ロングパス券というのがあり、これが3万円で4月限定で買えます。 あとは年中3ヶ月パス25000円、1ヶ月1万円で売ってます 単発1日は3300円、3時間2500円で滑れます。

そして6月から10月限定でウエイクボードレッスンもあります。15分x3回で5500円なので他よりは安いと思います。

また秋になれば常連さんが集まってのフリーマーケットなども行っています 結構掘り出し物が安く買えますよ~。

 

アクロス重信
http://www.kumax.co.jp/across%20shigenobu/ax-topfrm.html

dmkクラブでは、いつの間にか古株さん。キャンプ参加数は会員の中では随一というサコさんが、ワタキチがコーチングするYONEXキャンプのため、遥々関東エリアからアクロス重信まで行って来たので、早速、その施設の様子を紹介してもらうことにした。

コスり系アイテムもあるが、人気はなんと言ってもハーフパイプ!

西日本のボーダーにはかなり有名なアクロス重信は、四国は愛媛にある国内最大級(※1)の屋内ゲレンデです。
今回は真夏にYONEX HP CAMP(2005/7/31~8/2)があるということで、噂に聞くアクロス重信へ、埼玉在住の私が行ってきました。

第1印象
まず断っておきますが、私は決してガッツリ系ではなく、屋内ゲレンデもオフシーズンに数回行く程度です。これまでに行ったことがある屋内ゲレンデは(懐かしの)ザウス、カムイ御坂そしてスノーヴァ新横浜です。
そんな私のアクロス重信についての第1印象ですが、思ってた以上にデカイなぁと思いました。

雪質
雪質は粒子は細かく、さらさらして柔らかく、ほどよくエッジが噛むので練習にはとてもいいと思います。

コース
私が行ったとき(※2)は、ゲレンデは大きく4つのコースに分かれていました。ゲレンデ下から見て、向かって右端にハーフパイプ。その左に2WAYキッカー。 その左にフラットダウンのBOXとレールで、その直下に大きなヒップ。 一番左がフリーランのコースです。

ハーフパイプはかなり本格的(※3)で一番人気のアイテムです。 通常の屋外パイプに比べて少しボトムは狭めですが、十分に斜度があり、 パイプドラゴンできれいな形に整備されていますので、おもいきって練習できると思います。
2WAYキッカーは、私の目測では大キッカーが約8m、小キッカーが約5m程度の飛距離だと思いました。(正確なデータがなくてすみません。) これらも安全に遊べる形に作ってあると感じました。また、アプローチやランディングしてからの距離があるので、屋内にしては恐怖感が少ないのではないでしょうか。
フラットダウンのBOX &レールは約5mの距離をおいて平行に設置されており、なんと小憎らしいこと(笑)にそれら間のダウンの
部分に階段が切ってあります。 私はJIBが苦手なので近づかなかったのですが、みんなそれぞれいろいろな遊び方で楽しんでいました。その下のヒップも大きく飛べて、アクロス重信の広さを生かした楽しいアイテムだと思います。

そして意外と広いフリーランのコースも見逃せません。 屋内ゲレンデというと、どうしても一部の気合が入った人たちの行くところというイメージがあるのですが、このフリーランのコースは初心者でも気兼ねなく練習できるスペースです。また中上級者でもオフにフリーランの練習をしたい人も多いと思います。今そんな要望に答えてくれる場所は、ほとんどなくて、そういう意味では貴重だと思いました。

その他のいいところ
・なんと初心者ボードスクール(60分)が無料!
・BURTON LTRボードのレンタルができ、スクールがある。
・伊予鉄道横河原線の横河原駅との間で無料送迎してくれる。
・近くの温泉旅館と提携した宿泊パックがある。
※今回私は「たかの子温泉」に宿泊しましたが、アルカリ性のお湯はお肌がつるつるになりますよ!
・ゲレ食が安くてうまい!私のオススメはアクロスプレート生ビール付き(800円)♪

おわりに
今回機会があってアクロス重信を初体験した訳ですが、失礼ながら愛媛にこんないい施設があると思っていなかったので驚きました。広くてアイテムが豊富で楽しめるのはもちろんのこと、いろいろな面で懐が深いというか工夫している。愛媛という南国の土地柄、苦労することも多いと思いますが、がんばっているのが伝わってきて応援したくなります。
私はかなり気に入ったので、また来年の夏には行きたいと思っています。
みなさんも松山観光がてら、行ってみてはいかがでしょうか?

※1
「国内最大級」とはアクロス重信のwebサイトに書いてありましたが、私が調べた限り、全長×全幅のスペックで比較すると狭山スキー場が最大で、アクロス重信は2番目のようです。
ただし狭山スキー場の営業期間は秋~春で、通年営業だとアクロス重信が1番目と言えると思います。

※2
アイテムは時期や曜日によって変わるようなので、最新の情報はwebサイトなどでチェックしてください。

※3
SAJとJSBAの屋内公認競技コースらしいです。
私が行っていた期間中にもJOCジュニアオリンピックカップをやっていて、ちびっ子や少年少女が気持ちよくぶっ飛んでました。

 

ビッグエアー福岡
http://www.bigairfukuoka.com/

南の楽園、九州最大の都市・福岡の天神。そこからバスで5~10分ゆられるとすぐ海が見えてくる。
そんな海の近くにあるインドアスノーボードパーク。目の前にはスケートパークがあり、いつもスケーターやBMXライダーたちで賑わっている。そんな夏真っ盛りでも、でっかいスノーボードバッグを抱えた人たちが建物の中にどんどん流れ込んでいく。
福岡は、もともとスケートやサーフィンなど横乗り系が盛んで、こっちの人のまったりした気質?からか毎日楽しんで過ごしてる人が多い。そんなわけで、雪とはまったく無縁に思われがちな福岡でも、スノーボードに魅了されてしまった人がたくさんいるわけで、このあたりはスノーボードショップの密集地域でもある。ビッグエアー福岡から歩いていける距離に、treasure house、prosaws、そして自分がお世話になってるショップACHARMもこの近所。

セクション
ビッグエアー福岡のセクションは、回る人は1080回る大キッカー、180の練習に最適な小キッカー、週によって変化するレール(サイドインダウンレール、フラットダウン、ダウンフラット、などが定期的に設置)と、ボックス(ナローボックス、ダブルナローボックス、フラットダウンボックスなど定期的に交換)、あと不定期に空いてるときなど、エンビレールなど隠れキャラも登場!?

雪質
実際に水から天然雪を作り、毎晩降らせているので溶けたポリマーのようなものが付着することはありません。
ウェア、板ともに普通のゲレンデに行く格好で問題ないと思います。

滑りに来る人たち
ビッグエアー福岡の驚くべき点は、この真夏でも初心者レッスンを受けに来る人たちが毎日いること。学生でレンタル込みで3700円だ。ホットペッパーにも載ってるし、沖縄の修学旅行のルーティーンには必ず組まれるほど、初心者に優しいゲレンデ作りに努めている。
一方で、ローカルのスノーボーダーたちも熱い人が多く、毎日のように顔を見る人や、週の決まった日に現れる人などスノーボード大好きな人が多い。冬は北海道や東北、新潟、長野に篭もっているライダーも少なくなく、冬は山で、夏は地元の屋内で滑っているローカルライダーのレベルは半端なく高い。
今年の夏は、ビッグエアー福岡の魅力に釣られてウィスラーからも10数名移住して来た者もいるくらいだ。

街から近いこともあり、手軽に来れるし、おしゃれなスポーツバーもあり、デートコースとしても人気のベイサイドプレイス内なのでスノーボードをまったくしないお客さんも来る。あとは、港に停泊中のロシア人はよく酒を飲んでいる。
全体的にアットホームな感じで、初心者もバートンのLTRプログラムで楽に上達できるし、どのレベルのスノーボーダーでも楽しめる感じに仕上がってると思います。

●さらに擦り侍トオルから簡単なレポートが来たので、紹介しよう。

まず料金的にもマンスリーパスなどもありかなりお得だとお思います。
アイテムも初心者から上級者まで楽しめるものが常時あります。
そして雪が常にシャバっていてやわらかいので初心者でも安心。
スクール、レンタルも充実していて初心者の人とトリックを練習したい人がいっしょに行くっても楽しめます。
福岡という都市にあり、中心地の天神からも近いので、スノーボード以外の楽しみもたくさんあります。屋台とか。


左)トオルも参加した大会の模様。福岡の熱気が伝わる大会だった。
右)隣接したところにスケート施設もある。まさに横乗り天国エリア。

日本全国屋内ゲレンデ一覧表
ゲレンデ名称 エリア 電話番号 webサイト・アドレス
カムイ竜ヶ崎 茨城 0297-63-0003 http://www.kamuisp.com/ryu/top.htm
スノーヴァ新横浜 神奈川 045-570-4141 http://www.snovashinyoko.co.jp/
スノーヴァ溝口 R246 神奈川 044-844-1181 http://www.snova246.com
カムイみさか 山梨 055-264-2614 http://misaka.kamuisp.com/summer/top.html
スノーヴァ羽島 岐阜 058-394-0251 http://www.snvh.co.jp/index.htm
SNOWPARK神戸 兵庫 078-882-3751 http://www.snowpark.co.jp/
スノーヴァ広島 広島 082-505-5100 http://www.funnavi.com/snova/
アクロス重信 愛媛 089-960-5577 http://www.kumax.co.jp/across%20shigenobu/ax-topfrm.html
ビッグエアー福岡 福岡 092-263-5755 http://www.bigairfukuoka.com/

 

 

トランポリン施設X-TECH(埼玉店)
http://www.x-tech.co.jp/saitama/index.html

トランポリン施設X-TECH(埼玉店)は、このオフシーズンにdmkスノーボードクラブでも活動を行ったところ。今回の屋内ゲレンデ企画の中では一線を画すが、このようなユニークな施設もオフトレに最適!とうことで、この特集の最後に紹介しよう。
dmkクラブ員、及びウエブ会員には割引もあるので、受け付けで「dmk会員です!」と伝えてみよう。
以下、dmkクラブ部長のお馴染みアヤによるレポートだ。

X-TECHは、長方形の大きなトランポリン2つをメインにおもしろいことギュッと詰め込んだ遊びの施設。 もといオフトレ施設。

dmkクラブ員の宴会切り込み隊長のリュウさんも、かなり真剣な表情でエアー体験。

トランポリンの他にスケートランプ、ビリヤード台、卓球台などあります。 おまけにマンガコーナーも。
何より魅力は、右も左もわからない人に親切に説明してくれるスタッフがいること。 初めて訪れたなら、少々の経験があっても吉田店長(トランポリン担当)やスタッフの方に声をかけてみて!オフトレの充実度があがります。

トランポリンでは、安全に加工されたスノーボード(短いもの)を装着し踏むことができます。
また、アクセルウェイブボード(トランポリン用で使えるボード)の使用も可。加工スノーボードは有料レンタルですが、スノーボードブーツは各自忘れずに持って行ってください。スニーカーで合わせられるボードも少し用意はあるようですが。

板を装着せずに、ただトランポリンすることもかなり難しいです。 トランポリン初体験の方はもちろん装着せず踏むことの練習から!
子供の頃、恐いとも思わなかったトランポリンが大人になるとかなり恐く感じます。 キッカーに向かう&飛び出す恐怖心を抑えるのにこれはかなりいい訓練になりますよ。

スケートランプを利用するには?
マイボードの使用はもちろんOK!レンタルもあります。
ヘルメットは必須。種類は問いませんが、持ってない人はレンタルもできます。
プロテクター等の貸出はないので、あれば自分のものを持参しましょう。

ビリヤード、卓球は道具も無料貸出で自由に使用できます。

その他、営業時間(貸切も時々あるので要チェック)、料金、レッスン、アクセス等はwebサイトにて確認を。

吉田店長がしきりに気にしてること
施設内にはクーラーないです。汗いっぱいかきますが残念なことにシャワーもない。 水道はあるから、タオルぬらしたりして、少しでもサッパリしてほしいな~、とのこと。
普段クーラーにやられてお疲れギミの方には、この汗が絶対オススメ! 気持ちまでサッパリするのでぜひぜひ行ってみて~。
そして、施設内ではスノーボーダーだけではなくスキーヤー、競技トランポリンの人、もちろんスケーターといろいろです。
スマートな順番待ち、譲り合いで気持ちよく過ごしてくださいね。

さらにこんな施設もあるよ!

関西エリアにあるX-TECH大阪と、ウォータージャンプを楽しめる白馬五竜エアーフィールド

X-TECH大阪
http://www.x-tech.co.jp/osaka/

白馬五竜エアーフィールド
http://www.airfield.jp/hakubaafsummer/

 

 

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