X-TRAIL JAM in TOKYO DOME 2007ストレート・ジャンプ速報

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東京ドームに集まった人は、7万人との発表。ウィンター不景気時代が叫ばれる中で、このX-TRAIL JAM in TOKYO DOME 2007だけは、格別にゴージャスなイベントで日本中のスノーボーダーを超熱くさせる。
昨日のクォーター以上に盛り上がったストレート・ジャンプ大会の栄冠は?誰の手に!!

レポート:特派員トオル

ストレート・ジャンプ日本人予選

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忠がワンフットで狙ったが・・・

10人の日本人ライダーが登場する日本人予選は、トップ6が準決勝へ。チャンスは2本。内ベストランのポイントが勝敗を分けるルール。

最初にドロップしたのは谷口尊人だ。いきなりキャブ900をメイクしてトップに立った。X-TRAILの申し子は、さらにパワーアップして戻って来た。

岡本圭司はダブルバックフリップを決めて見せて3位に入った。3年前なら優勝を狙えるトリックが、今では日本人予選で登場する時代に。

日本が誇るグローバル・ライダーの布施忠は、ワンフット・フロントサイド360と、ダブルバックフリップを狙ったがどちらもランディングできずに予選敗退。残念な結果となったが、忠の心意気は観客に伝わったようだった。

900や1080という高回転の連発で、早くも白熱バトルとなった日本人予選だった。

クォーター・パイプ日本人予選結果
1 鈴木伯
2 谷口尊人
3 岡本圭司
4 石川敦士
5 山口睦生
6 中井孝治
(以上は予選へ)

7 長谷川篤
8 チョコバニラボール新井
9 布施忠
10 鈴木翔太
 

ストレート・ジャンプ準決勝

決勝への切符は8枚。この準決勝では、16名出場選手の半分8名が決勝へ進むことができる。
もちろん大会形式は、観客のハートを熱くするジャムセッション。25分内に何本飛んでもOKだ。

ここでは初出場組が活躍を見せた。
トースタイン・ホグモは、フロントサイド720で8位通過。
ダニー・デービスは、バックサイドコーク720で7位通過。
今大会、爆発的な活躍を見せる岡本圭司は、ここでもダブルバックフリップを決めて4位で通過してみせた。

そんな中、実力者が決勝へ行けない波乱もあった。
昨日の準優勝者アンディ・フィンチとAIR & STYLE優勝者のケビン・ピアースが敗退してしまった。

一方、トラビス・ライスは、ダブルバックサイドロデオをメイク。まさにこの安定感は脱帽。
そしてマシュー・クレペルはスイッチバックサイド900を完璧に決めてみせてくれて、見事に1位通過した。

日本人では岡本以外に鈴木伯がバックサイドロデオ900を決めて3位通過。
ベテラン平岡暁史もダブルバックフリップで6位通過した。

観客のボルテージが選手にエネルギーの源になり、選手もハイパフォーマンスを披露した準決勝だった。

ストレート・ジャンプ予選結果
1 マシュー・クレペル
2 トラビス・ライス
3 鈴木伯
4 岡本圭司
5 リスト・マティラ
6 平岡暁史
7 ダニー・デイビス
8 トースタイン・ホーグモ
(以上は準決勝へ)

9 ケビン・ピアース
10 石川敦士
11 ミッケル・バング
12 デビッド・ベネデック
13 中井孝治
14 山口睦生
15 アンディ・フィンチ
16 谷口尊人

ストレート・ジャンプ準決勝

いよいよ準決勝。ファイナル(決勝)に進めるのは、たった3名だけだ。

トラビス・ライスは。伝家の宝刀ダブルバックフリップ180で見事1位抜けに成功した。

そしてマシュー・クレペルは全方向の900と見せてくれた上で、さらにスイッチバックサイド1080まで決めて2位通過。

リストも全方向900に、シャフル入りのバックサイド360を決め、スノーボードのスタイルの幅を観客にアピールすることを忘れない。このプロ魂で、3位通過だ。

ダニー・デービスは、キャブ、フロントサイド、バックサイドの900とフロントサイド1080をスタイリッシュにメイクしたが、決勝には行けず。

鈴木伯は、バックサイドロデオ900はメイクったが、残念ながらキャブ900で立てなかった。

ノルウェーからやって来たモンスター新人トースタイン・ホグモも、ここで体力消耗し敗退した。しかし、初参加ながら6位という活躍はご立派。初めて日本でその存在感を知らしめた。日本のファンにも囲まれてたくさんのエネルギーをもらったようだ。

日本のスノーボード界を引っ張る平岡も残念ながら、ここではメイクできず。しかし、全力でこの大会に挑み充実感があったようだ。

準決勝のジャムセッションは、まるでファイナルのようにヒートアップしたセッションとなり、全選手ギリギリまで体力を出し合う展開となった。

初めての日本を満喫したトースタイン。

東京ドーム7万人の観衆の前で、Peak#03の映像も流れたぞ!

ストレート・ジャンプ準決勝結果
1 トラビス・ライス
2 マシュー・クレペル
3 リスト・マティラ
(以上は決勝へ)

4 ダニー・デイビス
5 岡本圭司
6 トースタイン・ホーグモ
7 鈴木伯
8 平岡暁史

ストレート・ジャンプ決勝
今日もZEBRAのライブで観客をヒートアップした後、ファイナルがいよいよ始まった。
しかし、決勝3人の選手すべてが1本目ミスるという波乱の幕開け。

そんなドラマッティックな流れの中、しっかりと2本目決めたのは、リスト・マティラだ。フロントサイド1080をクリーンに決めてみせた。常に表彰台の上の位置に近づきながら、なかなかタイトルを獲得できなかった男が、遂にX-TRAIL JAMの優勝という栄冠を手に入れた。

トラビスは、ダブルバックサイドロデオを2本ともミスで2位に。
マシューはスイッチバックサイド900を2本ともミスで3位となった。

そして最も印象的な選手に贈られるモースト・インプレッシブ・ライダー賞は、トラビスに憧れ続けて来た岡本圭司だ。トラビスと同じ舞台に立ち、スタイルを研究し続けた努力家が遂に開花した!

数あるスノーボード大会はあれど、やはりX-TRAIL JAM in TOKYO DOMEは最高だ。ドーム内で行われることから寒さも気にせず、一般の人たちが気軽にスノーボードを楽しめる。東京で行われることで、全国の人が訪れやすい。
この大会をテレビを観た次の日に、学校や会社で「いやー、昨日のエクスレイル見た?トラビスはヤバいよねー。」みたいな会話が普通になる日が来ることを願わずにはいられない。そんな日が必ず来るようにしなきゃいけない!

   
 優勝を決めたリストのフロントサイド10。  トラビスのダブルバックサイドロデオ。 マシューのスイッチバックサイド900は惜しくも着地でドライブした。
ストレート・ジャンプ決勝結果
1 リスト・マティラ
2  トラビス・ライス
3 マシュー・クレペル

モースト・インプレッシブ・ライダー賞: 岡本圭司

気になるテレビ放送は?
12月25日(火)深夜24:44~25:44
日本テレビ系列30局ネットにて


http://www.x-trailjam.net/index3.html 

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