トースタイン・ホグモがコンテストからの引退発表!

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トースタイン・ホグモが、自身のブログ形式動画、『Tor Vlog』でコンテストからの引退を発表した!
X Gamesなどビッグ・コンペティションで見せた勇姿はもう見れなくなり、平昌オリンピックの道も閉ざした。

この『Tor Vlog』視聴者から様々な質問にトースタインが答える動画内容だが、その最後の質問は「もうコンテストに出ないの?」

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それに対してトースタインは、「いよいよ発表する時が来た!」と冒頭コメント。
そして、「もう僕は大会に出ない。フィルム撮影に専念する。」と続けた。

その理由は?

「僕は元々スノーボードをやりたかったのは、100%ビデオ撮影だったんだ。
だけど、ノルウェーに生まれた僕にとって、その願いは叶わなかった。

そこで、ノルウェーの大会に参加し、さらにヨーロッパの大会に出場することになった。
と同時にフィルマーを見ると、「ハーイ、僕はトースタイン。コンテストの後にいっしょに撮影しないかい?」
って声をかけまくっていたんだ。そう、僕は超ウザいガキンチョだった(笑)。

だけど、それをきっかけにノルウェーのファクター・フィルムと撮影することができた。
そして、彼らとアメリカに行くことになり、SNOWBOADRDER誌主催のSUPERPARKイベントに出場。

そこではDCのグローバル・マネージャーと会うことができた。
それから、さらに大きな大会に出るようになり、AIR +STYLE、X Games、X-Trail Tokyo Domuにも出場。
東京ドームで行われた大会では、出場するだけで5000ドル(およそ50万円以上)もらうことができたんだよ。
しかも、トラビス・ライス、テリエ・ハーコンセンなど僕のヒーローだったライダーとコンペティションすることになるなんて!
正直、彼らと同じ舞台に立つなんて思ってもいなかったよ。

みんな撮影には、本気だった。そしてコンテストはサイドメニューのような存在だったんだ。

そして僕のスポンサーであるDC、オークリーが、当時のメジャーフィルムだったスタンダード・フィルムの撮影をサポートしてくれた。
その頃、僕は大会でも勝ち続けた。大会で勝っている時に、もう大会に出ないなんて言えなかった。
みんなも出場し続けた方がいい、と言っていたし。

そして歳月は流れ、スノーボード界の中では本来フィルム撮影が重要なことなのに、大会の方が大きくなってしまった。
各メーカーもこうした大会を後押しし、様々な大会イベントが行われるようになった。

そして、もっと日程が忙しくなり、ナショナルチームの大会も増えて。
あと、コーチってのが出て来た。

これは二度と忘れないけど、コーチがノートとペンを持って、他のトップ選手のランをチェックしていたんだよ。
そして、自分たちが勝てるようなルーティーンを提案してくるんだ。
バカじゃねぇの!って思った(笑

忙しい日程の中、大会のために飛行機に乗って世界を駆けまわり、テレビ撮影の関係で最初のヒット・ジャンプを下見もできずに滑らないといけないようなものもあった。
僕のすべての怪我は、こうした忙しさからの疲れから来たものなんだ。
そこには僕のやりたいスノーボードがなかった。

僕が好きなスノーボードは、パウダーを滑ることと、そしてバカな新しいレール・トリックをできるようになることさ。
決して、お金とかじゃない。
僕は本当に本当にスノーボードが大好きで、そのことをみんなとシェアしたいと考えている。
だから、撮影してクリエィティブな映像を残すことに情熱を注いでいるんだ。」

そして、最後にトースタインは、こう結び視聴者に逆質問する。

「OK、それでは最後にみんなに質問だよ。
現在のスノーボードの大会シーンを見て、エキサイトに感じる?
おもしろそうに見える?
大会を見て、スノーボードに行きたくなる?」

 

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