【ワックスコラム】マツモトレンジャーのワックスアイテム再確認!#4

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みなさん、ごきげんよう。今頃丸沼のゲレンデでは社長のイイダフサキが楽しいレッスンを行っていることでしょう。僕は・・・コラムでがんばってます(涙
それでは、今週も参りましょう!

『ペーパー』

 

紙です。ぺらっぺらです。絵を描いたり、鼻をかんだり、お金を包んだりする物です。
いや、ごめんなさい。ワックスで使うペーパーといったら、ワクシングペーパーという名称で売られている紙のことですね。

ワクシングペーパーとは、ホットワックスをする時に使う、便利で重要なアイテムです。見た目は、高い日本酒などを包装している白い紙みたいなようです。

主な使用方法として、アイロンとソールの間に挟みながらワックスを塗っていきます。洋服のアイロンがけでいう、あて布みたいな感じかな。つまりアイロンの熱を直接滑走面に当てることなくワックスが掛けられることです。よくホットワックスを好まない人にとって「アイロンの熱でソールにダメージを与えるぐらいならワックス掛けない方がいいぜ」なんて聞きますが、確かに一理あります。ソールへのダメージ(焼け付き)はズバリ滑走性能を下げます。そのダメージをペーパーを使うことによりかなり軽減できるわけです。

ペーパーを使う時のコツは、ワックスを塗るときに決められたアイロンの温度より少し高めに設定すること。やはり紙に熱が吸収されてしまうので、ワックスの伸びが悪くなりアイロンが滑らなるよ。

ペーパーを選ぶ時のポイントとしては、「丈夫で厚すぎない」ことかな。引っ張りながら使うので、それなりの強度が必要。厚すぎるとワックスを大量に吸い込んでしまい、ワックスの消費量が増してしまうこと。ただ厚めの方が焼きつきによる失敗は少ないけどね。マツモトワックスのワクシングペーパー「ストロング」はその点、ストロング金剛のように丈夫です。僕的にはSW○Xのペーパーも好きです。

それと、ソールの保護以外にも、ホットワックス時には滑走した汚れが浮いてくる。その汚れを紙が吸い取ってくれるんです。むしろ僕はこれがペーパーの主な使用目的のような気がしてなりません。もの凄く汚れがペーパーに付着するよ。

それとそれと、もう一つこれは裏技、というのかな?
マツモトワックスで最強のベースワックスANT BB。ただアイロンで塗った後しばらく放っておくと・・・めちゃ硬くなります。ガチガチです。使用方法にも「早めに剥がす(=ボーっとしてるなよ)」と書いてあるぐらいです。しかもまだホットワックスに慣れない人は、ワックスが厚めになってしまいます。そんな厚い層が、硬くて、もう・・・泣きたくなります。すぐ剥がすにしても厚く塗ったワックスは剥がしにくいですよね~。

そんな時に、「汚れを吸い取る」効果を応用して、「ワックスを吸い取る」効果に変えてしまいましょう。ワックスをつけていないペーパをアイロンに当てながら、硬くなったワックスの上をすい~と滑らせていきます。するとペーパーにはたっぷりワックスが吸い取られていますね~。そうやってペーパーを替えながら何枚かワックスを吸わせてあげると・・・・薄~くなっているではないですか。薄くなれば、剥がすときも簡単。お悩みの方。お試しください。

赤いところは汚れてないよね

 

あ、あとペーパですが、一回つかったら、引っ張っている方をアイロンで当てた方と入れ替えればもう一回、計2回は使えますよ。もったいないからぜひ使ってね。

 

 

 

来週は『ブラシ』を再確認!

このワックスコラムは毎週火曜日に更新する予定です。
ワックスの知識は、全スノーボーダーにとって必要なことです。毎週しっかりとチェックしてくださいね。


http://www.dmksnowboard.com/matsumotowax/

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