Air + Style 角野友基が優勝!

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今季最大のビッグ・ニュースだ!

世界が注目するショーン・ホワイトがプロデュースするAir + Styleロサンゼルス大会で、なんとなんと角野友基が見事にスイッチバックサイド・トリプルコーク1620を決めて優勝した!
とてつもないライダーだ。日本のスノーボードのヒストリーをまたしても塗り替えた。

以下、コレクションのレポート&写真。

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先程、アメリカ・ロサンゼルス Rose Bowl Stadiumにて行われたAir + Style in LAにおいて日本の若きサムライ角野友基が優勝!
角野友基が世界初となるSwitch Backside Triple Crok 1620 Stalefishまた新たな歴史の1ページを作った。


Air + Style in LA 2015

Yuki Kadono 1st Winner 95.26pt

連日の暖かい気候により造設作業に遅れが出て前日の公開練習が中止になるというトラブルにも見舞われたりとアクシデントから始まったAir + Style in LA。

大会フォーマット

Round1:インビテーションライダー16名が2グループに分かれ、3本のジャッジランを行い、得点の高い2本合計ポイントで争われる。Round2へは、グループ問わずオーバーオールで上位10名が進出。

Round2:1対1の勝ち抜きバトルで勝者がSuper Finalへ

Super Final:Round2で勝ち抜いた5名による決勝。3本のジャッジランを行い、得点の高い2本合計ポイントで優勝を決定。

Round1
角野はRUN1からキレのあるライディングを見せつけてくれた。
Group1にドローされた角野友基は、RUN1に高さ、飛距離のあるBackside 1260 muteをクリーンメイクし、39.66ptを叩き出しBackside Triple Crok 1440をメイクしたStåle Sandbechに続き2位でRUN2へ。

RUN2にFrontside 1080 muteをメイクし34.43ptを獲得し合計74.06ptで2位のままRUN3へ。

RUN3各選手がギアを上げてくる中、角野はRUN3でBackside Triple Crok 1620 muteを繰り出すが耐えきれず転倒してしまい7.23ptと得点を伸ばせなかった。RUN3にBackside Triple Crok 1440をメイクしたSeb Tootsが角野を上回り2位に上がった。角野は、Group1、2を合わせた全体の5位でRound2に進出した。

Round2
5位でRound2に進出した角野は6位であがったMax Parrotと対戦。

Max Parrot 49.32pt vsYuki Kadono 81.75pt

RUN1:
先行のMax Parrotが放ったCab 1260 melonは飛距離が足りず、20.66ptと得点が伸びないのに対し、角野はRUN1同様高さ、飛距離のあるBackside 1260 muteをクリーンメイクし、38.99ptを叩き出しリードする。

RUN2:
先行のMax ParrotはRUN1と同じCab 1260 melonを放つも高さ、飛距離が足りず28.66ptと思うように得点を伸ばすことができない。角野はRound1同様にスタイルのあるFrontside 1080 muteをメイクし39.69ptを獲得し合計でMax Parrotを突き離した。RUN3:現時点でのポイントリーダーである角野からスタートとなった。ここで角野が繰り出したのはSwitch Backside 1260 mute。今、思うにSuper Finalへの布石だったに違いない。RUN3でも角野は42.06ptと高得点を叩き出しさらにMaxを突き離す。Max ParrotはRUN3 Backside 1080 muteを出すが着地でボードがリバートしまったく得点が出ずに15.20pt。合計81.75pt対49.32ptで角野が勝利し、Super Finalへとコマを進めた。

Super Final
Ståle Sandbech、Yuki Kadono、Mark MacMorris、Sebastien Toutant、Sven Thorgrenの5名によるSuper Final。

RU1:
4番出走の角野は、RUN1からトップギアで他の4名に挑む。Backside Triple Crok 1620 muteを放ち完璧にメイクし46.73ptを叩き出す。そのエアーは鳥肌が出るほど滑らかで凄まじいエアーであった。角野は首位でRUN2へ。

RUN2:他の選手が全員失敗する中、角野だけがSwitch Backside 1260 muteをクリーンメイクし40.39ptを獲得し、首位を独走する。

RUN3:ついに歴史が動く。ポイントリーダーで1番出走の角野が解き放ったのはSwitch Backside Triple Crok 1620 Stalefish。X Gamesでもメイクできなかったかった世界最高難度のトリックをここで完璧にメイクした。そこで48.53ptの今大会最高得点を叩き出し合計95.62ptと他を圧倒するポイントを叩き出した。最後のStåle Sandbechが滑り終わり角野の優勝が決まった。

今大会、日本の若きサムライがさらなる進化を遂げ、ロサンゼルスの空に眩いばかりの光を解き放った。
Air + Styleの開催地として初となるロサンゼルスで初優勝を果たし、さらに世界初となるSwitch Backside Triple Crok 1620 Stalefishを完璧なまでにクリーンメイク。日本の若きサムライは、これからもさらなる高みへ突き進むに違いない。

Air + Styleシリーズ戦最終戦で前2大会の失敗をカバーし、さらに大きいことができたのも精神面での成長が鍵となっているだろう。本人も取材で発言したが自分の滑りやその場その場でのライディングにおいて対応をしっかりと落ち着いて考えられるようになったことでさらに落ち着いて1本1本しっかりと滑れたのであろう。

これからBig AirとともにSlopestyleでもさらなる進化に期待したい。

本人コメント
「応援ありがとうございました!
Switch Backside Triple Crok 1620をメイクしての優勝で最高に嬉しいです!
最初から最後まで本当に楽しく滑れました。」

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