マックダグからピープル軍団離脱で新フィルム・カンパニーへ!?

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スノーボード・フィルム界の大御所マックダグ(Mack Dawg Productions)から、ピープル(People)軍団が離脱して新フィルム・カンパニーを作るのではないか、という話が飛び交っている。

マックダグが往来のような作品を継続して作らないことは、アメリカのスノーボード業界にとっては大きなニュースとして受けとめらている。先月末のニュースでも伝えたがマックダグは今後、ピーター・ラインのドキュメンタリーなどを作る予定だ。しかし、毎年、シーズンになると、ひたすら雪を追いかけ撮影を続けたスタイルは消滅するので、「マックダグはすでになくなった」という言い方をする業界人も少なくない。

そんな中、今年2年目のリリースを行うピープル軍団が、マックダグから離脱して独自レーベルとして動こうという話が出ているようだ。

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このピープルというのは、マックダグ内のレーベルである。つまりマックダグは、自社フィルム・カンパニーに2つのブランドを持っていたような形だ。しかし、今後、往来のような作品をリリースしないことが決まり、ピープル制作に携わっていた人が、新たにフィルム・カンパニーを設立するということなのだ。

このピープルには、今年、シモン・チェンバレン、ジョー・セクストンなども出演し、大きな話題となっている。実際、昨年一年目のリリースでも世界で5本指に入る売り上げを誇ると言われており、本家に迫る勢いだったのだ。

本家がリリースするDouble Decade では、マックダグ20年の集大成として、超有名なJPウォーカー、ジェレミー・ジョーンズ、デバン・ウォルッシュなどが出演する。(注:この秋に発売!)
ピープルではやや無名ながらもこれからスノーボード界を動かして行くような粋の良いライダーが出るのが特徴だ。それだけにスノーボードに精通する若いライダーたちは、「ピープルの方がクール!」という向きもある。

そんなピープル軍団が、もし噂の通り新フィルム・カンパニーを立ち上げれば、今後はやはりマックダグのように業界の大きな台風的な存在になるのは間違いないだろう。

しかしながら、マックダグが撤退したように、スノーボード・ムービー市場は、コピー化による売り上げの低下、また世界で数百も増えたフィルム・カンパニーとの弱肉競争、さらには最近はブランドがPRのために無料DVD(チーム・ビデオ)を作る傾向もあり、一筋縄では行かないだろう。

ピープルクルーがリリースする作品 Down with Poeple
出演ライダー
Austin Smith, Bryan Fox, Curtis Ciszek, Fillipo Kratter, Joe Sexton, Jon Kooley, Jordan Mendenhall, Josh Mills, Louie Fountain, Nima Jalali, Pat McCarthy, Ryan Thompson, Simon Chamberlain, Shaun McKay, Stephen Duke, Zac Marben

本家マックダグ・クルーがリリースする作品 Double Decade
出演ライダー

Aaron Biittner, Andrew Wiig, Darrell Mathes, DCP, Devun Walsh, Eero Ettala, Eero Niemala, Heikki Sorsa, Iikka Backstrom, Jeremy Jones, JP Walker, Jussi Oksanen, Lauri Heiskari, Seth Huot, Wille Yli-Luoma


http://www.mackdawgproductions.com

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