【最新DVD感想記】 CK4VM.Vol,5 – CK4 Digital Movie Works

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このコーナーは、dmkフサキ編集長による最新のスノーボードDVDの視聴感想記です。 ご購入の際にご参考ください。

往来のチームビデオでもなく、もちろんハウツーでもなく、ガールズオンリーでもない。ビデオマガジンという分野にチャレンジし続けるCK4。
今季のテーマは、5人のライダーにスポットを当てて、パート撮影していこうというもの。その5人とは、戸田聖輝、戸田真人、角野友基、中村由紀、パット・ミルベリーだ。

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冒頭パートを飾ったのは、脅威の14歳、角野友基だ。
まだまだ発展途上の若獅子だが、将来の百獣の王感が漂う。
とてもリラックスして滑る姿には、トースタイン・ホグモのようなトップ・ライダーたちと重なる。センス抜群だ。
グラブ甘くスピン優先というところがあるし、ジブもまだって感じだけど、現段階でこの実力なら申し分ないどころか、凄過ぎ!スタイル感もプンプンに漂う。
今、最も注目される青年ライダーの一人だが、彼をフューチャーさせたのは、CK4の大きな功績だろう。

続いて登場するのは、これまた注目青年ライダーの戸田真人(この冬で15歳になる)。この年齢でプロ的な撮影しているってことも驚かされる。今、流行的なドライブなど多様しているところが、ティーンっぽいけど、今はこれでOK!「自分でカッコいいと思ったこと、どんどんやればいいんだ!」とビデオを観ながら応援したくなる。
だけど、「トリックがうまくいかなった時、蹴飛ばすところまで真似することないんだぞ!」と、ついついお父さん的に叱りたくもなる。
まっ、彼も将来メッチャ楽しみなライダー。

3番目登場するのは、なんとパット・ミルベリーだ。米国が生んだ撮影職人の異名を取るプロ中のプロ・ライダー。シンクサンクの住人を、このステージに上げちゃっているところが凄いね。ホッシー・ディレクター、やるなあ。

キッズ・パートで登場するのは、米野舜士、野崎麗太だ。
こういうキッズたちをフューチャーをさせているところも良いよね!
今やキッズ、ジュニア層発掘は、CK4っていうぐらいそのアイデンティティを確立しつつある。

壁田竜一&廣橋央人は、とてもカッコ良い感が伝わるパート。メインパートとメインパートの間のブリッジ的な使い方かもしれないけど、ここは1パートとして、彼らのスタイルを楽しめた。

おっ、こんな子がいたんだ!と思わす紅一点の中村由紀パート。頑張ってる感は伝わったけど、今後はライディングでもっとレベルアップするといいと思った。そのためには、きっともっと滑らないといけないんだろうな。撮影ばっかでなく、フリーをね。って、会ったこともなくてよく知らないのに、余計なお世話になっちゃったかも。

トリを飾ったのは、戸田聖輝。これまでマサキと言ったらスクローバーだったけど、今季からはCK4シフト・モードだ!
間違いなくうまい。見ていて、楽しくなるライディング。センスも高い。それだけにもっと行けたんじゃないか、と思う。限られた予算の中で難しい面もあったけど、もっと良い画を残す時間を掛けてほしかったなあ。今季はパークの画が多かったけど、パークを序章的に入れて、大まかなメインパートをストリートにできたら、さらにカッコいいパートになると思った。来季は、さらなるデイ・イズ・戸田聖輝!ってものを見せてほしい。

まだまだ発展途上感があるCK4だけど、キッズやジュニア層、誰もが見っけていなかったライダーをフューチャーさせることで、その存在価値やCK4というタイトル価値を一歩ずつ上昇させているのがわかった。
来季はきっとさらに上昇すると思うけど、その上昇がどこまで行くか。頑張れホッシー!

タイトル名: CK4VM.Vol5
リリース日: 8月28日 発売中!
販売価格: 3,150円(税込)
収録時間: 本編32分 ボーナス40分
製作会社: CK4 Digital Movie Works
販売代理店: チャンピオンビジョンズ(株)

  
http://ck4vm.com 

 

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