極端な話、スノーボードは目線でする、と言ってもいいほど、目線は大事だと思います。
これから進む方向に目線を送り、どのようなライディングをしていく。
車で言えば、運転手の役割を「目線」が行なっているようなものです。
だけど、結構、多くの人がこの大事なことを疎かにしていたり、
また正しい目線を送る方法を知らなかったり。
だから、今回は目線の話デス。
正しい目線の方向とは?
簡単に言えば、これから進む方向に行くこと。
決して誤った方向に送らずに、また決して先走ったところを見ないこと。
具体例。
初心者、中級者、いや上級者でもよくある例を。
カカト側のバックサイドターン後半で、目線がボードの進む方向に行かずに、先行する目線が行き過ぎる例。
本来なら、大回りターンの場合、時計の針で言う、2時から3時方向に行けばいいのだけど、6時も先行してしまうというケースです。
以上は、ウィスラーのdmk会員さんのライディング。彼は、ほぼ完全にカービングターンに滑れるし、スピードにも負けない力強いライディングをします。
だけど、目線の先行が早すぎる。
というか、一度たりともボードが進む彼の左方向に目線が行かないパターン。
こういう人は多いのですが、目線の先行が早すぎて、
次のフロントサイドターンが小さすぎる傾向になります。
つまり、バックサイドターン弧はやたらに大きく、
フロントサイドターン弧が小さくなってしまう。
結果、バックサイドの壁が上手に上れないという症状にもつながってきます。
以下は、目線の先行が正しい例。
彼女は、ボードがまさに行きたいという方向に、
目線をほのかに先行というか、誘導していますね。
決して、早くこっちの方向に来なさい、と命令していない。
結果、きれいなカービングターン弧を描きます。
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