原点回帰!佐藤夏生が春スノーボーディング

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佐藤夏生が第二の故郷とも言うべきウィスラーに帰って来て春スノーボーディング!
さらに実力を磨いた夏生が、キッカーだかでなくジブでも大暴れだ。

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夏生にとっては、ウィスラーという場所は特別な場所だ。卒業した高校もウィスラーだし、スノーボードの様々なスタイルを学んだのもウィスラー。
しかし、ウィスラーから離れていた2013-14というシーズンは、夏生にとって必ずしもハッピーでなかったようだ。

これまでオリンピックという舞台を夢を見て活動して来たが、海外での好成績がナショナルチームの選考になっているのかどうかもわからなく、結局、ソチ五輪出場という扉は開かなかった。
シーズン最初にはコロラドで練習したが、頑張り過ぎて気持ちを落ち込ませることもあったようだ。
日本でのシーズンは、気持ち的に乗れなかったことも多かったようだが、結局、彼女はいくつかの大会に出場し、好成績を収めることができた。

だけど、夏生は日本でスノーボードをして来た気持ちになれない、と言う。大会という舞台を中心に活動したので、あまり日本の山を楽しむ時間がなかったのだろう。
だから、ウィスラーでは、スノーボードをしたい、と。そして、あまり練習練習というふうには考えたくないとも語った。

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(今日、ナツキが最も楽しんでいたジブ・アイテムの1つ、この春に現れたZレール。50-50で完全に抜いた後、スムースにバックサイド180アウト!)

そう言えば、以前、同じことを言っていたライダーを思い出した。トースタイン・ホグモだ。
「練習なんて、考え毛頭ない!」と宣言していた。ただ、全力で楽しむという感じだ。

夏生もトースタインも、真面目過ぎるところがあるのかもしれない。練習という思いが走ったとたんに義務感のようなものが生じて、モチベーションが下がってしまう。だけど、天気が良くて、仲間がいれば自然にテンションが上がるというもの。そう、本来スノーボードが大好きなのだから。そして、乗ればとことんやればいいのだ。そうすれば、スノーボーダーとしてどんどん成長できる。
だけど、乗らなかったら無理することはない。どうせ、頑張り屋さんなんだから、怠け続けることはできないのだから。

佐藤夏生は、お昼近くになるとどんどんテンションがアップして調子が良くなって来た。気の合う仲間と談笑しながらリラックス。そして、パークで出会った仲間とトリックの掛け合いをしたり。夏生の友達は、日本人だけでなくカナダ人も多く、オリンピックに行った仲間とも声を掛けあっていた。

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(左、本日いっしょに滑った仲間の一人、ダンくん。中央、憧れのライダー、ウィスラー最強アマのアンドレ・ベノワ。)

午後になると、巨大サイズXLキッカーへ。
そこで、フロント3を決めて、次にはフロントサイド540をスムースに決めて見せた。あいかわらずの実力者っぷりだ。いや、これまで僕が見て来た夏生の中で一番うまかったと思う。キッカーでのスタイルは以前から抜群だったけど、ジブもとてもうまくなっていた。そして何より、さらに山とうまく遊べるようになっていた。カナディアンぽいライディングの強さ、遊び心に磨きが掛かっている。

とりわけ注目したのは、トリックする時のボードの引き付けと、ボードのさばき。
この感じは、なかなか女子ライダーに出せないもの。女子の中では、際立って腸腰筋が強いのかもしれない。些細なきっかけのジャンプでもしっかりと踏み込みジャンプして、ボードを引き受ける力があるからだ。技を繰り出し、そこから技のスタイルを極める力は、かなり強い。

佐藤夏生のブラッコムでの春スノーボーディングは、まだまだ続く。自身をスノーボーダーとして、また人間として成長させて来たこの地で原点回帰だ。
まだ先の話になるが、4年後には再び、オリンピックのチャンスが来る!その時、まだ彼女は25歳だ。きっとやってくれるに違いないと思った。

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