パーマー決勝で先頭に立つも優勝を逃す

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WINTER X GAMES 11Snowboarder X速報

ショーン・パーマーがXゲームに帰って来た。40歳手前のオヤジながら、Xゲームでは6個の金メダルを獲得した伝説のライダーだ。80年後半から90年頭までクレイグ・ケリーと世界一を争った男が、07年のXゲーム・スノーボード・クロスのファイナルヒートにいる事実だけでも驚愕である。しかも6年不在の後の復活劇。まさにこの事実だけでも涙がちょちょ切れそうになるほど感動する。出るだけではない、金メダルを取るためにこの男は生き続けているのだ。

もう一人どうしても金メダルを取りたいライダーがいる。それはトリノ五輪で金メダリストに輝き見事、現在のクロス王に君臨するセス・ウェスコット。こちらもパーマー同様に現代版ミスターアメリカであるが、Xゲームでは一度も金メダルを獲得したことがなくもう1つ知名度が上がらない。是が非でもゴールを一番でぶっち切って「オレがアメリカのクロス王だ!」というところを見せつけたいところだろう。

緊張のスタート時、主導権を握ったのはショーン・パーマーだ。まさに長年培った野生の感がスタート・テクニックを神業にまで発展させたようだ。スタートに遅れた2人のライダーたちが後続で焦りクラッシュする中、戦いは4選手に絞られたいた。パーマー先頭にセス、さらにはオランダのネイト・ホーランド、フランスのゼビアー・デ・ラ・ルー。

中盤までショーン・パーマーがミス1つなく先頭に立ち続けた。しかし、後ろ3人も一瞬の隙さえあれば抜かせる位置にいて、虎視眈々と1位を伺う。しかしその中盤にジャンプ連続の後、着地後のボードの踏みが弱まったか、と思われたところでやや失速。そこで、Xゲームで金メダルも獲得したこともあるネイト・ホーランドに抜かれてしまった。2位になって集中力が切れたのが、次のバックサイド側のバンクでエッジがやや流れた。そこですかさずゼビアーとセスにも抜かれた。このレベルになると、まさに一瞬の失敗が命取り。そのままオランダのネイト・ホーランドが2度目の王者に輝いた。


女子にも凄いドラマがあった!

女子にも凄いドラマが待ち受けていた。あのトリノ五輪で最後にメソッドエアーで遊び(?)金から銀にメダルの色が変わってしまったリンジィ・ジェイコベルズがまたも最後で・・・。

トリノ五輪で最後にエアー・トリックを噛まして後続ライダーに抜かれたリンジィは今回優勝を決める最後のジャンプで、決してトリックを噛まさないと誓ったハズだ。しかし決勝ラウンドまで上り、最後のジャンプまで金メダルを確実にしていたリンディが、まさか最後のジャンプで転倒!悲劇は繰り返した。

着地の時に、トゥサイド寄りに体が傾き落ち、そのまま転倒したのだ。リンジィのすぐ後ろを滑り、ちょうどトゥサイド位置にいたジョアンヌ・アンダーソンが目の前に転げるリンジィをうまくスレスレで交わし、そのままゴールして優勝。
優勝コメントを求められたジョアンヌは「こんな勝ち方で金メダルもらっていいのかしら」と困惑気味。このレースを物語っているようなコメントとリアクションだった。しかし、さらにこのレースを物語っているリアクションはなんと行ってもリンジィのお父さん。娘の優勝を確信したお父さんはテレビ・カメラの前で両手を広げてバンザイしようとしたが、その後に娘のクラッシュシーンを見てすかさず両手を落ろし頭を抱えたのである。テレビ・アナウンダーは「お父さんはすでにこのシーンを見ているのに・・・」と切ないコメントを伝えていた。

Men’s Snowboarder X Finals
Finish Athlete
1 Nate Holland
2 Xavier de le Rue
3 Seth Wescott
4 Shaun Palmer
5 Marco Huser
6 Paul Henri de le Rue

Women’s Snowboarder X Finals
Finish Athlete
1 Joanie Anderson
2 Lindsey Jacobellis
3 Maelle Ricker
4 Jordan Karlinski
5 Helene Olafsen
6 Tanja Frieden


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