スノボ部長が認めた!選考基準に一貫性なし

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本日のスポニチに衝撃的なニュース!なんと、五輪選手の選考に萩原文和スノーボード部長は「調査不足や私の勉強不足があった」と認めたというのだ。

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(以下、リンク)
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/01/20/kiji/K20140120007427160.html

記事によると、全日本スキー連盟ではW杯などで8位以内に入った選手を優先して選ぶ基準を定めていたが、ハーフパイプだけは独自の制度を設けたとのこと。強豪が出ると見込んだ4大会の順位を得点化し、基準を満たした選手を選ぶことにしていた。たぶん、この強豪の大会とは、US Grand Prixのことだろう。
確かに、USグランプリは、2戦のカッパーマウンテン、ブリッケンリッジ大会には強豪が出るハズだった。しかし、ブリッケンリッジは悪天候のため中止。よって選考対象は1戦だけになってしまった。

そして、週末に迎えたマンモスマウンテンの大会は、一気に連続で3戦の強行日程。内2戦は、パイプ、スロープ共に同日開催という強行ぶり。しかし、このマンモス大会はあくまでもアメリカ人選手だけが出場できる大会で、まさにアメリカ五輪の選考大会となった。

この大会に出れなかった日本人選手は、カナダのワールドカップに回ることになる。
しかし、同時期にスイスではBurton Euro Openが行われたため、カナダのW杯は有力なアメリカ人選手やヨーロッパ選手が出ない事態になってしまう。
ワールドカップ、USグランプリ、ヨーロピアン・オープン。この3つの大会が同時期に組み込まれていたことは、事前に公に承知されていること。よって、強豪不足ということは、誰にでも知られていたことだ。
全日本部長が言う、「調査不足」は、まさかこの状況をも知らなかったということだろうか。もし、それが事実だとしたら、子供の運動会の日を忘れたお父さんぐらい、かなり恥ずかしい話になるが。

結果、青野令、岡田良菜がW杯で優勝し、見事に選出。
また、子出藤歩夢は10位だったが、これまでの実績により選出された。
一方、この大会で2位に入った降旗由紀は選出されず。彼女もこれまで強豪選手が出場した大会で実績を残したが、子出藤ほどではなかったということか。このへんの基準もやや不可解だ。

女子スロープスタイルでは、世界的な強豪が集まる大会で大きな成果を挙げている鬼塚雅もいる。彼女は、なぜかカナダのワールドカップにも呼ばれていないようだった。そこで、急遽アメリカの方からヨーロッパに飛んで、ヨーロピアン・オープンで見事に2位に入っている。
もし、彼女がこのまま五輪に選ばれていないとしたら、将来の日本のウィンター五輪に大きな損失ということにもなってしまう。というのも、彼女はまだ中学3年生という若さでしかも入賞は十分狙える位置にある。つまり、ソチ以降の五輪でも2大会は十分、メダルを狙える可能性がある存在だ。もし、彼女が行かなければ、日本は大切なメダルを失う可能性が大きくなってしまうのだ。
もちろん未来のことは誰にもわからないので、あくまでも仮定の話だが、これまでスノーボードの大会を追っているファンであるなら、彼女が十分に世界を狙える位置にあることは知られていることだろう。

五輪への選考が、スノーボードのことをよく知らない人が行い、そこに調査不足や勉強不足があるとしたら、まさに衝撃。日本ウィンター業界の大きな損失と言えよう。
まして、その五輪に人生を賭けて挑んだ選手にとっては、より確かな選考基準が見たかったハズだ。五輪選出を夢みた選手の家族、そして応援して来たカンパニーやブランド、さらにはファンの方には、「勉強不足」とはやり切れない思いばかり残るのではないだろうか。

 

 

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