【最新DVD感想記】 EMERALD KISS – LIL

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このコーナーは、dmkフサキ編集長による最新のスノーボードDVDの視聴感想記です。 ご購入の際にご参考ください。

 EMERALD KISS – LIL

毎年ユニークなオープニングを見せてくれるリル。みんなきっとそれぞれ忙しいだろうけど、オープニングやパッケージなどの撮影を共同で行うのは、そのフィルム・プロダクションズのチーム色を出す意味でも重要だ。そのへんは抜かりはなく、今回もライダーの素顔を軽快な音楽に合わせて見せてくれる愉快なオープニング。リルを観る人は、滑り意外にも普段着のライダーたちも見たい人もいるだろうから、このへんは嬉しいだろう。それにしてもみんな個性的な格好してくれる。

さあ、幕が上がった。ここから先は、ライダーたちそれぞれの主張する舞台だ。
オープニングパートを飾ったのは、シンデレラガールからすでに人気ライダーに定着しているこずもだ。ノリの良い音楽でいきなりブラッコムの巨大キッカーでフロントとバックサイドできれいに回る。お見事!
途中、お得意のグラトリを見せながら、ジブやジャンプと様々なライディングを見せる良いパートだ。ボーイッシュ系の美人こずもが輝いて見える。よく女の子のカッコいい姿を見せられると「やられた!」という気になるけど、まさにその代表的なパート。

この後、未来の日本のスノーボード界を背負いそうな少女隊も登場。ここはぜひ新人チェック!

そして、中盤に差し掛かるところで音楽がアゲアゲになり、新川知恵美がフリップを決める。この子は身体能力が高い。バックカントリーでのフリーライディング・シーンもあるけど、飛びやジブの方が輝いて見える。ともかくメイクする力が高いので、今後は1つ1つの技を磨いてマニアックにスタイルを研究していったら、さらに良いライダーになりそう。

同じ音楽の流れから、ウェアー・パンツ腰履きのレイカが登場!レイカならではの風が吹く。ガンガンにカッコ良いエアーや身体を絞ってスタイリッシュなジビングを決める。特にデカいエアーで、ヒザをしっかりと胸まで引き付け回す姿は男顔負けの実力ぶりだ。
ちなみにこの作品をNomis本社に送ったことで、レイカはライダーになったという。その実力はジャパンを超えてグローバルである。きっと来季はもっと成長した姿を見せてくれるだろうが、昨シーズンのレイカの成長ぶりを見る上でも必見パート。
リル全体を通しても、個人的には最も良いパートだと思った。

後半に向かうところでこのリルのボスでもあるユキエ嬢が登場!
毎年リルでは、ユキエちゃんのフリーランのうまさを出すパウダーシーンが出るけど、今年は雪不足ということもあったのか、短い画や寄りの画が多いように思った。引きのダイナイミックな画が少なかったのが、ちょっと残念。

そして、トリは田中のサチちゃん。
立ちの画が、何ともカッコいい。今、立ちの画で最も魅せることができるライダーでは!
だけど、肝心のライディングは、もう1つという感があった。サチちゃんというと、ともかく誰よりも元気に滑って観ているだけでハッピーさせてしまう力がある女の子。そんなイケイケぶりで日本の女子ではトップに出たので、そのへんの躍動感がもっと伝わると良かった。
だけど、大きなケガから復帰したと思えば、これだけ残せて大したものだね。

リルの作品で良いところは、パートでは各々の活動であるが、オープニングやエンディングでしっかりとチームで動き撮影しているところ。
スノーボードの作品では、かつて海外のロボットフード・プロダクションズのように、チーム色を出していると、人気が出ることが多い。今季もスクローバーがそんな味を出して、人気を出している。リルでも同様に、彼女たちがいっしょになって元気に楽しくスノーボードをやっている姿が伝わる。今回の作品でも、きっとこの作品を観た女の子が「私ももっと頑張ろう!」と思うに違いない。スノーボードを頑張っている女の子に、ぜひ観てほしい作品だ。

出演ライダー: 田中幸、上田ユキエ、夏井京子、岩元郁代、吉沢こずも、野村礼華、小島千恵美、新川知恵、江本名美、川島真美、岩垂かれん、佐藤亜耶、三星マナミ、他

制作: Lil / Rimrock.inc http://www.lilroom.com/
国内販売代理店: マニューバーライン http://www.maneuverline.co.jp

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