【最新DVD感想記】 Car Danchi 4 [Rent] – ONE FILMS

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このコーナーは、dmkフサキ編集長による最新のスノーボードDVDの視聴感想記です。 ご購入の際にご参考ください。

 Car Danchi 4 [Rent] – ONE FILMS

日本を知り尽くしたニール・ハートマン氏が制作したCar Danchiは、今季で4作品目となった。毎年、クリエィティブな作品をリリースしてくれるプロダクションズだ。
ニールは、日本の文化もしっかりと理解し、日本人が見逃しな観点も鋭く表現していく。作品を観ていても、日本人の僕らが「こんな日本あったのか。」と気付かされることがある。
Car Danchi(車団地)。まさに日本語と英語が混ざった新しい言葉。スノーボードが大好きという思いが、このタイトルに反映しているようだ。

日本らしい山開きの伝統的なセレモニーの後、冒頭のライディング・シーンは気持ちいいパウダーから始まる。ディープなパウダーで背丈以上のスプレーを上げ、雪庇でドロップ。日本ならではのディープのパウダーを滑るシーンは、観ている者にも気持ち良さが伝わって来る。

ここのところめっきりパウダー・ライディングの美しさを表現するビデオが減ってしまったが、このニール・ハートマン氏が制作するムービーにはそれがある。大袈裟かもしれないが、神クレイグ・ケリーの遺伝子が乗り移ったかのようだ。

日本を代表するレジェンド・ライダーのUEがその気持ちに応えるかのように、高速で美しいパウダー・ライディングを魅せてくれる。今作品でもトータルに登場し、この作品ではエース級の活躍。

それにしても出ているメンバーは、マニアックだ。
武田さんも出ているし。自分もスノーボード26年目になったけど、武田さんはきっと30年近くやっているハズ。そんな日本のスノーボード界の生き字引のような方が、今なお美しいターンを刻んでいる。ここに登場するライダーたちは、みんなパウダーのライディングを知っているけど、武田さんのライディングはベテランの領域。特にバックサイド後半からフロントの前半は絶妙の味。まるでサーフィンの板に乗っているようにバインディングの存在を忘れさせる。それほど、ピンポイントでここしかない!ってところに乗っているのだ。こういうベテランが、まだ頑張っていることが嬉しいし、こういう方をフューチャーしているニールにも感謝!

今回のハイライトは、最後の方のトマムのシーン。スゲエー、パウダーだ。こんなところ滑れて羨ま過ぎるよ。しかも、日本のレジェンド中のレジェンド、竹内マサさんまで出てしまっている。自分にとっては、スノーボードを始めた頃のヒーローだ。マサさんは、ボードが最も喜ぶラインを知っているようだ。斜度やスピードに応じてターンの深さを本能的に決めている感じがする。結果、芸術的なターンが生まれている。これほどスノーボードがうまいライダーがたくさんいる現在でも、パウダーを滑ればこの人の右に出れ者はいないだろう。

それにしてもパウダー、パウダー、パウダー三昧のビデオ。観ていたら、いやあ、ムズムズ滑りたくなって来たよ。「早く冬よ来ーい!」って思わず心の中で叫んでしまった。僕のモチベーションを上げてくれて、ありがとう。そんな作品だった。

出演ライダー: 山内一志、土井隼人、見野雄祐、中川伸也、渋谷謙、植村能成、今井孝雅、吉野康人 ヤット、奥村幸司、橋本”ハッシー”貴興、竹内 政則、星野俊輔、武田英樹… 

制作: ONE FILMS http://www.neilhartmann.com/
国内販売代理店: ビジュアライズイメージ http://www.visualizeimage.com/

 

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