【レポート】Endless Season in Blackcomb Park with Tomo

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5月中旬。世間ではすっかりとシーズンオーバー気分だが、ブラッコムのパークは、終わりのないシーズンが続いている。昨日もローカルのライダーたちに交じって、日本から来たライダーたちがパーク・セッションを楽しんでいた。そんな中から、本日はdmkライダー井上トモをピックアップして最新レポートをお届けしよう!

Photo & Report: Fusaki IIDA  fusaki@dmksnowboard.com

 

20メートル級ステップアップで試し飛びするトモ。

個人的なことだが、この日の滑走で2009-10シーズンを締めくくることに決めていた。来週から日本に行くし、もうすでに今季は140日以上も山に上がったのだ。スノーボード歴25年目、毎シーズン100日ほどは山に行くが、今季ほど山に上がったことはなかった。ほとんどが仕事で上がるにしろ、まさにスノーボード馬鹿。「これで、もうおしまい!」という気分だった。そして最後の日だけに、dmkで応援しているライダー、トモと上がることにしたのだ。

今季トモは、Heart Filmsで撮影を重ねて一段とたくましくなった。彼の言動や態度から、バックカントリーで撮影をやって来た自信が漲っているように思えた。ここ最近ずっとトモといっしょに滑っている高橋龍正も、そんなトモから良いエネルギーを受けているようだった。

春の日差しは強く、このままなら11時頃にはパークのコンディションが良い具合になるように思えた。しかし、山の上では意外にも涼しくて、程よくシャバって来たのはお昼頃。どっちにしろ巨大キッカーが待ち受けているブラック・パークはまだクローズしていたので、ブルーパークで流していた。このサイズのアイテムだと、トモや龍正にとってはメローな気分にさせるようで、まだテンションは低かった。

お昼前にブラックパークがオープンすると、僕たちはほぼ一番乗りでドロップ。まずは下見、ウォーミングアップ・ジャンプだ。
1本飛ぶとトモと龍正もシャキっとして来た。巨大キッカーを飛ぶことで、アドレナリンが出て、それを制覇することでテンションが上がって来るのである。

トモが最初の方の右手にある20メートル以上クラスのステップアップのキッカーで飛び始めた。かなりのアップ系だ。ドカーンと上がり、そのあとゆったりとグラブ。近くで撮影していると、かなりの迫力だ。
そして、トモはこの後、パワフル感溢れるフロント7まで決めてくれた。

この頃になると、ブラックパークには一気にライダーたちが入って来た。
Hywodの藤田一茂と阪西翔。ビースイーストの小湊邦之、そしてドレッドヘアーが目立つ原田大禎。
さらには田中幸や水田真依子の姿もあった。ガールズたちもたくましく巨大キッカーを飛んでいた。
さらにヒザを負傷していたジミーも登場。巨大キッカーは飛べないコンディションだろう。しかし、自分が撮影していたためか、気合いでキッカーを飛んでくれた。スイッチからのバックサイド3は、スタイル抜群だ!

ちょうどブラックパークを真下に見ながら上がれるキャット・チェアに乗っていると、どんどん知り合いのライダーを見かける。お互い声を掛け合ったりするので、ブラックパークというテーマでみんなで楽しいセッションをしている気分になった。

今年のウィスラーの春は、ずっと寒くて、天気が良くてもあまりシャバらない日が多かった。だから、ブラックパークにはなかなか入れなかったのだが、3日前からコンディションが良くなっている。だから、多くのライダーたちが「待ってました!」とばかりにブラックパークを楽しんでいる様子だ。ライダーたちは、まるで水槽から大きな海に放された魚のように、自由に巨大キッカーを飛んでいた。

あと10日間ほどで、ブラッコムがクローズになるが、ライダーたちの熱いセッションはまだまだ続く。Endless  Season !

 

ここ最近、仲良くセッションしているトモとリュウセイ。二人は、トランス誌DVDの撮影も行っていた。

 

左)パークでは最もスタイルと安定感を見せていた藤田一茂。スロープ王者の実力を垣間見た。
中)いぶし銀のテクニシャン阪西翔。連発するキッカーを飛んで、カナディアン・スタイルのパークセッションを楽しんだ様子。
右)ケガを負いながら、男を見せたジミーの一発。カメラ・アングルまで計算して、スイッチからBSスピンでインディを決めてくれた。

 

左)日々精進していた小湊邦之。このウィスラー・トリップは、彼にとって大きなステップアップとなったようだ。
中)ドレッドヘアーを靡かせて独特な世界を作っていた原田大禎。寡黙だが内に秘めた闘志は高いように見えた。
右)まだまだ普通にシーズンを楽しめるブラッコムの雪量。どこまで続くの?まさにエンドレス・ウィンター。

 

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