【ウィスラー春レポ】Candy / CK4 今季ファイナル撮影へ

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Report: Fusaki Iida

 

この春も、Candy / CK4のプロデューサー兼カメラマンのホッシー(星野高行)がやって来た。
今回で春のウィスラーは3シーズン連続となる。
昨今、多くのフィルムークルーがDVD撮影を撤退する中、Candyは5年目へ、そしてCK4に関しては10年目に入る。
そんなホッシーのクルーにこの春もお邪魔させてもらいました。
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(今季もファイナル撮影スポットには、カナダのウィスラーを選んで来たホッシー。)

 

まずは、CandyとCK4を知らないという方に、簡単にご説明しよう。
Candyは、2011シーズンよりスタートしたガールズ・スノーボードDVD。昨シーズンもガールズ・スノーボードDVD販売実績No.1を獲得した!国内TOPのガールズスノーボーダーが集結。主な出演ライダーは、吉沢こずも、河合徹子、星野文香。(以下、ホームページ・アドレス)

 

そして、CK4の方は元々ビデオマガジンという形で様々なスノーボード・コンテンツを収録。海外ライダーではパット・ミルベリー、そして今や日本のエースとして活躍している角野友基もジュニア世代で出演している。
DVD作品として販売していたが、現在はウェブサイトから動画コンテンツとしてリリース。
この春、Candy撮影のためにやって来たのは、Candy一年生の尾崎亜珠、そしてウィスラーから参加したの星野文香と粕川結加。本日もこの3人の撮影が行われた。

山に上がると、まずは天候がよろしくないので、ラウンドハウスに入って作戦会議。
この2日間は、パークで撮影したというか、今日はどんより雲なのでバックがトゥリーなど入るような画を撮ろうと相談。
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(天候がもう1つだったので、まずは相談。最終的にはレッドのトゥリーから狙うことになった。)

 

朝一番は、かなりカリカリなバーン。こんな状況でトゥリー大丈夫かな、と思っていたが、結加はお構いなしにどんどんトゥリーに入っていく。撮影スポットを探す嗅覚は、ウィスラーでかなり鍛えられているようだ。そのままトゥリーの中を滑っていると、「こういう景色があるのがウィスラーの良いところ。」と感心するホッシー。
そして、「この時期、こんなに板が走るのも凄い。」と言う。
というのも日本では、近年、中国から飛んでくる黄砂の影響からか、春になると板が急に走らなくなり、その汚れはワックスで取れずリムーバーに頼ざら得ないとのこと。
ウィスラーにいると、春でも滑ることはあたり前に感じるが、この時期、かなり広大な範囲を滑れることは特別なことなんだ、と改めて実感。そして、このことがこの時期、ホッシーがカナダに来る大きな要因にもなっている。
さて、一向はトゥリーの中を滑走しながら、ジャンプができるスポットを見つけたようだ。
高さ2メートルほどだろうか、その木を超えてトリックを決めるという。まずは結加がトライ。2度ほどジャンプの感じをつかんだ後は、ノーズグラブを狙っていった。
亜珠は、ボードをシフトさせてミュート・グラブ。
だけど、この中で最も安定感あるジャンプを見せたのは、文香だ。最初にメランを決めた後、さらにクレイルを決めた。
このスポットでのランディングは、ボコボコ。撮影中に雪がシャバって来たとはいえ、着地することは難しいのだが、文香はエアーの安定感も着地の安定感も高かった。
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(ホッシー・カメラマンが下から構えたところ、見事なクレイル。だけど、本人曰くテールが木にぶつかってシフトし切れなくて満足できなかったとのこと。でも、スポンサーであるROXYはおもいっきりアピールできた画になったことだろう。)
この後はレッドを流して、途中ロープを超えて飛ぶことに。
最初に、結加がスピンで飛んでみたが、ホッシー監督、納得していないようで、「ストレートで飛んでみようよ。」のアドバイス。
まずは、ストレートでビシっと画を決めたかったようだ。
そんな中、果敢にCandy一年生の亜珠が、空中でうまく板を引き寄せてロープ超えを決めた。

 

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(バッチリ、板のソールを見せつけて飛んでくれた亜珠。)
今度は、パークに行って、アップレールを攻めることに。やはり天気はもう1つなので、ジブ系ということになるだろう。
だが、実のところホッシーが来てから、毎日ウィスラーは晴れ間は見せている。今日も降水確率30パーセントの予報の中、時より陽が差していた。雪が降っているのに、晴れている時間帯もあっただけに、ホッシーの晴れ男パワー健在というところだろう。ちなみに亜珠も「私、晴れ女なんです。」と言っていたので、二人のパワーが炸裂したのかもしれない。
さて、そのアップレールだが、ここでも安定感高いライディングを見せたのは文香だ。5-Oでスムースに抜いた後、フロント180アウト。さらには、ボードスライドからの270アウトもトライ。
亜珠は、ノーズプレスの精度を上げることに余念がなかった。ボックスと違ってこうしたレールでスタイルを出すのは難しいが、こうした努力がいつか実を結ぶのに違いない。
そんな中、渋い動きを見せたのは結加。5-Oで抜いた後、バックワン。さらにインディ・グラブを付けるオシャレさ。
普段スケートをやっているというだけに、そのスタイルにはスケートやっている感が漂っていた。
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(アップレールのランディングの空中時間を利用して、バックワン中にグラブも!)

ところで、昨今、動画コンテンツの普及からDVDが売れなくなり、様々なフィルム・クルーがDVD事業を撤退したり、撮影活動自体を辞めてしまう例が増えているが、ホッシーがここまで続けられる理由って何だろう?「正直、CandyのDVDをリリースすることは赤字です。でもお蔭さまで様々な撮影チャンスをいただき、トータルではプラスにすることができます。あとは、やはり作品を作りたいんですよ。自分が思う作品を残したい。」

プロの撮影者、編集者として様々な仕事を引き受けているようであるが、やはりそこでは自分の作りたいというものでなく、コマーシャル的な作りも要求されるのだろう。もちろんホッシーにとってはそれも大事な撮影活動に違いないが、やはりクリエィターとしての自分も残しておきたい。そんな撮影活動が、Candyにつながっているようだ。

そんなCandy、今秋にリリースされる作品の内容を聞いてみると、

「これまでかなりストリート撮影をして来ました。青森まで撮影に行っています。本格的なライディングにこだわったガールズ・ムービーです。
ウィスラーでは、海外ならではロケーションを活かした画を撮りたいですね。基本的にはビデオ内容はほぼできていて、あとはウィスラーで総仕上げという感じです。」

また、「河合徹子をはじめとするライダーたちが、相当、身体を張ってストリート撮影に挑んだ。」ということなので、今年の作品もとても楽しみである。

ホッシーのクルーは、今週いっぱいまで撮影するので、DMKとしてもまた最新レポートをお届けする予定。どうぞ、お楽しみに!

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