【ウィスラー春レポ】平岡敬太朗 カナダ修行ラストスパート!

LINEで送る
Pocket

Text: Fusaki Iida

平岡敬太朗、15歳。
日本で中学を卒業した後、スノーボードに専念するためカナダのウィスラーにやって来た。
昨シーズンは、Heart Filmsと撮影し9日間ほど滑ったというが、今シーズンはシーズン頭からずっとウィスラーで過ごしている。
そんなカナダ生活もラストスパートに入った敬太朗の最新レポートをお届けします!

朝、集合場所のゴンドラに行くと、日本からやって来たCandyプロデューサーのホッシー、さらにはお馴染み高石周コーチなど賑やかな面々。今朝は天気も良くて気分上々だ!ウィスラーはまさにパーティ・モード。
せっかくだから、まずは記念撮影、パシャリ!!

news150502b
(左から、周コーチ、ジミー、ホッシー監督、Candy新星の尾崎亜珠、本日の主人公ケイタロウ、日本でのThe Slopeで大活躍した文香、ウィスラーでお馴染みのライダー結加ちゃん、そしてボーダークロスでオリンピックを目指す川村剣人くん。)

Heart Filmsに撮影したというと、バックカントリーのイメージも漂うが、敬太朗はパーク好き。この春もブラッコムで、バックサイド1260やさらなる高回転を練習していたとか。
でも、朝イチはレッドチェアに流れるコースでウォーミングアップすることに。

最初のフラットのエリアのところでクルクル板を回し、途中から加速させて颯爽と滑って行く敬太朗。あえて後ろ足に乗ってグングン前に押し出すように滑っているようだ。
途中のサイドヒットでフロントサイド360を見せる。だけど、本人グラブした位置が納得せず、「もう一回撮りましょう!」とリベンジ宣言。
よし、じゃあもう一回フリーラン行こうよ!ということになった。

リフトでは、カナダに来て何が変わったか、聞いてみた。

「昨シーズン、日本にいた時は、大会での合間でのスノーボーディングということで、じっくり滑る時間がありませんでした。でも、今シーズンはカナダで落ち着いて、スノーボードができた感じです。
外国人ライダーとも仲良くなっていっしょに滑ったりして、自分の中で世界観が変わりました。憧れだったライダー、マーク・マクモリス、マクセンス・パロットなどCOC(注:夏のサマーキャンプ、キャンプ・オブ・チャンピオン)で見ました。憧れだけでなく、これからは同じ土俵でやっていくんだ、という気持ちになりました。そういう思考になれたことは、良かったと思います。」

もちろん、15歳の敬太朗がここまで流暢に決意を語ってわけではない。だけど、彼は言葉をつなぎながら、以上のようなカナダの成果を語ってくれた。


レッドチェアを上がると、金髪の美女がいた。あきらかにプロ・ライダーのオーラが!
敬太朗が「シリエだ!」の一言。

北欧ノルウェー出身のスロープスタイル選手、シリエ・ノレンダル!?

シリエ・ノレンダルと言えば、X-Gamesスロープスタイルで3度もの金メダリストを獲得。しかも、世界で最も美しいと言われる女性ライダーだ。
さすが、春のウィスラー。大物を引き寄せる。

敬太朗は、「うわあ、メッチャ可愛い!!」と、大興奮。高校一年生、最もこういうことに敏感な歳だけに、その気持ち大いにわかるぞ!(笑)。
ロックスター・ロゴのビーニーから、美し過ぎる金髪が流れる。オジサン・カメラマン、青年ライダーはただ鼻の下を伸ばして、見つめるだけだった。

news150502c
(あっ、シリエちゃんだ!)

「うわあ、失敗したなあ。声掛けていっしょに写真撮らせてもらえば良かったねえ。」
「そうですね。緊張しちゃったな。」

気持ちを入れ替えて、もう一度レッドを流す敬太朗。
先ほどのランでグラブもう1つだったというフロント3は、今度は見事なインディ・グラブでスタイルもいい!スポンサーであるRice28のロゴもしっかりと見せちゃって、やるね。

news150502d
(サイドヒッツで見事なフロント3を決めたケイタロウ。)

レッドの下のは、シャバ雪。それもまだ誰も滑っていないグルーミングされたシャバ雪が溶けてきて、まるでパウダー感覚で楽しめる。
敬太朗は、そのパウっぽいシャバ雪で、板をウィリーさせたり、スプレーを上げていたり楽しんでいた。

ここ最近はずっとパークばかりだったようで、「フリーラン楽しい!」の一言。

news150502e
(シャバ雪を巻き上げて、フリーランの楽しさを改めて堪能!)

じゃあ、そろそろパークでも行こうか、ということになり、パークがあるTバーへ。
すると、またもやシリエちゃんが現れた!オレたち何という幸運。

「敬太朗、チャンスだ。行くっきゃない。」

「キャナイ・テイク・フォト・ウィズ・ユー?」
かなり、たどだどしい英語だ(笑)。お前、本当にカナダで5か月間過ごしたのか!と思わず突っ込みそうになった。

シルビアちゃんは、やさしく応じてくれた。

「あなた名前は何と言うの?」
「ケイタロウです。」

しかも、シルビアちゃん記念撮影をした時、わざわざ眩しいのにゴーグルを上げてくれて、その美し過ぎる瞳を見せてくれた。うわあ、生シルビア、超美人~。
さらに、敬太朗に軽く肩を手を添えてくれて!やさしい~、ナイス・パーソンだ。

news150502f
(羨ましいツーショット!やったね。)

そこで、テンション上がったのか、敬太朗はデカ・キッカーでバックサイド10をやりたい!と宣言。
えっ、マジ。今日、このキッカーで誰も飛んでないよ。大丈夫か?

ということで、まずは現場検証。実際にアプローチに入ってみると、失速する。ほのかに降った新雪が溶けて、それがまるで板をつかむかのように、失速するのだ。
敬太朗も試し飛びしようとしたが、飛ぶ直前で急ブレーキをかけてストップした。

「うわあ、よく直前でストップしたね。」
「なんか、嫌な予感がしたんですよね。でも、もう一回試してみます。」

スタスタと長い距離をハイクアップ。
すると、今度は見事に飛んで見せた。
そして、「行けます!」と頼もしい宣言。

「ハイクきついと思うから、一度流して来なよ。」というと、素直に「はい」と言ってTバーへ。
だけど、なかなか帰って来ない。どこで道草食ってんだか。ハイクさせれば良かったかなあ。天気もどんどん悪くなる・・・。しかも、雪がチラホラ降って来た。
今日、カナダは5月1日なのに。

すると、敬太朗は3人のライダーを従えて登場した。
そして4人は、元気にキッカーを飛んでいった。

news150502i
(若き次世代ライダーたち。コイツら勢いあって見ていて気持ちいいぞ!)

それもそのハズ、この3人は日本を代表する次世代ライダーたち。みんな中学生から高1という若さ。
脇田壮希、脇田朋碁 、宮澤悠太朗である。
そして、みんな仲がよく良いノリ!

「せっかくだけど、もうこの雪じゃあ、パークの撮影厳しい。また改めて晴れの日にやろう!」

ということで、今日はお開き。
また来週、再挑戦することになった。

news150502g
(若者は、雪が降っているのにパーカ姿。若さって素敵だね。寒くないんだ。)

ところで、敬太朗に今後のライダーとしての活動目的を聞くと、
「オリンピック!」
とのこと。

「今、若い日本人男子のライダーはうまい子が多く、大変だよね。」というと、
「いや、もうやるだけ。頑張るだけ。そこに向かいます!」と力強く宣言した。
そこで、僕はランチの時、ラウンドハウス近くにあるオリンピック表彰台に乗って記念撮影することを提案した。
敬太朗の夢が実現しますように!という願いを込めて。

news150502h

平岡 敬太朗
スポンサー: Lead, RICE28, DAKINE, CHIBA KINGS, FLUX, X5, DORAGON, ORAN’GE, COSLABOWAX, UNDERLINE

 

 

LINEで送る
Pocket