【インタビュー】日本からメジャー選手を育てる!/高石 周

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昨今、世界から毎日のようにスノーボード動画がアップされるような時代になった。
そこには、メジャーなものから、かなりローカルなものまで様々。
しかし、ローカルと言えども侮れない。特に北欧からアップされる動画には、驚くようなスキルを持つライダーがいる。
また、最近は世界的に15歳前後のユースの台頭が激しい。コークの2回転以上のトリックは、かつては有名ライダーの専売特許であったが、今ではまったく無名のティーンネイジャーが決める時代。その背景には、ビジュアルから情報を得るための溢れんばかりの良質なビデオ素材。また、インドア施設が増えたことにより、オフでも練習できる環境などがあるようだ。
そして、カリフォルニアあたりでは、相変わらずクリエイディブでユニークなトリックがどんどん生み出せれていく。彼らからは、スノーボード・トリックの未来を感じさせてくれる。

一方、日本はどうだろう?
徐々に世界へ発信されるライダーやビデオは増えているかと思うが、その数は依然少ないように思える。アメリカに次ぐ、スノーボード市場規模、2番目というポジションながらお粗末な現状ではないだろうか。
海外のスノーボーダーたちが、日本人のライダー名を聞けば、「フーセ(忠)」、「カズ(コクボ)」ぐらいしか出てこないのが現状だ。
アメリカ人のライダー名と言えば、それこそ凄い数の名前のライダーが浮かぶし、カナダもヨーロッパ各国でも、いろいろなライダー名が思い浮かぶ。

また、日本から発信されるビデオのクオリティ、量も海外から比べると乏しいような印象を受ける。
日本人ライダーには、スキルがないのか。日本人にはクリエィティビティがないのか。いや、そんなことはないと思うが。

英語のハンデにより、世界へ発信し難い環境なのか。
それは、あるかもしれないが。

そこで、今回のインタビューでは、日本を代表するスノーボード・コーチの一人、高石周氏を招いて『日本からメジャー選手を育てる!』というテーマで話し合ってみた。
周コーチは、カナダで本格的にコーチング学を学び、実際に今、日本を代表するスロープスタイルのライダーたちを育てて来た。グローバルな視点と、日本のライダーたちの現状をよく知る氏に、日本スノーボード界を強くするヒントを伺う。

今回は「日本からメジャー選手を育てる!」というのが、テーマなのですが、周さん自身、日本の若手ライダーを育てて来て、日本人ライダーに必要なことはなんだと思いますか?

あくまで持論ですが、まずは「思考(心)」が日本から外に出ていかないといけないと思います。
鎖国してきた国の歴史から、日本人はいまだに海で仕切られた国境線の中で暮らし、ものを考えるにもその中の事情で考えています。
スノーボードの世界でも同じです。
日本人は日本人の中で競争し、その中で自分の限界を決めたり、満足したりしています。 

その中の一握りの人が海外に追いつけと海外のマネをします。
そしてその人に遅れて次の人たちがその人をマネします。
もしもっと多くのスノーボーダーが海外の最先端のレベルを直に、そして一斉にマネしたら?
その時間差はどんどん埋まっていきます。
世界が英語社会になっていることも、日本人が海外に対して劣等感を持っている原因と言えるでしょう。
例えば北米の人たちはイントネーションの強弱で話したり、個人が独立して個人を強くアピールする文化の中に生きています。
それに対し日本人は、強弱よりも流れを主とする言語を話し、周囲との協調性を大事にする文化です。
どちらに強さを感じますか?
こんな事情が裏にあるのは否めませんし、これらは消しようがないんだと思います。
日本国内でも世界的な思考(心)を持つ強い方はもちろんいますが、日本の政治家のように多くの人が世界に対応できないメンタリティー(劣等感)を抱えているのが現状ではないでしょうか。

(続きを読む→http://dmksnowboard.com/interview/7829

 

 

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