韓国で今、一番有名なスノーボーダー/キム・ソンベ

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韓国人ライダーのソンベは、韓国では今、一番有名なスノーボーダーだ。彼は常に向上心に燃え、しばらく見ないでいると、ひじょうにうまくなっていて驚かされる。今回は、そのへんの上達について秘策を聞いてみた。

F:スノーボードを始めたきっかけは?
K:今から8年前、1990年に友達の薦めで始めました。

F:初めてやった時の感想は、
K:お尻の穴が凄く痛かった!当時はちゃんと教えてくれるインストラクターもいなっかったから、大変だったよ。今、思い出せるのは、痛かったイメージだけ。でも、その痛さにめげずに、やめなくて本当よかったと思う。

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F:ソンベの上達の秘策を聞きましょう。普段は、どのような練習をしていますか?
ハーフパイプでは、朝から高さばかりにこだわって飛んでいます。午後は、トリックの練習。一日に1トリックだけしかやりません。

F:最近練習している技は?
K:今やっているのは、バックサイド・ロデオです。それと、技ばかりでなく、高いエアーを目指しています。一番重要なのは、スタイル&スムースだと思っていますから。

F:どうやって高く飛ぶの?
K:まず、スピードを出すこと。次に、大きいナイフを振り上げるようなグッドなカービングで壁を登ることですね。絶対にスライドしないことが大事です。

F:新しいトリックはどうやって練習したらいいのだろう?
K:最初に、見本になるような良い写真とか良いビデオを探すこと。次にイメージ・トレーニングです。家の中で、本当にたくさん。次はスノーボードを持ってきて、そのトリックの動きの練習。そして、最後に山に行って実行ですね。新しいトリックでは、転ぶと危ないからパウダーがあるところで練習します。いきなり、テーブルトップには行きません。もし、そういったコンディションに恵まれなかったら、トランポリン、もしくはプールで練習です。

F:最近、何だか秘策の練習法を見つけたとか?
K:棒を使った練習です。棒を両手に持って、これでトリックの動きをやる訳です。カラダに動きを覚えさせます。棒を持ちながらトリックをやり、ランディングを見る感覚とかも補います。

F:ちょっと待って、何で棒が必要なの?なくても、できるでしょ?
K:棒はカラダの動きをスムースにしてくれるのです。これは難しいトリックの練習に絶対に必要です。

F:どうやって知ったの?
K:ニュージーランドで、フランスのコーチに出会って、教えてもらいました。カナダのコーチにも同じことを教わりました。

F:韓国に帰ったら何をやるの?
K:スノーボードの人気アップにつながることなら、何でもやります。大会、メディア、アドバイザー、時にはハーフパイプのジャッジ、テレビのプログラムとかのコメンテーターとか。大会に参加するだけではありません。

F:これからの夢は?
K:大会に参加したら、例え良い結果が出なくても、良いスタイルやイメージを残すこと。韓国のライダーの凄さをアピールしたいです。それで、将来的には自分の教え子とかが、世界一になったら嬉しいです。僕はそういった世界を目指す子たちをヘルプしたいですね。

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