世界を目指すHeart Filmsフィルマー/田島継二(2)

LINEで送る
Pocket

いよいよ発売(8月23日)まで秒読み段階に入ったHeart Films。日本から生まれたフィルム・プロダクションズが世界に発信する記念すべき作品だ。このHeart Filmsのメイン・ライダーと言えば布施忠だ が、鍵を握る男と言えばフィルマーの田島継二だろう。カナダのプロダクションズWhiteout Films時代から忠の撮影を続けて、今ではHeart Filmsには欠かせないメイ ン・フィルマー。裏も表も知り尽くした継二は、最もこの作品作りに時間と根性を捧げた一人だ。そんな継二に直撃インタビュー。


Interview by Fusaki Iida

継二くん、今シーズンもご苦労様でした。今、編集が終わって、率直な気持ちは?

無事に完成することができてかなりホッとしてます。(笑)
プレッシャーもみんな感じていたし、マスターテープまでいくのに問題が山積みだったもので・・・

改めてHeart Filmsの魅力を教えてください。この世にHeart Filmsが生まれた理由は何でしょうか?

Heart Filmsの魅力・・・、それはみんなで新しい壁を乗り越えていくことですかね。
スノーボードの楽しさを伝えていくのはもちろんですけど、みんながそれぞれ成長していくこと。
今までの枠にはまらずに、ライダー、フィルマー、エディター、みんなで成長してより楽しいビデオを作っていってますよ。
vol.1と今シーズンのvol.2を見てもらえるとみなさんにもわかってもらえると思います。
今回はボーナス映像も2時間半近くあるし。メインムービーだけではなくゆっくりみれると思いますよ。

今まであったビデオよりもっと楽しいビデオが作れるんじゃないか?
忠が日本を飛び出しバックカントリー撮影での世界の扉をひらいて何年も年経つのに、他の日本人ライダーがついてこない現状。
日本人ライダーにもっと世界へ出て行ってほしい!
Heart Filmsはそんな思いが重なって生まれました。

なるほど。そんなHeart Filmsには魅力的なライダーたちが登場します。
継二くんから見て、この人選はどんな要因により決められていると思いますか?

日本の中でスタイルのある熱いライダーが選ばれてますね。
スキルはもちろん、やる気があって、日本の枠から飛び出せるようなライダー。
キャラクターも大事ですよね。コウスケなんかは個性があって最高ですよ。ビデオでチェックしてください。(笑)

作品を見させてもらって、豊富なライディング映像でお腹いっぱいの気分になりました。
忠くんのパート、バックカントリー夜のキャンプのシーンなど、自分の脳裏に食い込んでいるシーンが多いですが、継二くんにとって最もお気に入りのシーンは?

う~~ん。どれだろう?
選ぶのが難しいですね…

忠の映像はやっぱり思い入れがありますね。
雪崩に巻き込まれたり、たった2人でバックカントリーに撮影しにいったり、ハプニングもいろいろあったから。(笑)
Burtonの広告にもなっている、雪崩のジャンプシーンはヤバかったですね。撮っている方も巻き込まれてしまわないかとドキドキでした。

ライディングの映像じゃなくても、いい表情が撮れたシーンは気に入ってます。
8mmの映像なんですけど、忠のオープニングで犬と一緒にいるシーンや、竜巻?に入ってグルグル回っているシーンとか。

ところで継二くんがフィルム撮影をしたきっかけは?

海外の多くのムービーは16mmフィルムを使っていて、憧れがあったんです。
フィルマーとして活動していくのならデジタルだけではなくて、フィルム撮影もできる様になりたいと思って。

だけど初めは調べても具体的なことが全然わからなくて・・・。
フォトグラファーのマルさんの紹介で、当時からフィルム撮影をしていたIST Picturesのモーリーさんに相談していろいろと教えてもらいました。
方向性が見えてきて凄く助かりましたね。

始めに8mmカメラを購入してフィルム撮影を始めました。
8mmも16mmも写真と同じ様に現像、そのあとに映写機からデジタルに変換する"テレシネ"という作業をしてからでないと見ることができないので、ちゃんと撮れていた時の興奮、感動はか なりありましたね。
その次のシーズンにはバイト貯めたお金で16mmカメラにステップアップし、忠とWhiteout Filmsといっしょに動くことができたんです。

フィルムの映像は独特の雰囲気があるんですよ。
8mmは荒いけどいい味のある映像で、16mmはより鮮明で、柔らかくやさしい感じの映像ですね。きれいです。

コストがかなりかかるので作品の全部を撮ることはできないですけど、もう少し増やしていきたいですね。
今はフィルムからデジタルのハイビジョンにどんどん移行していってますが、これからもフィルム撮影も続けていきたいです。

このフィルマーという世界に入りたいという人にアドバイスを。

映像の世界はやればやるほど奥深いなと今でも思います。
体力勝負で大変なこともいっぱいあるし、決して儲かる職業でもないと思います。(笑)
それを気にしないくらい、スノーボードが好きで、映像が好きなら大丈夫。
まずは行動してみましょう!

最後に今後の活動の目標を教えてください。

今後の活動の目標は、撮影・編集も一歩一歩ステップアップしていって、まずは海外トップクラスのプロダクションと肩を並べる様になりたいです。
もっとスノーボードの魅力を伝えつつ、heart色を出していければいいですね!

以下、Heart Films公式webサイト。
http://www.heartfilms.com/

田島継二2005年のインタビューは以下に。
http://www.dmksnowboard.com/interview/1027
  

LINEで送る
Pocket