世界へ羽ばたけ/石坂 亮

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思い立ったら、即行動! スノーボードがバカがつくほど大好きで、日本に留まらず世界を狙って活動を続ける男。それが今回ご紹介する石坂 亮だ。

今年1月に、リョウと撮影する機会に恵まれた。
狙うトリックに対する集中する姿は、まるで野生の鷹のようだった。また技を決めるまでのこだわり、何度でもガンガンとハイクする姿を見ていると、本当にスノーボードに対する熱い情熱が伝わった。お陰でリョウと撮影をして、とても良い写真を収めることができた。

そんなリョウのカッコいい写真と共に彼の本音に迫るインタビューをお届けしよう!


Interview & Photo by Fusaki Iida 

今季を振りかえってみて、どんなシーズンでした?

今シーズンは日本で過ごした時間と海外で過ごした時間がちょうど半分ずつぐらいでした。
シーズンはじめの2ヶ月間はアメリカのコロラドとカナダのウィスラーで練習や撮影をしました。特にカナダでの撮影ではフサキさんに案内してもらってクリフやウィンドリップなど、今まで経験したことのないナチュラルな地形で撮影できたのが凄くいい経験になりました。クリフとか落ち系の地形は下から見てチェックした感じと、上からのぞいてみた感じがぜんぜん違いすぎて戸惑ったりしましたね。
それもやってみなければわからなかったことなので本当にいい経験になりました。

シモンと滑ったのも良い経験だったのでは?

はい、偶然、ブラッコムでシモンとばったり会って、いっしょにフリーライディングしましたね。あれはホントに感動しました。
なぜ感動したかと言うと、シモンの板の乗れ具合やオーリー、身体の動きの軽さ、どれをとっても自分とは異次元なレベルでスノーボードしていたからです。
しかもコンテストやビデオじゃなく、ただのフリーライディングでみれたことが大きいですね。一番シンプルなフリーライディングだからこそシモンの半端のないうまさがわかったっていうか。
とにかくいい体験ができましたね。またぜひシモンと滑りたいですね。

ウィスラーの後は、どんな活動を?

その後は、アメリカに戻って小川マサトさんとChaos 9の撮影をしました。日本のパークでの映像は去年のChaos 8 でかなり出たと思ったので、今度は海外での映像も入れたいと思ってアメリカで撮影しました。
ビデオ撮影はChaosの他にHot Dogg filmsでも撮影をしたんですが、それはほとんど春の奥只見周辺で短期間で撮りました。
その辺りから身体の故障が目立ってきて結構苦労しました。日本に帰ってからもイベントや大会などもあったんですが、10日休んで、滑って、また休んでみたいな感じであんまりいい結果は得られなかったですね。 もっともっと元気に毎日動き回りたかったですね。
今シーズンはスノーボードを始めてから初めてケガで調子を狂わされたシーズンでした。でもそのケガのおかげで身体の事を気遣っていたわる気持ちが生まれました。
今はリハビリも兼ねて近所のジムで身体を鍛え直して、来るべきシーズンにいい動きができるように努力しています。そしてこれからはもっと多くの人にカッコいいとか楽しそうだなって思ってもらえるようになりたいですね。

そういった辛い経験を味わったリョウが、今季さらに活躍しそうで楽しみです。
いよいよシーズンインの足音が聞こえ始めましたが、今季はどんな予定を考えいますか?

シーズンはじめの12月頃にアメリカのコロラドに行ってみようかなと思っています。早く100%で滑りたいのでアメ リカで集中してみようかと思います。
始めはヒザと相談しながら、いつもよりゆっくり時間を取って足慣らしできたらなと思っています。それから調子を上げて3月くらいにUS  OPENなんかに出られたら最高ですね。早く滑りたいですねー。
自分が実際にどのくらい滑れる状態でシーズンインするのかわからないので曖昧にしか答えられないんですけど・・・、でも最近かなり調子良くなってきたので、冬まであと2ヶ月完璧に傷を治したいです。

ところで、snowstyle誌でリョウのバックサイド540が出ていましたね。あのスタイルを見て、スタイルという点では、抜群!と思ったのですが、リョウが考えるスタイルとは?

スタイルですか・・・、僕が考えるスタイルは、カッコいい動きですかね。
かっこいい!ってスノーボードにとってすごく重要なことだと思ってるんで。カッコいいってことは上手にスノーボードに乗って動けている証拠だと思うんですよ。
人にはできてても自分にはできない動きとかもあるし、逆に自分の得意な動きがありますよね。得意な動きを磨けばもっといい動きになると思うし、カッコ良くなると思うんですよね。
昔はよくビデオに出てるライダーに憧れて凄くマネしましたけど、やっぱり人の動きはマネできないことに気づいて、それから自分の得意な動きを好きなように出していこうって気づいてからですかね。
そしたら自分のスタイルがわかってきたような気がしますね。

その上手にスノーボードに乗れるって言葉に凄く共感を覚えます。うまい人って、ピンポイントに乗って、ナチュラルな感じがして。決して無理な感じないです。
今度は素朴な質問ですが、どうしたらリョウのようにうまくなれる?

えー!?うまくなるですか!?僕がほんとにうまいかどうかは別として。間違いなくスノーボードのことは好きですね。始めた時からずっと滑りまくってます。スノーボードに乗ってやるこなら何にこだわるわけでもなく、とにかく全部やってますね。いろんな人にレールが得意な人って言われたことあるけど、もともとはパイプ人間でしたよ。毎日ハイクで何十回とパイプしてた頃とかありました。パイプに入る前なんてスキー場にも行かずに勝手に近所の山で飛び跳ねてましたね。
でもパイプはパイプでボードコントロールがうまくなるし、近所の山で無数のキッカーを作ったおかげでキッカー造りもうまくなりましたね。
なのでとにかく雪山に出かけまくっていろんなことをしてるうちに自然とここまで来ましたね。あとは運良くいい友達に恵まれて。
毎日滑ってても楽しくやって来れたのは間違いなくいっしょに滑る友達がいたからですね。

リョウくんと言うと、00プロジェクト(ショップ)と切っても切り離せない、という印象があるのですが、元々どんなきっかけでライダーになったのですか?

ライダーになったきっかけは、なんでですかね。もうかなり長いですね。最初は高校生でバイトしたお金でニューモデルのボードやウェアーを買いに行ったりしてて。
その頃はまだゼロゼロじゃなくてブラフ46って言うお店だったんですよね。その頃からウェアーやボードを現社長の土屋さんに選んでもらったりしてて、土屋さんは流行にとても敏感で毎年アメリカで一番カッコいいブランドを教えてくれて、それを履いて滑りにいってました。土屋さんも僕の7つ上とかでまだ若くてお兄ちゃんって感じでしたね。
でも高校3年の冬に土屋さんがブラフから独立して00プロジェクトを立ち上げて、それと同時に僕と友達合わせて3人をライダーにしてくれたんですよね。
その頃からホントにここでは書ききれないほどいろんなことを教えてもらいました。板のワクシングから始まり、スノーボード業界やライダーとしての心構えや役割、あと礼儀まで教えてもらいましたね。
海外ライダーと対等に滑れるようになれよ。なんで日本の中だけで自分を評価するんだ。って口癖のように言われましたね。でもその言葉がなかったら今の僕はライダーにはなれていませんでしたね。
今ぼくは独立した頃の土屋さんと同じ年になったんですが、今の僕じゃとても3人のがきんちょを立派なライダーに育てることはできないですね。ホント凄いです。 

なるほど、まさに良い師匠に巡り合いがあり、今のリョウがいるんだね。
ところで以前、憧れたいたライダー、今、憧れたいたライダー、さらにリョウがこれから目指すライダー像を教えてください。

昔はJPウォーカー、今は大勢いますね。外人ライダーはやっぱり動きがクリエィティブだから憧れますね。
僕ももっとカッコ良くて、見てる人がスノーボード楽しそうでカッコいいなーって思えるような滑りをするライダーになりたいですね。

最後に一言どうぞ。

今までスノーボードして来れたことは本当にラッキーです。ほんとにいい体験と楽しい時間をいっぱいもらいました。
スノーボードしてなかったらこんなに笑う性格じゃなかったと思いますよ。あははー。
また今年も冬が来ますねー。楽しみましょう! 

石坂 亮
レギュラー・スタンス
幅:60cm
角度:前18、後-15
 
Sponsors:
VOLCOM, DC, ARNETTE, VOLUME GLOVES, 00Project, 奥只見丸山スキー場, FANINARI

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