バートンで働く若き仕事人/山口 徹

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カナダで2年間スノーボード修行して、現在はバートンに勤める山口徹の登場!ミナミのアルバイト時代から仕事人と知られる彼に、バートンでの仕事人ぶりやスノーボーディングの近況について尋ねてみた。


フサキ(以下F):久しぶり!いろいろ聞きたいことがあったんだよ。

トオル(以下T):あんまりメーカーのこととか聞かないでね。

F:話せる範囲でいいよ。最近スノーボーディングのは方はどう?
T:正直なところは、スノーボードは行くところまで行ったから、これ以上は上達しないと思うよ。なんか最近ワンメイクとか怖いんだよね。たかつえでジャンプした時、背中から落ちてケガしてからさあ。ちょうどその時、ロングボードを始めて、海の方に気持ちが行っちゃったんだよね。いる。彼は、昔から職人気質のところがあり、仕事熱心。そんなトオルの一面が見れるインタビューとなった。

F:寂しいですねえ。スノーボード人の僕としては。
T:でもね、ここ最近、アライと天神に行った時、パフパフで感覚が戻って来たよ。バートン・ジャパンにも同じレベルで滑れる奴がいて、いっしょに滑ったから調子良かった。普段、遅い連中と滑っていると、そういう時はフェイキーばかりだから、調子狂っちゃうよ。

F:もう、ウィスラーには来ないの?
T:旅行でなら行くけど。

F:今、バートン・ジャパンでやっている仕事の内容を話せる範囲で教えて。
T:今年から(98-99)バートンは、代理店契約がなくなって、直接お店に行くようになったからお客さんんとダイレクトになったんだ。今年はその出荷指示を出す仕事をやってた。ダイレクトになったことで出荷が大変で、真夏は徹夜とか多くなったよ。そういうふうになって、結果的には成功だったのかな?そのへんは左氏さん(注釈:ミナミ・スパッチオ店の店長。バックナンバーのインタビューを参考)に聞いてみて。

F:いろいろな職種があるんだねえ。選手とかにボード用品を配ることもやっているんだよね。
T:うん、それも手伝うけど、前はそれの担当だったから。今は他の人がやってくれている。今年はオレ、ハード・グッズ専門になったから。

F:1つ心配なことがあるんだけど。前バートンと言ったら絶対に定価で売っていたよね。だけど、今年は正規なのに3割とかで売っているところとかあるでしょ。
T:オレ、ディーラーのことはよくわからないけど。多少は割り引き許可しているのかなあ。

F:話変わって、カナダ修行後のトオルの人生を語ってください。
T:帰って来て、ミナミ(注釈:トオルはミナミでずっとアルバイトをしていた。とにかく取り付けが正確で速く、僕は世界一取り付けの速い男と呼んでいた)で再び働くようになった。スノーボーディングに関しては、当時オレ自信あったし、パイプとか抜きにスノーボード全体通して、そのへん滑っている連中には負けない、と思っていたよ。ところが、最近、みんなうまいでしょう。今年とかビックリしちゃうよ。先日も天神でダブル・バック・フリップをしている奴をみたし。オレが始めた時と時代が変ってきたと思うよ。

F:あと、みんな分かれてきたよね。フリーラン派、ワンメイク派とかさ。先日もミナミのストレート・ジャンプの大会でライオが、「勇亀くんうまいなあ!」と言ったのにはおかしくなっちゃったよ。もちろん、ライオだってパイプだけなくワンメイクだってうまいのに違いないけど、ワンメイクだけを取ったら全然、山崎勇亀がスペシャリストなんだよね。
T:うちのライダーにもいるよ。パイプしかやらない人。パウダーしかすべらない人とか。みんなそれぞれのフィールドで秀でていればいいんじゃないかな?でも俺はパウダーだけだね。

F:パウダーに自信があるのは、素晴らしいことだと思うよ。ところで、このホームページを見ている人で、バートンで働くことに興味を持っている人がいると思うけど、そういう人達にアドバイスは?
T:楽な仕事は世の中にないと思うから。バートンに入って来た人が、自分がやりたかったのはこういうのじゃないって、辞めて行く奴がすごくたくさんいる。だけど、与えられた仕事をやっていって、初めて言えることができると思うんだ。じゃあ、別の部門に行きたいとかね。

F:それは、あたり前のことだよね。
T:入ったらみんなもうライダーと接せる、マーケティングができると思って入ってくるんだよね。だけど、そうじゃなくてオレらみたいに商品をお店に出しているのもいれば、ライダーの面倒を見るのもいるし、だから華やかな仕事ばかりじゃない。どこの会社でも同じだと思うけど。

F:トオルが入社した時、何て言ったんだっけ?
T:オレはバインディングが作りたい、って言った。

F:それが、やっぱり伝わったよね。他の落ちちゃった人は、ライダー接したいとか、言ったんでしょ?
T:うん、たぶんね。

F:最後に今後に目標と夢を?
T:もっとサーフィンをやっていきたい。前、フサキさんといっしょにスクールで周ったのを思い出すけど、サーフィンやってる人にスノーボード教えると割と上達早いんだよね。サーフィンってスノーボードと似ているんだ。パイプとかクォーターとか個々のモノで見ていけばスケートに似ているけど、感覚的にはサーフィンに似ている。スノーボードは頭打ちだから、サーフィンをやっていきたい。

F:そういうのも大事だよ。サーフィンをやっていって、またスノーボードをやりたくなったら、やればいいんだから。カナダに来なよ。また、ウィスラーに来て、一真とかといっしょにトゥリーとか入ってパウダー食おうよ。
T:うん、そうだね。一週間ぐらい休みとっていつかは。

 

編集後記:
トオルがスノーボードを始めてまもない頃、あまりのセンスの良さに驚いたことがある。ターンをやっと覚えたところなのに、クルクル回っていたのだ。後に彼はカナダで修行して飛躍的に上達した。それからの選択幅はいろいろあったのだが、今はバートンに勤めている。彼は、昔から職人気質のところがあり、仕事熱心。そんなトオルの一面が見れるインタビューとなった。

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