【ハウツー】シーズン前にしっかりとやりたい!オーリー

LINEで送る
Pocket

TEXT: Fusaki IIDA

news141209j

さあ、シーズン・インだ。
この時期は、まだ雪が少なくてあまりゲレンデを大きく使えないケースが多いことだろう。
だけど、少ないエリアでも練習できるのは、オーリーだ。

オーリーは、ジャンプで高さを出すテクニックで、フリースタイルでは基本中の基本。
また、何度も練習することで、スノーボーダーに必要な脚力を付けることもできる。一度練習した人なら滑るよりもずっと体力が必要なことがわかったことだろう。

しかし、一方、うまくオーリーするのはなかなか難しいもので、奥深いテクニックだ。

そこで、今回、改めて初心者でもわかりやすくオーリーを説明しよう。
DMKでは、これまで何度かオーリーのハウツーを紹介して来たので、その写真や動画なども改めて流用し、わかりやすく説明するぞ。

オーリーに適さない板とは?

以前、DMKクラブのキャンプでオーリーを教えていた時、なかなかうまくできない女の子がいた。なぜだろう?と思って、板をあおらせてもらうと、その板はカービングターンに適したもので、とても固かった。その子の脚力ではなかなかたわませられない。あの瞬間、僕はオーリーのやり方うんぬんの前に、ギア面でのチェックが必要だと思った。あの固い板では、一生オーリーの感覚なんてつかめないと思った。

昨今、板の形状はキャンバーの他にロッカー、フラットなど様々なものがあるが、基本的にはどんな板でもオーリーは可能だ。
ロッカーの方がオーリーがやりやすい、軽い板の方がやりやすいなどあるが。
僕自身、キャンバーの板でオーリーを楽しんでいる。

ただし、あまりオーリーに適さない板というのがある。
それは、以下の2つ。

1)固い板
2)長い板

もし、オーリーを楽しむスノーボーダーになりたいと思ったら、以上の2つは避けた方がいいだろう。
ちなみに固くて長い板の良い点は、高速安定性が高いこと。また固さに関わらず長い板はパウダーでの浮遊感を得られやすいため、パウダー・ボードに最適。

 

オーリーできない!という8割の人は練習量が足りない

次によくオーリーをやろうとしているのに、なかなかできない人について。
雑誌やネットなどを通して、ある程度のうんちくはわかっているのに、なかなかできないという方。
自分のコーチングの経験では、8割の人が練習量が足りない。
もの凄く乱暴なアドバイスを送るとしたら、「ともかくできないという暇があったら、練習すればできるようになって来るよ。」と言いたいのだ。

ちょっとやろうとして、できない。だから、あきらめているという人が少ないのである。
できないと、恥ずかしい気持ちもあって辞めてしまうのかもしれないが、他人は自分が思っているほど自分のこと気にしていないものだよ。だったら、どんどん練習しようよ。

じゃあ、どこでやるかって?
それこそ、どこでもできるんだ。
まず、リフトで上がってバインディングを装着したところ。そこは結構フラット(平ら)だったり、和やかな傾斜だったりするよね。そういうところはオーリーしやすいよ。だから、必ずぴょこんぴょっんって、2、3回練習しよう。

あとは、リフト乗り場のところ。
滑走してリフト乗り場のところに行く時、スピードを緩めるけど、そんなところもオーリーがやりやすい。やはり、ぴょこんぴょこんって、2、3回やってみるといいよ。

こうして、ちょこちょこ練習していれば、1日に50回~60回ほど練習することができるかもしれないね。
そして、オーリーするために必要な太ももやふくらはぎ、また板を引き付ける時の腸腰筋などの筋力も上がってくるよ。

 

基本はテールプレスからのジャンプ

適した板がわかった。練習の数が大切なことはわかった。
じゃあ、そもそもオーリーのやり方は?

もちろん、様々な人が様々な方法を伝えているわけだけど、僕はテールプレスからのオーリーだと思う。
これはずっと前、DMKライダーだった平野創に教えてもらった方法だ。

まずはテールプレスを作る。つまり、腰を後ろ足の真上に乗せるような感じ。そして、ノーズが上がってまさにテールにプレス、押し付ける状態のこと。この時、頭が下がっちゃったり、腰から上半身がズレるように、上体だけが後ろ側に行くケースもあるけど、そうならないように気を付けよう。

このテールプレスだけでも、慣れていない人は難しく感じるものだし、脚力がいるもの。ともかく、このプレスの形をビシっと決められるように家のじゅんたんの上でもいいから何度もトライ。そこから真上に跳ねれば、オーリーになる。

以下、止まった状態からのオーリーは、シモン・チェンバレンが見せてくれたもの。
参考にしてみよう!

news141209k

 

世界一美しいソラーズのオーリー

先ほどの止まった状態からのオーリーをやってみたら、今度は低速で動いた状態でやってみるといいし、またちょっとした凸凹からあったら、そういうところやってもいい。あと、僕のオススメは、迂回コースから落ちるようなスポット。
迂回コース側が、平たく踏みやすいので、そこでしっかりとオーリーをかけやすいからだ。オーリーする時には、なるべくテールが雪面に残るようにして。つまり、ギリギリまで待ってやること。そうすると、きれいにホップができるよ。

そして、次に小さなキッカーでオーリーするといいのだけど、そこでこの写真を紹介したい。
ここに紹介するライダーは、マーク・ソラーズ。今ではバートンの押しも押されぬトップ・ライダーだ。
彼がまだ若手だった時、サマーキャンプでコーチングしていた時に撮ったものだ。
写真からは、めちゃくちゃテールを利して蹴っているという感じはしないけど、キッカーにうまく合わせて飛んでいるよね。それで、空中ではあまりにも余裕があり過ぎて(?)、板をシフト。つまり、滑り手から見て右側に捻っている。なんか足の先から指の先までもの凄くきれいなオーリーなんだよね。あくまでも独断と偏見かもしれないけど、僕が思う『世界一美しいソラーズのオーリー』。

良い見本は、あなたのスノーボーディングにとって良薬になるので、ぜひ参考にしてみてください。

news141209l

 

高いオーリーで評判!マイクが教えるハウツー動画

そして、最後はよりビジュアル的に理解するために、僕のイントラ仲間のマイク・バートンのオーリー、ハウツー動画を紹介しよう。
彼は、イントラ仲間でも、最もオーリーが高いという評判なんだ。きっと普段からスケートでオーリーを練習しているから、こんなにうまくできるのだろう。もちろん、普段スケートをやらない人にも大いに参考になるもので、こちらの動画も合わせてオーリーのご理解にお役立てください!

 

LINEで送る
Pocket