スノーボードを永遠に楽しむ方法

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ある科学者の見解によれば、
人間はどんな刺激に楽しいことをやっていたとしても、いつかそのことがつまらなくなって来て、飽きてしまうことが起きるそうだ。

確かに。自分の経験と照らしても腑に落ちる。

スノーボードを始めて今季で32シーズン目を迎えたが、最も刺激的だったのは、スノーボードを始めて2日目のこと。
自分が思ったようにターンができた時だ。あの時の感激は忘れられない。

春。シャバ雪で、名前も覚えていないような小さなスキー場。リフトは1本というところだった。
楽しくて楽しくて、ランチも取らずに一日中滑っていた。
世の中にこんなに楽しい遊びがあるのか、と思ったものだ。


(左、最初のマイボード、MOSS V1。右、最初のスポンサーボード、SNOWTECH。)

いっしょに行った親戚の兄ちゃんが、
「フサキ、このスノーボードというのは、いつか人気が出るに違いない。こんなにおもしろいのだから。
今、どっかの山に行って毎日滑れば、きっと有名なプロ・スノーボーダーになれるぞ。」
と言われたものである。

当時、そのことに深く感銘を受けた僕は、高校を辞めることを親に交渉したが、高校だけは卒業してくれ!の説得で断念。
しかし、その思いは強く、二十歳の時には当時働いて会社を辞めて、野沢に飛び出した。

あの時のスノーボードもメチャクチャに楽しかった。
そこで出会った仲間と共に毎日滑りまくった。

そして、その後、ニュージーランド、カナダに行くことになる。
海外に行くと、また海外の仲間ができる。大会に行けば、刺激を受ける。
そんな繰り返しで、どんどんスノーボードにのめり込んでいった。

今、32シーズンを振り返ると、残念ながらもうあの日の刺激は僕にはない。
春になれば息子のサッカー試合の方が、気になる今日この頃だ。

しかし、今でもスノーボードは楽しいと思う。
今季も100日上がっているが、楽しいライディングに出会うことができる。
スノーボードに対する初恋は、さらに深いものに愛情に変化したということか。

スノーボード・レッスンを通して、生徒さんと楽しさを共有することが好きだ。
帰り際、笑顔で別れる時、ああ、スノーボーダーで良かったと思う。

だが、中には残念なことに、スノーボードがつまらなくなってしまったり、スノーボードを辞めてしまう人もいるようなので、そういうことを聞くと、残念に思う。
そこで僕なりに、スノーボードを永遠に楽しむ方法を紹介したい。

1)ゲレンデ探索
いつも行くゲレンデではなく、行ったことないゲレンデに行くようにしてみる。
地図を見ながら、新しいゲレンデを探索するのは楽しいことだろう。

2)新しい仲間と行ってみる
いつもいっしょに行く仲間ではなく、新しい仲間と行ってみるとまた違う発見ができるだろう。
どうしても仲間が見つからない方は、僕が始めたDMK SNOWBOAD CLUBもぜひ利用してみて!きっと新しいスノボ・フレンドが見つかるよ。
http://dmksnowboard.com/club

3)新しいトリックに挑む
まだ自分がやったことがない新しいトリックをやってみよう。
スノーボードのトリックは、何もジャンプだけではない。最近はリバースターンなど、飛ばないトリックもいろいろあるからね。
自分がどんなトリックをやっていいかわからないという方は、世界中に溢れるスノーボードの動画をチェックしてみよう。そこから、ゲレンデ内で滑っているものをセレクトし、もしかしたら自分ができるかもしれない、という動きに注目。
その新しいトリックを研究して、実際にやってできた時、また新しい刺激が待っていることだろう。

4)カッコいい写真を残す
見ているだけで、普段の生活モチベーションが上がってしまうようなカッコいい写真を残してみよう。
仲間と撮影し合って、撮影大会にするのもいいだろう。
カッコ良い写真を、いつも自分が座るデスクなどに置いてみる。さらにテンション上がるよ。

5)新しいギアを買ってみる
ウェアにしろ、ボードにしろ、アクセサリーにしろ、自分が使ってみたいなあ、と思う新しいギアを買ってみよう。
それで、実際に購入して雪上に行ったら、その姿をフェイスブックにアップするのもいいだろう。
「いいね!」たくさんもらったら、さらに良い刺激になるね。

6)パウダーを滑る
これぞスノーボード倦怠期を打ち破る一番の良薬!
最近は、バックカントリーのツアーや、キャット(雪上車)のツアーなどもあるので、そういうところで積極的にパウダーを狙うのもいいだろう。もちろん安全第一だから、ゲレンデ以外のところを滑る時は、それなりの安全知識、ギアはマストだよ!!

7)友達に教えてみる
これは僕が行っているイントラの仕事に重なる部分でもあるけど、友達に教えたりすのはまた違った楽しさがあるものだよ。
自分がつかんだコツを映像に残して、ユーチューブにアップするのも良いかもしれいね。そのコツがいろいろな人から感謝されれば、また一段とスノーボードの楽しさをつかみ取ることができるであろう。
そう言えば、自分も昨シーズン、DMK CLUBでリバースターンを教えたくて、その習得に励んだものだ。そういうこともスノーボードの楽しさの要素。

以上。

まあ、みんなが知っているようなことばかりかもしれないけど、改めて気づくこともあるかもしれないので、ざっとご紹介してみました。
スノーボードのことで相談あったら、遠慮なくメールで質問をくださいね。
こうして質問をいただき、またハウツーなどのコンテンツで活かすことも、自分にとってはスノーボーダーとしての生きがいもであるので。遠慮なく!

e-mail: fusaki@dmksnowboard.com

 


飯田フサキ プロフィール
東京都出身、現在カナダ・ウィスラー在住。
スノーボード歴30シーズン。そのほとんどの期間、雑誌、ビデオ等スノーボード・メディアでのハウツーのリリースに捧げている。
90年代を代表するスノーボード専門誌SNOWing誌では、「ハウツー天使」というハウツー・コラム執筆。季刊誌という状況で100回以上連載という金字塔を立てる。またSnowBoarder誌初期の頃から様々なハウツー・コーナーを担当し、その中でも一般読者にアドバイスを贈る「ドクタービーバー」は大人気に!その他、自身でディレクションし出演もしたハウツービデオ&ハウツー本は大ヒット。90年代のスノーボード・ブームを支えた。
現在も日本最大規模のスノーボード・クラブ、DMK Snowboard Clubの責任者として活動し、シーズン中に一回は日本へ帰国しコーチングも行っている。
普段は、カナダのウィスラーのインストラクターとして活動し、今なお世界中の多くの人にスノーボードの楽しさを伝え続けている。

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