防げるケガと防げないケガ

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スノーボードの上達論を語る上で、避けて通れないことはケガのことである。

最近、自分もちょっとしたケガをしてしまったのだけど。(以下、日記参照)
http://www.dmksnowboard.com/diary/fusaki/2009/3/

結局、翌日は滑ったし。一応、24年間、ケガでスノーボードを休んだことがないことは、1つの誇りである。

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自分の中では、ケガというのは2種類ある。

1つは、不注意による防げたケガ。
もう1つは、いろいろ注意をしたり、最善を尽くしたが、不慮の事故などによるケガ。

仕事柄、山には良く行くし、多くのライダーなども知っているが、そのケガが生じた話を聞くと、防げたものであるケースがとても多い。

例えば、パークのキッカーでろくに下見をしないで飛んでケガをしてしまったとか。
テストジャンプをせずに、いきなり回してしまったとか。
寝不足、二日酔いなどで体調が悪いのに、無理して滑ってケガをしたとか。
疲労困憊で、本来なら潔く下山すればいいのに、無茶して滑ってケガをしたとか。
プロテクターやヘルメットをしていなかったことのよるケガとか。
ストレッチングをろくにやっていないでスノーボードしてケガをしてしまったなどなど。

ケガをしてから「あーあ、こういうことをしていれば防げたのにな」というケースが多々あるのだ。

スノーボードはある者にとっては遊びかもしれないし、ある者にとっては仕事かもしれない。
スノーボードが自分にとってどんなものでも、アクションスポーツでは変わらないし、ある種のエクストリーム・スポーツでもある。そう考えると、そのスポーツに対する心構えというか、ある種の緊張感はあった方がいいと思うのだ。
そうしたスノーボードに対する思いが、準備を生み、ケガから守ってくれる。

最近のスノーボーダーは、パンツを下ろして、下着パンツを見せちゃっているのとかいて、一見するとアクションスポーツでもあるスノーボードに対して、不真面目であるようにも見えるかもしれない。だけど、そんな格好のことはさておき、スノーボードに対しては、真剣に向き合ってケガに気をつけてほしい。実際、一見ダラしなさそうな格好したプロ・ライダーが、本当は真剣に取り組んでいたりするのだから。

ケガでシーズンを棒に振ることほどバカバカしいことはないし、ましてそれで学業や仕事がおろそかになってしまったとあっては最低のこと。だから、何度も言うようだけど、できる限りケガはしないように事前にやれることだけは、やってほしいのだ。

もし、すでにそんな防げたケガをしてガッカリしてしまっている人へ、これからは2度とそんなことがないように気をつけよう。スノーボードは、これから先、数十年も楽しめるもの。準備をしっかりとやっておけば、もっともっと楽しむことができるんだからね。

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